老朽化したトラクターの入れ替えでも、単なる更新では対象外になります。静岡市の「農地利用効率化等支援事業」は、経営改善に直結する機械・施設の導入に絞って補助する制度です。上限は300万円です。
対象は地域計画および目標地図に位置付けられた担い手です。汎用性の高い運搬トラックやパソコンは対象外という線引きがあり、ここを見落とすと申請が通りません。
農地利用効率化等支援事業の要点まとめ
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 申請者 | 事業者(農業者) |
| 制度名 | 農地利用効率化等支援事業 |
| 対象業種 | 農業 |
| 利用目的 | 経営改善に直結する農業機械・施設の導入 |
| 対象地域 | 静岡県静岡市(市街化区域を除く全域で地域計画が策定済み) |
| 従業員数 | 規定なし |
| 補助上限額 | 300万円 |
| 補助率 | 10分の3以内(助成対象経費と融資額のいずれか低い方を基準) |
| 申請受付 | 公式ページに記載なし(相談は前年度7月までが目安。農業政策課へお問い合わせください) |
| 公式サイト | 静岡市「農地利用効率化等支援事業について」 |

対象になるのは「地域計画」に位置付けられた担い手
静岡市では、市街化区域を除く全域で地域計画(地域の農業を誰が担うかを定めた市の計画)が策定済みです。この地域計画と目標地図に位置付けられた担い手だけが対象になります。自分が対象に該当するかは、申請時に農業政策課で確認できます。
対象経費は「経営改善に直結する」新品の機械・施設
補助対象になるのは、次の条件を満たす新品の機械・施設です。
- 法定耐用年数がおおむね5年以上20年以下であること
- 単なる更新ではなく、経営改善に直結するものであること
汎用性の高い運搬トラックやパソコンは除外されます。既存の機械を同じものに買い替えるだけでは対象になりません。規模拡大や作業の効率化につながる導入かどうかが判断基準です。
補助率は10分の3以内で、助成対象経費と融資額のいずれか低い方が基準になります。上限額は300万円。事業費は整備内容ごとに50万円以上が必要なので、小規模な備品購入だけでは対象になりにくい制度です。
たとえば600万円の収穫用機械を導入する場合、対象経費600万円の3/10は180万円。上限300万円の範囲内なので、180万円が補助額になります。
相談から実績報告までのスケジュール
この制度は、過去実績にもとづくと次のような流れで進みます。
- 相談(前年度7月まで): 農業政策課に事前相談する
- 事業採択通知(7〜8月頃): 採択の可否が通知される
- 導入・実績報告(翌年3月): 機械・施設を導入し、実績を報告する
相談は事業を実施する前年度の7月が目安です。導入したい年度の直前に相談しても間に合わない可能性があります。早めの相談が必須です。
よくある質問
中古の機械でも対象になりますか?
公式ページに記載なし(静岡市経済局農政部農業政策課へお問い合わせください)。案内では「新品の機械・施設導入が対象」とされており、中古品は対象外の可能性が高いです。
パソコンや運搬トラックの購入は対象になりますか?
対象外です。汎用性の高い運搬トラックやパソコンは、経営改善への直結度が判断しにくいため除外されています。
事業費が50万円未満の場合はどうなりますか?
対象になりません。整備内容ごとに事業費50万円以上が必要です。複数の機械をまとめて導入することで基準を満たせるか、農業政策課に相談してください。
