「上限750万円」という数字だけを見て、この枠にいきなり申請しようとすると弾かれます。岡山市の「IoT・AI等先端技術導入支援補助金(検証済み先端技術導入事業)」は、前年度に事前検証を済ませた事業者だけが進める本格導入向けの枠だからです。
対象になるのは、市内に本社または主要な事業所を持つ中小企業者で、工場・店舗等のIoT化やAI技術の導入、ロボット活用を本格的に進める段階の取り組みです。補助率は対象経費の1/3、上限は750万円。令和8年度の募集は4回に分かれ、最後の募集(11月30日締切)を受け付けています。
岡山市IoT・AI補助金(検証済み先端技術導入事業)の要点まとめ
正式名:岡山市IoT・AI等先端技術導入支援補助金(検証済み先端技術導入事業)
だれが
- 申請者
- 事業者(法人・個人事業主)
- 対象業種
- 業種指定なし(工場・店舗等でIoT化・AI導入・ロボット活用を本格導入する中小企業者)
- 利用目的
- IoT・AI・ロボット等の先端技術の本格導入
- 対象地域
- 岡山県岡山市
- 従業員数
- 中小企業者であること(岡山市内に本社または主要な事業所を有すること)
いくら
- 補助上限額
- 750万円
- 補助率
- 3分の1
いつ・どこへ
- 申請受付
- 募集(4):〜令和8年11月30日(月曜日)。今年度最後の募集(6月30日・8月31日・9月30日の締切分は終了)

この枠だけを単独で使うことはできない
検証済み先端技術導入事業の対象は、前年度に事前検証事業を実施した事業者、または同等の検証を実施済みの事業者に限られます。効果や実現性を確認しないまま750万円の枠だけを申請することはできない、という設計です。「同等の検証」がどこまで自社の実績で認められるかは、公式ページに詳しい基準の記載がありません(岡山市産業観光局商工部産業振興課ものづくり振興係へお問い合わせください)。
対象になる経費
対象経費は次の5区分です。
- 外注費・手数料・報酬費: システム構築の委託費、技術指導費など
- 機器・システム等購入費: センサー、ロボット、ソフトウェア等の購入費
- 賃借料・使用料・利用料: 機器のリース料、クラウドサービス利用料、ライセンス料など
- 原材料費: 設備を自社で製作する場合の材料費
- 運搬費: 導入する機器等の運搬料
事前検証事業の段階と違い、本格導入の枠では機器購入費と構築費が経費の中心になります。例えば搬送ロボットを工程間に導入する場合、機器購入費・構築費が900万円なら1/3の300万円が補助され、自己負担は600万円です。
対象になる事業者の条件
- 岡山市内に本社または主要な事業所(工場・オフィス・店舗等)があること
- その岡山市内の事業所で取り組みを実施すること
- 市税を滞納していないこと
- みなし大企業(大企業が株式の一定割合を持つ等で中小企業と同等に扱われない会社)でないこと
よくある質問
事前検証事業を経ずに、この枠だけ申請できますか?
できません。前年度に事前検証事業を行った事業者、または同等の検証を実施済みの事業者が対象です。まだ検証を行っていない場合は、先に事前検証事業を申請する必要があります。
補助率1/3・上限750万円というのは、対象経費全体に対する割合ですか?
対象経費に補助率1/3を掛けた額と上限750万円の低い方が補助額になります。対象経費が2,250万円を超えても、補助額は750万円で頭打ちです。
令和8年度の受付はいつまでですか?
令和8年度の最後の募集は11月30日(月曜日)締切です。6月30日・8月31日・9月30日の締切分は終了しています。締切は変更されうるため、申請前に必ず岡山市公式ページで最新情報を確認してください。
