飲食店や旅館の厨房に生ごみ処理機を入れるとき、見積書より先にやることが1つあります。志摩市の環境・ごみ対策課への事前相談です。
志摩市は、市内の事業所が出す生ごみを自分で処理するための処理機について、本体の税抜価格の1/2(上限300万円)を助成します。購入後の申請は受け付けられず、交付決定の前に買った分は対象外です。
志摩市 事業系生ごみ処理機設置助成金の要点まとめ
正式名:志摩市事業系生ごみ処理機設置事業助成金
だれが
- 申請者
- 事業者(法人・個人事業主)
- 対象業種
- 業種の指定なし(生ごみを出す市内の事業所)
- 利用目的
- 事業用の生ごみ処理機の購入・設置
- 対象地域
- 三重県志摩市
- 従業員数
- 規定なし(個人事業主は市内に住所があること)
いくら
- 補助上限額
- 300万円
- 補助率
- 処理機本体の購入費(税抜)の1/2
いつ・どこへ
- 申請受付
- 期間の記載なし(購入前の事前相談・申請が必須)
うちの事業所は対象になる?
次のすべてに当てはまれば、対象の見込みです。
当てはまるものにチェックを入れてください。0 / 5
対象になるのは、飲食店や宿泊施設などが出す「事業系一般廃棄物」の生ごみです。処理機は、発酵や乾燥などで堆肥化・減量化・消滅化する機械に限ります。
次のどれかに当たると対象外です。
- ✕ 購入が交付決定より前
- ✕ 中古品・転売品・リースの機器
- ✕ ディスポーザー
- ✕ 食料品製造業などの産業廃棄物の処理が目的
食料品製造業などから出る生ごみは産業廃棄物にあたり、この助成金の対象ではありません。
いくら戻ってくる?
処理機本体に支払った額(税抜)の半分です。千円未満は切り捨てで、上限は300万円です。上限に届くのは、本体価格(税抜)が600万円以上のときです。
- 本体200万円(税抜)の処理機:200万円 × 1/2 = 100万円
- 本体80万円(税抜)の処理機:80万円 × 1/2 = 40万円
- 本体700万円(税抜)の処理機:700万円 × 1/2 = 350万円 → 上限の300万円
- 本体123万4,567円(税抜)の処理機:半額は61万7,283.5円 → 千円未満を切り捨てて61万7,000円
助成の対象は本体の代金だけです。運搬費・設置工事費・付帯設備の費用は含まれません。見積書では、本体と工事費が分かれているかを先に見ておくと、戻る額を読み違えません。
何に使える?
対象にならないもの
- 運搬費
- 設置工事費
- 付帯設備の費用
- 1事業所で2台目以降の処理機
対象になるもの
- 処理機本体の購入費(税抜)
助成は1事業所につき1台です。
申請の流れ
- 環境・ごみ対策課に事前相談する(事業者→志摩市。機器を買う前に)
- 交付申請書と添付書類を出す(事業者→環境・ごみ対策課。様式第1号)
- 交付決定を待つ(志摩市→事業者。決定の前に購入しない。内容を変えるときは先に市の承認を取る)
- 処理機を買って設置する(事業者。設置前後の写真を撮っておく)
- 実績報告書を出す(事業者→志摩市。様式第4号)
- 交付額の確定通知を受けて請求書を出す(志摩市→事業者→志摩市。様式第6号)
受付期間は公式ページに書かれていません。通年で受け付けるのか、予算がなくなり次第終わるのかも読み取れなかったため、動き出す前に環境・ごみ対策課(0599-44-0228)で確かめることを勧めます。
必要な書類
準備できた 0 / 10
位置図は、処理機を置く場所が分かるものです。仕様書か取扱説明書には、機器の稼働実績を含めます。市税の完納証明書は、申請日から3か月以内に発行されたものが必要です。当面の間は、滞納がないことの証明で代えられます。ここまでが交付申請時の書類で、実績報告書以降は設置後に出します。そのほか市長が必要と認める書類を求められることもあります。
もらえなくなるのはどんなとき?
- 交付決定の前に買った:購入後の申請は受け付けられません。気づいてからでは取り返せないので、見積もりを取る前に相談します。
- 5年以上使わなかった:設置完了後5年以上の継続使用が条件です。やむを得ず5年未満で故障したときは、すぐ市に報告します。
- 堆肥などを放置した:処理機で作った堆肥などは、使うか適切に処理する決まりです。
- 条件に違反した:交付決定の取消しや、受け取った助成金の返還を求められることがあります。
使い始めたあとにも、毎年1年間の処理実績の報告や、使用状況の調査への協力が続きます。設置場所を変えるときは、事前に市へ報告が必要です。
よくある質問
すでに買った処理機でも申請できますか?
