後継者に何を学ばせるか、費用はどこまで見るか。龍ケ崎市は、その研修費用の半分、上限100万円を補助します。
対象は、創業20年以上の市内中小企業・小規模企業です。代表者が50歳以上、後継者が40歳以下という年齢要件があります。茨城県事業承継・引継ぎ支援センターの支援を受けていることも条件です。
龍ケ崎市バトン承継支援事業補助金の要点まとめ
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 制度名 | 龍ケ崎市バトン承継支援事業補助金 |
| 対象業種 | 業種指定なし(市内の中小企業・小規模企業) |
| 利用目的 | 後継者が受講する研修・講座・修学費用の補助による事業承継の促進 |
| 対象地域 | 茨城県龍ケ崎市(市内で5年以上事業を継続する意思があること) |
| 従業員数 | 中小企業・小規模企業(創業から20年以上経過していること) |
| 補助上限額 | 100万円 |
| 補助率 | 1/2(補助対象経費の2分の1、1,000円未満切り捨て) |
| 申請受付 | 令和8年6月1日〜9月30日(交付決定は11月頃予定)(採択の後に届く正式な通知。これより前の発注・契約は対象外) |
| 公式サイト | https://www.city.ryugasaki.ibaraki.jp/jigyosha/sangyo/zigyousyoukei.html |

対象になる会社、対象になる後継者
対象になるには、次の要件をすべて満たす必要があります。
- 龍ケ崎市内の中小企業・小規模企業であること
- 創業から20年以上が経過していること
- 代表者が申請日時点で50歳以上であること
- 後継者が申請日時点で40歳以下であること
- 市内で5年以上、事業を継続する意思があること
- 茨城県事業承継・引継ぎ支援センターの支援を受けている、または受ける予定であること
この6つのうち、どれか1つでも外れると対象になりません。 特に年齢要件は、代表者・後継者の両方が同時に満たす必要があります。
対象経費は「後継者の学び」に絞られている
対象経費は、後継者が受講する研修・講座・修学の受講料です。オンライン研修も含まれますが、修了証等が発行されるものに限られます。
参加するだけの単発セミナーは対象になるでしょうか。修了証が出ない形式の場合、対象外になる可能性が高いです。申し込む前に、修了証の発行有無を確認してください。
補助額をシミュレーションする
事業承継の実務研修に、後継者が年間80万円かけて通うケースを考えます。補助率1/2なので、補助額は40万円。残り40万円が自己負担です。
上限に届く水準も見ておきます。専門機関の経営後継者育成プログラムに200万円かけた場合、補助率1/2で100万円。ここで上限の100万円に到達します。それ以上の受講料は自己負担が増える計算です。
補助対象期間は最長2年度です。1年目に100万円分の研修を受け、2年目も同じ研修の継続分として申請すれば、2年間で最大200万円分の受講料に対して補助を受けられる計算になります。ただし2年目も同一の研修等であることが条件です。
申請の流れと必要書類
| タイミング | やること・必要書類 |
|---|---|
| 申請前 | 茨城県事業承継・引継ぎ支援センターへの相談・支援利用の確認 |
| 申請時(令和8年6月1日〜9月30日) | 交付申請書、事業計画書、収支予算書、誓約書を提出 |
| 交付決定(11月頃予定) | 決定通知を受けてから受講・支払いを進める |
| 2年目に継続申請する場合 | 同一研修等であることを証明する資料をあわせて提出 |
| 受講終了後 | 実績報告書、受講料の支払いを証明する証憑を提出 |
国の事業承継・M&A補助金は、後継者研修だけでなく、承継を機にした設備投資や新商品開発まで幅広くカバーします。龍ケ崎市のこの補助金で後継者の学びを支え、承継後の投資は国の補助金であわせて狙う、という組み合わせ方も考えられます。ただし国の補助金は事業計画の書き方で採択・不採択が分かれる審査型です。
よくある質問
代表者が49歳、後継者が41歳の場合は対象になりますか?
対象外です。代表者は50歳以上、後継者は40歳以下という要件を、どちらも満たす必要があります。1歳でも外れると申請できません。
修了証が出ない単発セミナーの参加費は対象になりますか?
対象外の可能性が高いです。対象経費は「修了証等が発行されるもの」に限定されています。申し込む前に発行の有無を確認してください。
2年連続で申請すれば、上限額も2倍になりますか?
年度ごとに上限100万円の枠があります。ただし2年目の申請は、1年目と同一の研修等であることが条件です。別の研修に切り替えると、継続申請とは認められない可能性があります。
