省エネ技術を持っているのに海外で採用が広がらない——その原因が「国際標準に乗っていないこと」だとしたら、それを解決する補助金がありました。令和3年度ルール形成を用いた省エネルギー加速型市場形成促進事業費補助金は2021年5月31日で募集を終了しており、現在は申請できません。
この補助金は、省エネルギー分野で日本の優れた技術を国際的な標準・規格として広めていくための、フォーラム標準化活動(業界団体等でのルールメイキング)にかかる費用を支援していました。経済産業省が所管しています。
省エネ加速型市場形成促進事業費補助金の要点まとめ
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 申請者 | 事業者(法人) |
| 制度名 | 令和3年度ルール形成を用いた省エネルギー加速型市場形成促進事業費補助金 |
| 対象業種 | 汎用 |
| 利用目的 | 脱炭素・省エネ |
| 対象地域 | 全国 |
| 従業員数 | 規定なし |
| 補助上限額 | 上限2,000万円 |
| 補助率 | 3分の2以内 |
| 申請受付 | 終了(2021年4月23日〜2021年5月31日) |
| 公式サイト | https://www.meti.go.jp/information/publicoffer/kobo/2021/k210423003.html |

対象になるもの・ならないもの
- 対象になる: 省エネ技術の国際規格化に向けた業界フォーラムでの活動費、標準化提案のための実証・調査費用
- 対象にならない: 省エネ設備そのものの導入費(この補助金は「標準化活動」が対象で、設備投資への補助は別の省エネ系補助金の役割)
ここを取り違えると申請できません。 「省エネ」という言葉から設備導入の補助金だと思って問い合わせると対象外になります。この制度は技術を国際標準に乗せる働きかけへの支援に特化していました。
似ている別の制度との違い
同時期に「社会課題解決型市場形成促進事業費補助金」という兄弟制度がありました。対象分野が「省エネルギー」か「その他の社会課題」かの違いだけで、標準化活動を支援する骨格は同じです。どちらも現在は「国際ルール形成・市場創造型標準化推進事業費補助金」に統合されています。
今から申請できる後継制度
現在申請できるのは、国際ルール形成・市場創造型標準化推進事業費補助金です。令和7年度は2025年4月17日〜5月15日に公募が実施されました。経済産業省は「市場形成ガイダンス」という手引きも公開しており、ルール形成型の市場創出を検討する事業者向けの参考資料になります。
よくある質問
今から申請できますか?
できません。令和3年度分は2021年5月31日で終了しています。
後継の制度はありますか?
あります。「国際ルール形成・市場創造型標準化推進事業費補助金」に統合されており、経済産業省が公募を継続しています。
省エネ設備の導入費用も補助されますか?
されません。この補助金は国際標準化活動への支援に限定されており、設備投資そのものは別の省エネ関連補助金(設備更新・省エネ診断系)を確認する必要があります。