申請できません。この助成金は購入前の事前相談と申請が必須で、購入後の申請は受け付けられません。交付決定の前に購入した場合も対象になりません。すでに購入してしまった機器は、別の機器を新しく買う場合を除いて対象外と考えるのが安全です。これから買うなら、見積書を取る段階で環境・ごみ対策課に電話して、順番を確かめておくと安心です。
中古やリースの処理機は使えますか?
使えません。対象は新品の処理機で、中古品・転売品・リースは公式ページで対象外とされています。知り合いの店から譲り受けた機器や、中古市場で見つけた機器も同じ扱いになります。ディスポーザーも対象外です。購入先が決まったら、新品であることが見積書や仕様書から分かるかを確かめておくと、書類の出し直しを防げます。
いくらまで助成されますか?
処理機本体の購入費(税抜)の1/2で、千円未満は切り捨て、上限は300万円です。たとえば本体200万円なら助成は100万円です。上限の300万円に届くのは、本体価格が税抜600万円以上のときです。運搬費や設置工事費は計算に入らないため、見積書の内訳で本体の金額がいくらかを確かめてから、戻る額を計算します。
設置の工事費や運搬費も助成されますか?
されません。助成の対象は処理機の本体だけです。運搬費・設置工事費・付帯設備の費用などは対象になりません。電気や水回りの工事が必要な機種では、その分が自己負担として別にかかります。見積書を取るときは、本体価格と工事費を分けて書いてもらうと、助成額と自己負担の見通しが立てやすくなります。
工場の食品くずを処理する機械でも対象ですか?
対象になりません。この助成金は、飲食店や宿泊施設などが出す事業系一般廃棄物の生ごみが対象です。食料品製造業などから出る生ごみは産業廃棄物にあたるため、それを処理する目的の購入は対象外とされています。自社の生ごみがどちらに当たるか迷うときは、申請の前に環境・ごみ対策課へ業種と生ごみの出どころを伝えて確かめてください。
処理機は何台まで助成されますか?
1事業所につき1台です。市内に複数の事業所がある場合は、事業所ごとに申請の対象になるかを市に確かめます。同じ事業所で処理機を2台入れる場合、2台目は助成されません。能力の足りない機種を1台入れてから足す計画があるなら、最初に買う1台の処理能力を、1日20kg以上という条件とあわせて見積もりの段階で決めておくのが現実的です。
個人事業主でも申請できますか?
申請できます。ただし個人事業主は、市内に事業所があることに加えて、市内に住所があることが条件です。あわせて市税を滞納していないことも求められ、申請時には市税の完納証明書(申請日から3か月以内の発行)を出します。事業所が志摩市内でも、住所が市外の場合は条件に当たらないため、申請の前に環境・ごみ対策課へ確かめておくと安心です。
助成を受けたあとに守る条件はありますか?
あります。設置完了後5年以上使い続けること、作られた堆肥などを使うか適切に処理すること、使用状況の調査に協力することの3つが条件です。設置後は毎年1年間の処理実績も報告します。5年未満でやむを得ず故障したときや、設置場所を変えるときは、市への報告が要ります。条件に違反すると、交付決定の取消しや助成金の返還になることがあります。
申請に必要な書類は何ですか?
交付申請の時点では、交付申請書(様式第1号)、設置場所の位置図、事業計画書(任意様式)、処理機の仕様書か取扱説明書(稼働実績を含む)、本体の見積書、市税の完納証明書が必要です。設置後には、実績報告書(様式第4号)に購入の領収書と設置前後の写真を添えて出し、市の審査(必要に応じて現地調査)で交付額が確定したあと、交付請求書(様式第6号)を出します。
申請はいつまで受け付けていますか?
公式ページには、受付期間の記載がありません。通年で受け付けているのか、予算がなくなり次第終わるのかも読み取れませんでした。購入前の事前相談が必須なので、機器を検討し始めた段階で環境・ごみ対策課(0599-44-0228)に電話し、受付の状況と予算の残りを確かめるのが確実です。様式は市の案内ページから入手できます。
交付要綱はどこで見られますか?
志摩市の公式ページに「志摩市事業系生ごみ処理機設置事業助成金交付要綱」のPDFが載っています。助成の額や条件、取消しや返還の決まりなど、ページの説明より細かい内容を確かめたいときに開く書類です。申請前に目を通しておくと、5年の継続使用や実績報告の義務など、あとから効いてくる条件を把握できます。
