停電になったら、指定避難所の空調はどうなるのか。この問いに答えを持っている自治体・事業者は、実はそう多くありません。天然ガスを使った自家発電・空調設備なら、電気が止まっても稼働を続けられます。この設備の導入費を後押ししてきたのが本補助金です。令和3年度の四次公募は2021年11月30日で受付を終了していますが、この事業自体は令和6年度・令和7年度と継続して実施されています。
災害時の強靭性向上に資する天然ガス利用設備導入支援事業費補助金の要点まとめ
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 申請者 | 事業者(法人・個人事業主) |
| 制度名 | 令和3年度災害時の強靭性向上に資する天然ガス利用設備導入支援事業費補助金(四次公募) |
| 対象業種 | 汎用 |
| 利用目的 | 設備投資 |
| 対象地域 | 全国 |
| 従業員数 | 規定なし |
| 補助上限額 | 2.4億円 |
| 補助率 | |
| 申請受付 | 2021年9月20日〜11月30日(終了) |
| 公式サイト | jGrants「災害時の強靭性向上に資する天然ガス利用設備導入支援事業費補助金」 |

何を導入すると対象になるのか
対象になる設備は「停電時にも発電・空調を続けられる天然ガス利用設備」です。具体的には次のような設備が想定されています。
- 停電対応型のコージェネレーションシステム(CGS。発電と排熱利用を同時に行う設備)
- 停電対応型のガスヒートポンプ(GHP。電気を使わずガスで空調を動かす仕組み)
指定避難所や医療機関、防災拠点になる施設で、停電中も空調や電源を確保できるようにする目的での導入が主眼に置かれています。上限は2.4億円と、他の中小企業向け補助金と比べてかなり大きい設定でした。
この規模の補助金は「対象施設の絞り込み」が最初の関門になる
上限2.4億円という金額から分かるとおり、この補助金は個人商店の設備更新のような話ではなく、病院・福祉施設・防災拠点など、災害時に機能を止めてはいけない施設の設備更新を想定した制度です。自社の施設がこの位置づけに当てはまるかどうかを、まず確認しておく必要があります。
- 指定避難所・防災拠点に位置づけられているか
- 医療・福祉など災害時に継続稼働が求められる施設か
- 既存設備の更新か新規導入か
継続している事業なので、次回に備える価値がある
「防災・減災、国土強靱化のための5か年加速化対策」の一環として位置づけられているため、この制度は単発ではなく複数年度にわたって続いています。令和3年度で終わった制度ではなく、令和6年度・令和7年度も公募が実施されていることが確認できています。次年度以降も公募が組まれる可能性が高いため、今から設備更新の計画を立てておくという手があります。
よくある質問
今から申請できますか?
令和3年度四次公募には申請できません。2021年11月30日で受付を終了しています。 ただしこの事業自体は継続しているため、最新年度の公募情報をjGrantsや経済産業局の公式ページで確認する必要があります。
一般の店舗や工場でも対象になりますか?
公式ページから詳細を断定できませんでした。用途要件は年度ごとの公募要領で確認する必要があります。
既存のガス設備の更新でも対象になりますか?
この点も公式ページ上で明確な記載を確認できませんでした。最新の公募要領で経費区分を確認することをおすすめします。
