SLL(サステナビリティ・リンク・ローン。温室効果ガス削減など環境目標の達成状況と、融資条件が連動する仕組みの融資)を活用して脱炭素経営に取り組む下関市内の中小企業に、その検討・実行にかかる専門的な支援費用を補助する制度です。
下関市SLL活用支援補助金は、補助対象経費(税抜)の3分の2・上限150万円を補助します。ただし対象になるには、SLL融資契約とSBT認定(企業が設定する温室効果ガス削減目標が、科学的な根拠に基づいていると第三者機関から認定を受けること)の両方をすでに取得している必要があります。
下関市SLL活用支援補助金の要点まとめ
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 申請者 | 事業者(市内中小企業者) |
| 制度名 | SLL活用支援補助金 |
| 対象業種 | 業種指定なし(下関市環境配慮行動優良事業者であること) |
| 利用目的 | SLL(サステナビリティ・リンク・ローン)活用にかかる専門的支援費用の補助 |
| 対象地域 | 山口県下関市(市内に本店を有し1年以上事業継続) |
| 従業員数 | 規定なし(中小企業者であること) |
| 補助上限額 | 150万円 |
| 補助率 | 補助対象経費(税抜)の3分の2 |
| 申請受付 | 事業実施年度の2月末まで(年度内1回限り。募集開始は令和8年7月13日) |
| 公式サイト | 下関市「SLL活用支援補助金のご案内」 |

対象になる事業者の条件
次のすべてを満たす必要があります。
- 下関市環境配慮行動優良事業者である
- 市内に本店を有し、1年以上事業を継続している
- SLL融資契約をすでに締結している
- SBT認定をすでに取得している
- 市税を滞納していない
この補助金は「これからSLLを検討する」段階の企業向けではありません。 SLL融資契約とSBT認定という、2つの高いハードルをすでにクリアした企業を対象に、そこから先の運用にかかる費用を補助する設計です。融資契約や認定取得そのものの費用は対象に含まれていない点に注意してください。
対象になる経費
- 現状分析・計画策定支援
- SPTs(サステナビリティ・パフォーマンス・ターゲット。SLLで定める削減目標のこと)・KPI(重要業績評価指標)の設定
- 金融機関との協議支援
- モニタリング体制の構築
- 達成検証
- 第三者検証業務
いずれも、SLLで定めた削減目標を運用・検証していくための専門家支援費用が中心です。
補助額のシミュレーション
- 現状分析・計画策定支援とモニタリング体制構築で150万円の専門家費用:補助率3分の2で100万円
- 第三者検証業務を含め、合計225万円の支援費用:補助率3分の2で150万円(上限に到達)
上限150万円に届くのは、対象経費が225万円のときです。
申請の期間
申請期間は「事業実施年度の2月末まで」で、年度内1回限りの制度です。募集は令和8年7月13日から開始されています。
- 問い合わせ先:下関市環境部環境政策課 脱炭素先行地域推進室 083-252-7116
よくある質問
SLL融資をまだ契約していない場合、この補助金の対象になりますか?
対象になりません。 対象者の要件に「SLL融資契約をすでに締結していること」が含まれています。融資契約の検討段階では申請できません。
SBT認定を取得していない場合はどうなりますか?
対象になりません。 SBT認定の取得も対象者要件の1つです。認定を取得してから申請する必要があります。
年度内に複数回申請できますか?
できません。 この補助金は年度内1回限りの制度です。
