海外の1か国ずつに直接特許を出願する場合、費用はどこまで補助されるのでしょうか。特許なら1出願あたり150万円、1企業あたりの合計は300万円まで補助対象です。国際出願(PCT・マド・プロ)とは別枠の、より大きい補助金です。
これは公益財団法人鳥取県産業振興機構が実施する「令和8年度中小企業等海外展開支援事業費補助金(海外出願支援事業)」二次募集の話です。外国の特許庁に直接出願する費用の一部を補助します。
海外出願支援補助金の要点まとめ
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 申請者 | 事業者(法人・個人事業主)。鳥取県内に本社・事務所・工場等を持つ中小企業者・農林水産業者(組合含む) |
| 制度名 | 令和8年度中小企業等海外展開支援事業費補助金(海外出願支援事業)二次募集 |
| 対象業種 | 指定なし(外国特許庁への直接出願を行う事業者) |
| 利用目的 | 外国特許庁への出願料、現地代理人費用、国内代理人費用、翻訳費用、通信費・振込手数料等 |
| 対象地域 | 鳥取県内 |
| 従業員数 | 中小企業基本法上の中小企業者(業種ごとに資本金または従業員数のどちらか一方が基準以下であれば該当) |
| 補助上限額 | 特許:1出願150万円/実用新案・意匠・商標:各60万円/抜け駆け対策商標:30万円。1企業あたり合計300万円 |
| 補助率 | 2分の1以内 |
| 申請受付 | 令和8年7月22日(水)〜8月28日(金)17時まで |
| 公式サイト | 鳥取県産業振興機構「令和8年度中小企業等海外展開支援事業費補助金(海外出願支援事業)について」 |

「外国出願支援補助金」との違い
鳥取県産業振興機構には、似た名前の「中小企業外国出願支援事業補助金(PCT特許出願、国際商標出願)」という制度もあります。混同されやすいので線引きを明確にします。
| この補助金(海外出願支援事業) | 外国出願支援補助金(別記事) | |
|---|---|---|
| 出願ルート | 各国特許庁への直接出願 | PCT・マド・プロ経由の国際出願 |
| 特許の上限 | 1出願150万円 | (国際出願全体で)1企業30万円 |
| 企業あたり上限 | 300万円 | 30万円 |
直接出願は国ごとに現地代理人を立てる必要があり、費用がかさみやすいぶん、上限額もこちらのほうが大きく設定されています。どちらの補助金を使うべきかは、出願ルートを国際出願にするか直接出願にするかで決まります。両方のルートを併用する場合、それぞれの補助金に別々に申請することになります。
対象になる経費、ならない経費
- 対象になる: 外国特許庁への出願料、現地代理人費用、国内代理人費用、翻訳費用、通信費・振込手数料
- 対象にならない: 出願前の市場調査費用、日本国内向けの出願費用、出願を取り下げた場合の費用(詳細は要項でご確認ください)
よくある質問
商標を複数国に直接出願する場合、上限はどうなりますか?
商標は1出願あたり60万円が上限です。複数国に出願する場合でも、1企業あたりの合計は300万円までです。
個人事業主でも申請できますか?
できます。県内に事業所があり、中小企業基本法上の中小企業者に該当すれば、法人でも個人事業主でも対象です。
申請の窓口はどこですか?
鳥取県産業振興機構 経営支援部知的所有権センター(電話:0857-52-6722)です。募集要項と専用様式の事前確認が必要です。
