東京が抱える都市課題の解決につながる技術開発を支援する、東京都中小企業振興公社の助成金です。令和8年度第1回の受付は2026年7月3日で終わっており、現在は申請できません。上限2,000万円、助成率は3分の2以内で、対象テーマが4つに絞られているのが特徴です。
課題解決型技術開発促進事業(試作品開発・改良助成)第1回の要点まとめ
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 申請者 | 事業者(法人・個人事業主。都内中小企業者、または都内で創業を具体的に計画している者) |
| 制度名 | 令和8年度第1回募集 課題解決型技術開発促進事業(試作品開発・改良助成) |
| 対象業種 | 汎用 |
| 利用目的 | 創業・第二創業 |
| 対象地域 | 東京都 |
| 従業員数 | 規定なし(中小企業基本法上の中小企業者。業種ごとに資本金・従業員数の上限が異なります) |
| 補助上限額 | 2,000万円 |
| 補助率 | 3分の2以内 |
| 申請受付 | 終了(第1回:2026年7月3日締切) |
| 公式サイト | 東京都中小企業振興公社「課題解決型技術開発促進事業」 |

4つの支援テーマ。何にでも使えるわけではない
この助成金の最大の特徴は、対象テーマが「2050東京戦略」の実現に資する4つに絞られていることです。
- 持続可能で安全・安心な東京の実現
- 高齢者・障害者のニーズ対応、または介護従事者の負担軽減
- DX(デジタルトランスフォーメーション)の推進
- 暑さ対策
新製品・新技術開発助成事業のように業種横断で使える一般的な助成金とは違い、都市課題の解決に直結するテーマでなければ対象になりません。 自社の試作品開発が、これら4テーマのどれかに明確に結びつくかを、申請前に確認する必要があります。
なぜテーマを絞った助成金を別に作るのか
東京都には「新製品・新技術開発助成事業」という業種横断の助成金がすでにあります。その中でわざわざテーマを絞った制度を別に用意するのは、都市課題の解決を政策として明確に打ち出したいからです。 一般的な助成金だと、都が本当に解決したい課題(介護負担の軽減や暑さ対策など)に投資が向かうとは限りません。テーマを限定することで、投資の方向性を政策目標に合わせているのがこの制度の設計です。
対象になる開発の範囲
製品・サービス等の新規開発または改良から、販路拡大までを一体で支援する助成金です。試作品の開発・改良にとどまらず、その先の販路拡大までを視野に入れている点が、単純な試作費助成とは異なります。
誰が直接申請できるか
対象は都内中小企業者、都内での創業を具体的に計画している者などです。個人事業主・創業予定者も対象に含まれますが、開発するテーマが4つの支援テーマのいずれかに合致していることが前提です。
募集は終了。次回の見込み
公式に明記があるのはここまでです。 第1回(2026年7月3日締切)は終了しました。制度名に「第1回」とあることから、この助成金は年度内に複数回実施される見込みです。実際に「令和8年度課題解決型技術開発促進事業 助成金第2回募集開始」という告知も確認できています。次回を狙う場合は、第2回募集の告知を確認してください。
次回公募に備えてやっておくこと
- 自社の試作品開発が4つの支援テーマのどれに当てはまるか整理する
- 「持続可能で安全・安心な東京の実現」など、テーマに沿った事業計画の言葉づかいを準備する
- GビズIDプライムを取得しておく(発行に2〜3週間かかります)
- 第2回募集の告知を東京都中小企業振興公社の公式ページで確認する
よくある質問
今から申請できますか?
いいえ。第1回(2026年7月3日締切)は終了しています。同じ年度内に第2回の募集が予定されているため、東京都中小企業振興公社の公式ページで最新の告知を確認してください。
どんな試作品でも対象になりますか?
いいえ。対象は「持続可能で安全・安心な東京の実現」「高齢者・障害者のニーズ対応または介護従事者の負担軽減」「DXの推進」「暑さ対策」の4テーマに限られます。一般的な新製品開発は「新製品・新技術開発助成事業」など別の助成金を検討してください。
個人事業主でも申請できますか?
対象に含まれます。都内で創業を具体的に計画している者も申請できます。
