夜の観光資源をライトアップしたくても、照明機材と施工費だけで数百万円から数千万円かかり、単独予算では踏み切れません。東京都と東京観光財団の「ライトアップ等総合支援助成金」は、自然物や建造物へのライトアップ・イルミネーションの新たな取組に、経費の3分の2以内を助成する制度です。令和8年度第2回の募集が始まっています。
対象は区市町村・観光協会・商工会だけでなく、民間事業者や商店街も含まれます。ナイトタイム観光を推進し、観光消費の拡大や観光時間の分散化につなげる取組が対象です。
ライトアップ等総合支援助成金の要点まとめ
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 申請者 | 事業者・団体(区市町村・観光協会・商工会等・エリアマネジメント・民間事業者・商店街等・その他法人) |
| 制度名 | ライトアップ等総合支援助成金(令和8年度第2回) |
| 対象業種 | 業種指定なし(観光・地域振興に関わる団体・事業者) |
| 利用目的 | 販路開拓・地域振興(自然物・建造物等へのライトアップ・イルミネーションの新規実施) |
| 対象地域 | 東京都内 |
| 従業員数 | 規定なし |
| 補助上限額 | 区分A=3,000万円/区分B=600万円(いずれも千円未満切り捨て) |
| 補助率 | 助成対象経費の3分の2以内 |
| 申請受付 | 事前エントリー: 令和8年7月27日〜8月21日12時/申請書類提出: 令和8年7月27日〜8月28日17時(第2回) |
| 公式サイト | 東京観光財団「令和8年度第2回ライトアップ等総合支援助成金」 |

実施日数で助成の区分が変わる
この助成は「区分A」「区分B」の2段階に分かれており、ライトアップやイルミネーションを何日実施するかで区分と上限額が変わります。
| 区分 | 実施イメージ | 上限額 |
|---|---|---|
| 区分A1 | 3か月を超えて毎日実施 | 3,000万円 |
| 区分A2 | 常設し毎日運用 | 3,000万円 |
| 区分B | 1週間〜3か月の間、毎日実施 | 600万円 |
常設の恒久的な設備を作るのか、期間限定のイベントとして実施するのかで、目指す区分が変わります。1週間未満の単発イベントは、この助成の対象区分に当てはまらない可能性があるため、実施計画の日数を先に固めておく必要があります。
「新たな取組」であることが条件
この助成は、既存のライトアップ・イルミネーションの継続実施ではなく、地域の観光資源等を活用した新たな取組であることが前提です。すでに毎年恒例で実施しているイベントをそのまま申請しても、対象外と判断される可能性があります。
自社・自団体で新たにライトアップ企画を立ち上げる場合や、既存イベントを大幅に拡張・刷新する場合が主な対象になります。
| 区分 | 内容 |
|---|---|
| 対象になる | 自然物・建造物等を活用した新たなライトアップ・イルミネーションの実施 |
| 対象になる | 実施日数が1週間以上見込める企画 |
| 対象にならない | 既存の取組をそのまま継続するだけの申請 |
第2回は事前エントリーの締切が先に来る
申請には2段階の手続きがあります。申請書類提出の締切より先に、事前エントリーの締切が来る点に注意が必要です。
- 事前エントリー: 令和8年7月27日〜8月21日12時
- 申請書類提出: 令和8年7月27日〜8月28日17時
事前エントリーを済ませていないと、書類提出の期間内でも申請ができません。企画の詳細が固まっていなくても、まず事前エントリーの期限だけは押さえておくことが重要です。
よくある質問
民間事業者単独でも申請できますか?
申請者に民間事業者が含まれています。ただし採択の判断基準は個別の企画内容によるため、東京観光財団の相談窓口で事前に確認することをおすすめします。
区分Aと区分Bはどちらを選べばよいですか?
実施日数と実施形態で区分が決まります。3か月を超えて毎日実施する、または常設する場合は区分A、1週間〜3か月の実施なら区分Bです。判断に迷う場合は募集要領で確認するか、財団へお問い合わせください。
プロジェクションマッピングやドローンショーもこの助成の対象ですか?
対象外です。プロジェクションマッピング・ドローンショーは別制度の「プロジェクションマッピング等促進支援事業」の対象になります。ライトアップ等総合支援助成金は、自然物・建造物へのライトアップやイルミネーションが対象です。
