東京都の面積の約4割は森林です。しかし木材の伐採・利用が進まないと、林業の担い手も、山を手入れする人も減っていきます。「森と木の利活用促進支援事業」は、木を「使う」側から需要をつくることで、山の手入れにつなげようとする補助金です。設備投資ではなく、木育や普及啓発というソフト面の取組を支援対象にしているのが特徴です。
森と木の利活用促進支援事業の要点まとめ
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 申請者 | 事業者(法人・個人事業主) |
| 制度名 | 森と木の利活用促進支援事業 |
| 対象業種 | 指定なし(森林所有者・林業経営者・木材関連団体を含む) |
| 利用目的 | 販路開拓・普及啓発(木材利用・木育の情報発信) |
| 対象地域 | 東京都内 |
| 従業員数 | 公式ページに記載なし(産業労働局農林水産部森林課へお問い合わせください) |
| 補助上限額 | 100万円 |
| 補助率 | 4分の3以内 |
| 申請受付 | 令和8年5月14日14時00分から随時受付 |
| 公式サイト | 東京都「森と木の利活用促進支援事業」 |

対象になるのは「木材利用の普及啓発」。伐採そのものではない
補助対象になるのは、木育や木材利用に関する普及・啓発の取組です。
- イベント出展などの情報発信
- 木工教室・林業現場見学等の開催
- 講演会・セミナーの開催
- その他の木育活動
伐採費用や造林費用そのものは対象ではありません。「木を売り込む・体験してもらう」活動が対象で、「木を切る」作業そのものは対象外という切り分けです。林業事業者だけでなく、木製品を扱う企業や、多摩産材を使ったイベントを企画する事業者も申請対象になります。
補助率4分の3は、都の他の販路系補助金より手厚い
補助率4分の3は、同じ都の他の販路拡大系助成(多くは3分の2)と比べて高めの水準です。木材利用の普及啓発は直接の収益に結びつきにくく、事業者だけでは取り組みにくい分野であるため、負担を軽くする設計になっていると考えられます。自己負担が経費の4分の1で済むぶん、他の補助金より着手しやすい制度だと言えるでしょう。
随時受付。締切を待たずに準備が整い次第申請できる
この制度は公募期間の締切が設定されておらず、随時受付です。予算がなくなり次第終了する仕組みとみられるため、木育イベントや講演会を企画しているなら、日程が決まった段階で早めに相談するのが安全です。
よくある質問
森林所有者でなくても申請できますか?
できます。対象者には森林所有者・林業経営者だけでなく、木材関連団体・個人事業主・法人も含まれています。
オンラインで開催するセミナーも対象になりますか?
公式ページにはオンライン開催の可否についての明記がありません。(産業労働局農林水産部森林課へお問い合わせください)
予算がなくなったら受付は終了しますか?
その可能性があります。受付期間の終了日が定められていない随時受付のため、予算状況によって早期に締め切られることがあります。
