省エネ技術を持っていても、国際的な基準(標準)に位置づけられなければ市場では評価されにくいという壁があります。技術力だけでは足りず、「ルールそのものを作りに行く」動きが要る分野です。
【再公募】令和4年度ルール形成を用いた省エネルギー加速型市場形成促進事業費補助金は、省エネという社会課題の解決と事業の持続可能性を両立させる国際ルール(フォーラム標準)の構築活動を支援する制度でした。補助上限額は2,000万円、補助率は2/3以内。この記事を書いている時点で、本回の募集は2022年7月26日に終了しています。
ルール形成を用いた省エネルギー加速型市場形成促進事業費補助金の要点まとめ
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 申請者 | 事業者(省エネの国際ルール形成に取り組む法人) |
| 制度名 | 【再公募】令和4年度ルール形成を用いた省エネルギー加速型市場形成促進事業費補助金 |
| 対象業種 | 汎用 |
| 利用目的 | 脱炭素・省エネ(国際的なフォーラム標準の構築活動) |
| 対象地域 | 全国 |
| 従業員数 | 規定なし(公式ページに記載なし) |
| 補助上限額 | 2,000万円(20,000,000円) |
| 補助率 | 2/3以内 |
| 申請受付 | 2022年7月26日12:00に終了 |
| 公式サイト | 経済産業省「【再公募】令和4年度ルール形成を用いた省エネルギー加速型市場形成促進事業費補助金の公募について」 |

「フォーラム標準」という聞き慣れない対象経費
補助対象となる「フォーラム標準」とは、ISOやIECのような公的な国際標準化プロセスを経ずに、特定の利害関係者どうしの合意にもとづいて作られる基準のことです。この制度は、省エネ市場の形成を加速させるフォーラム標準づくりに必要な、次のような活動費用を支援していました。
- 国内外の移動・滞在費
- 情報収集・情報発信にかかる費用
- 利害関係者との調整会議の開催費
- 新規フォーラムの立ち上げ・運営、既存フォーラムへの参画にかかる費用
- フォーラム標準の原案開発・提案にかかる費用
省エネ技術そのものへの補助ではなく、その技術が国際市場で正当に評価される仕組みづくりにお金を出す制度、という位置づけです。
似た名前の「社会課題解決型」版との違い
経済産業省は同種のスキームで、省エネに限らず幅広い社会課題を対象にした「国際ルール形成・市場創造型標準化推進事業費補助金(ルール形成を用いた社会課題解決型市場形成促進事業)」も別途実施しています。名称が似ているため、応募する際はどちらの回・どちらのテーマかを取り違えないよう注意が必要です。
- 省エネに特化したテーマなのか、より広い社会課題なのかを整理する:似た制度が複数走っているため、自社の取組テーマに合う枠を選ぶ必要があります
- フォーラム標準づくりの実績・構想を棚卸ししておく:単独の技術開発ではなく、標準化活動としての説明が求められる分野です
- 経済産業省の公募情報ページを定期的に確認する:ルール形成関連の補助金は年度ごとに名称・テーマを変えて公募されています
よくある質問
今から申請できますか?
令和4年度分(再公募)の募集は2022年7月26日に終了しています。ルール形成・標準化関連の補助金は年度を変えて継続実施される傾向があるため、経済産業省の公式ページで最新の公募状況を確認してください。
個人事業主でも申請できますか?
国際ルール形成の活動を担う事業者を想定した制度です。個人事業主が対象になるかどうかは、経済産業省への直接確認をおすすめします。
省エネ設備の導入費用にも使えますか?
いいえ。この制度は設備投資そのものではなく、国際的なルール形成(フォーラム標準構築)にかかる活動費用を対象としています。設備投資を検討している場合は、別枠の省エネ関連補助金を確認してください。
