タイトルの【再公募】という文字を見て、「1次公募に落ちたら再挑戦できるのか」と思う方がいますが、それとは違います。「再公募」は、1次公募のあとに予算の残りや追加ニーズに応じて改めて行う、別枠の募集を指すのが一般的です。落選者向けの敗者復活戦ではありません。
【再公募】令和8年度 揚水発電の運用高度化及び導入支援補助金は、揚水発電所の運用高度化や新規導入にかかる設備投資を支援する資源エネルギー庁の制度です。この記事を書いている時点で、この再公募は2026年4月2日に募集終了しています。
揚水発電の運用高度化及び導入支援補助金の要点まとめ
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 申請者 | 事業者(揚水発電所の運用高度化・導入を行う電気事業者等) |
| 制度名 | 【再公募】令和8年度 揚水発電の運用高度化及び導入支援補助金 |
| 対象業種 | 汎用 |
| 利用目的 | 設備投資 |
| 対象地域 | 全国 |
| 従業員数 | 規定なし(公式ページに記載なし) |
| 補助上限額 | 公式ページに記載なし(資源エネルギー庁へお問い合わせください) |
| 補助率 | 1/3 |
| 申請受付 | 2026年4月2日に終了 |
| 公式サイト | 経済産業省 令和8年度エネルギー対策予算関連資料 |

なぜ「揚水発電」が今、政策的に重視されているのか
揚水発電は、電力需要が少ない時間帯に余った電気で水を高い場所にくみ上げ、需要が多い時間帯に落下させて発電する仕組みです。太陽光・風力など出力が変動する再エネの導入が進むほど、電力の需給バランスを調整する「蓄電池」のような役割を果たす揚水発電の重要性が増しています。
この補助金は、既存の揚水発電所の運用をより柔軟にする改修(運用高度化)と、新規の揚水発電設備の導入の両方を支援対象にしていると考えられます。
対象になる/ならないの線引き
- 対象になる:揚水発電所の運用高度化(既存設備の運転制御方式の見直し等)、新規の揚水発電設備の導入にかかる投資
- 対象になりにくい:揚水発電以外の一般的な発電設備投資、蓄電池単体の導入(別枠の系統用蓄電池関連の補助金が該当する可能性)
よくある誤解されやすいポイント
- 「再公募」を1次公募の敗者復活と誤解する:再公募は、1次公募とは独立した別の募集期間として実施されるのが一般的です。1次公募に応募していなかった事業者も、再公募の要件を満たせば新規に応募できる可能性があります
- 系統用蓄電池の補助金と混同する:どちらも電力の需給調整に関わる設備投資支援ですが、対象設備(揚水発電か、蓄電池か)が異なります。制度名を正確に確認し、取り違えないようにしましょう
- 補助率1/3を「上限なく1/3」と誤解する:補助率はあくまで対象経費に対する割合です。揚水発電所の建設・改修は投資規模が大きくなりやすいため、事業全体の予算枠の範囲内で採択される点に注意が必要です
次回公募に備える準備
再エネの主力電源化にともない、需給調整力としての揚水発電の役割は引き続き重視される見込みです。
- 自社が保有・計画する揚水発電所の運用高度化・新設計画を整理しておく
- 過去の公募要領・採択事例を確認し、対象になりやすい投資内容の傾向をつかんでおく
- 資源エネルギー庁の公募情報ページを定期的に確認し、次回(1次または再公募)の告知を見逃さない
よくある質問
今から申請できますか?
この再公募は2026年4月2日に募集を終了しています。揚水発電の運用高度化・導入支援は継続的な政策テーマのため、次回公募を資源エネルギー庁のサイトでご確認ください。
「再公募」と「1次公募」で対象要件は違いますか?
具体的な違いは本セッションで原本を確認できていません。再公募は1次公募とは別の募集期間として実施されるのが一般的ですが、詳細な要件の異同は該当回の公募要領で確認してください。
補助率1/3とは、どういう意味ですか?
対象経費のうち最大でも3分の1までしか補助されない、という意味です。残りは自己資金・借入等で用意する前提になります。
