展示会の出展料は、1回で10万円を超えることも珍しくありません。八代市の販路拡大事業補助金は、その費用の1/2を補助する制度です。対象は市内の農林水産業者と商工業者。国内外の商談会・展示会が対象になりますが、補助上限額は「国内」「海外(シンガポール)」「海外(シンガポール以外)」「EC等デジタル市場」の4区分ごとに異なり、最も高い区分でも上限25万円です。
八代市 販路拡大事業補助金の要点まとめ
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 制度名 | 八代市 販路拡大事業補助金 |
| 対象業種 | 農林水産業、商工業(製造業・卸売業・小売業等) |
| 利用目的 | 国内外の商談会・展示会への出展、EC等デジタル市場活用による販路拡大 |
| 対象地域 | 熊本県八代市(住所・本店・事務所のいずれかが市内) |
| 従業員数 | 規定なし(市内に拠点を有し、八代産品商品開発・販路拡大計画の認定を受けている事業者) |
| 補助上限額 | 国内10万円/海外(シンガポール)25万円/海外(その他)20万円/EC等5万円(区分ごとに異なる) |
| 補助率 | 対象経費の1/2以内 |
| 申請受付 | 公式ページに現行年度の受付期間の明記なし(予算がなくなり次第終了。八代市商工政策課へお問い合わせください) |
| 公式サイト | https://www.city.yatsushiro.lg.jp/kiji00326181/index.html |

対象になる事業者を数字で確認する
対象者は次の条件を満たす事業者です。
- 八代市に住所を有する個人事業主、または本店・事務所を有する法人
- 「八代産品商品開発・販路拡大計画」の認定を受けていること
- 市税を滞納していないこと
業種は農林水産業から商工業まで幅広く対象です。八代産の食材を使った加工食品メーカーが県外の商談会に出るケースも、地場の工芸品店が海外の展示会に出るケースも対象になります。
補助上限額は4区分に分かれる——最大でも25万円
この補助金の対象事業は4つの区分に分かれ、区分ごとに補助上限額が異なります。
| 区分 | 補助率 | 補助上限額 |
|---|---|---|
| 国内における販路拡大事業 | 対象経費の1/2以内 | 10万円 |
| 海外における販路拡大事業(シンガポール開催) | 対象経費の1/2以内 | 25万円 |
| 海外における販路拡大事業(シンガポール以外) | 対象経費の1/2以内 | 20万円 |
| EC等デジタル市場活用事業 | 対象経費の1/2以内 | 5万円 |
もっとも上限額が高いのは、シンガポール開催の海外展示会に出展する場合の25万円です。 国内展示会だけを想定していると、上限10万円で頭打ちになる点に注意してください。
対象経費は、出展料・使用料・展示装飾費・輸送費・広告宣伝費・通訳費・旅費・委託費・サンプル費など幅広く認められています。
いくらもらえるか、区分ごとに計算する
- 国内展示会に出展:出展小間料15万円+輸送費5万円=対象経費20万円。1/2は10万円ですが、国内区分の上限も10万円のため、ちょうど上限に到達します
- シンガポールの商談会に出展:出展料・輸送費・通訳費・旅費の合計60万円。1/2は30万円ですが、上限は25万円のため、補助額は25万円にとどまります
- シンガポール以外の海外展示会に出展:対象経費50万円。1/2は25万円ですが、この区分の上限は20万円のため、補助額は20万円です
- EC等デジタル市場活用(ECモール出店費用など):対象経費8万円。1/2は4万円で、上限5万円の枠内に収まるため4万円が補助されます
同じ「海外展示会」でも、開催地がシンガポールかそれ以外かで上限額が5万円違います。出展先を検討する段階で、この区分の違いを把握しておくと予算計画が立てやすくなります。
申請の順番を間違えない
展示会出展の補助金は、自治体によって「事前申請」と「事後申請」が正反対になることがあります。八代市の場合、公式ページの記載からは交付決定前の発注・契約は対象外になる可能性が高い運用です。
- 交付申請書・事業計画書・収支予算書を提出
- 市が審査し、交付決定通知を送付
- 通知を受けてから、出展契約・支払いを実行
- 出展後、実績報告書を提出
- 交付請求を行い、確定通知を受けて補助金が振り込まれる
先に契約してしまうと、対象外になるリスクがあります。出展の申し込みを決めたら、契約の前に窓口へ相談するのが安全です。
よくある質問
個人事業主でも対象になりますか?
対象になります。八代市に住所を有する個人、または本店・事務所を市内に有する法人であれば、「八代産品商品開発・販路拡大計画」の認定を受けたうえで申請できます。
国内と海外、両方の展示会に出展する場合はどうなりますか?
区分ごとに補助上限額が設定されているため、国内展示会分は上限10万円、海外展示会分は開催地に応じて上限20万円または25万円と、それぞれ別枠で計算されます。
EC等デジタル市場活用事業だけの申請でもいいですか?
できます。ECモールへの出店費用などデジタル市場活用に関する経費だけで申請する場合、この区分の上限は5万円です。
