1社だけの研究開発でも、この補助金は使えるのか。結論から言うと、使えません。対象は「企業を含む2者以上による研究開発グループ」に限定されています。山口県の「やまぐち産業イノベーション加速化補助金[アドバンス]」は、単独の自社研究ではなく共同研究を後押しする制度です。なお令和8年度分の公募(4月3日〜5月8日)はすでに終了しています。
やまぐち産業イノベーション加速化補助金[アドバンス]の要点まとめ
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 申請者 | 事業者(企業を含む2者以上の研究開発グループ。代表申請者は県内に事業所を置く企業) |
| 制度名 | やまぐち産業イノベーション加速化補助金[アドバンス]〔環境・エネルギー関連分野、医療関連分野、バイオ関連分野〕 |
| 対象業種 | 業種指定なし(研究開発を行う企業。県内中小企業の参画が必須) |
| 利用目的 | 創業・第二創業、販路開拓・展示会、研究開発・実証 |
| 対象地域 | 山口県(代表申請者が県内に事業所を置くこと) |
| 従業員数 | 規定なし |
| 補助上限額 | 年間1,500万円(年間下限額500万円超) |
| 補助率 | 2分の1以内 |
| 申請受付 | 令和8年4月3日〜5月8日(終了) |
| 公式サイト | 山口県「やまぐち産業イノベーション加速化補助金[アドバンス]の公募について」 |
![やまぐち産業イノベーション加速化補助金[アドバンス]の対象・金額・締切の概要](/images/articles/yamaguchi-innovation-advance-hojokin-00-overview.webp)
対象になる研究開発、ならない研究開発
対象になるのは、環境・エネルギー関連分野、医療関連分野、バイオ関連分野のいずれかに該当する先導的・先進的な研究開発です。
- 対象になる:水素等の新たなエネルギー創造、CO2の貯蔵・輸送・利活用技術、がん・生活習慣病の治療技術の高度化、バイオによる環境負荷の軽減
- 対象にならない:上記3分野に該当しない一般的な製品開発・改良(この場合は別枠の「やまぐち産業イノベーション促進補助金」等が候補になります)
自社が1社だけで進めている研究は、この補助金の対象になりません。 「企業を含む2者以上による研究開発グループ」であることが条件で、県内中小企業の参画も必須です。共同研究先を探している段階なら、応募のタイミングを見直す必要があります。
「アドバンス」と「カタパルト」の違い
山口県は同じ3分野(環境・エネルギー、医療、バイオ)で、アドバンスのほかに「カタパルト」という枠も設けています。どちらも同じ分野を対象にしますが、想定する研究開発の段階が異なります。 アドバンスは年間上限1,500万円・下限500万円超という規模から見て、一定の事業化フェーズにある研究開発を想定した枠です。
自社の研究がまだ初期段階なのか、事業化に近い段階なのかによって、応募すべき枠が変わります。同じ「やまぐち産業イノベーション」という名称でも、アドバンスとカタパルトを混同すると要件に合わない書類を用意してしまうため、公募要領で両者の違いを確認してから準備を始めてください。
よくある質問
今からアドバンスに申請できますか?
できません。令和8年度の公募期間(4月3日〜5月8日)はすでに終了しています。 次回公募の情報は山口県の公式ページで確認してください。
1社だけで研究開発している場合は対象になりますか?
対象になりません。対象は「企業を含む2者以上による研究開発グループ」です。共同研究のパートナーがいない場合は、他の県の補助金制度を検討する必要があります。
県外企業だけのグループでも申請できますか?
できません。代表申請者は県内に事業所を置く企業であることが条件です。県外企業だけのグループでは、代表申請者の要件を満たせません。
