賃貸アパート・マンションの給湯器を省エネ型に切り替えるオーナー向けの補助金です。令和7年度分は2025年12月22日で公募が終了しました。この事業には後継があります。 「賃貸集合給湯省エネ2026事業」として次の枠組みが動いており、賃貸経営をしている読者には継続してチャンスがある分野です。
補助金というと事業者の設備投資をイメージしがちですが、この制度は賃貸住宅のオーナー(大家業)が申請者になります。事業として不動産賃貸をしている個人・法人であれば対象になり得ます。
既存賃貸集合住宅用小型省エネルギー型給湯器導入促進事業費補助金(令和7年度)の要点まとめ
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 申請者 | 事業者・個人のどちらも(賃貸集合住宅のオーナー、または管理委託を受けている者) |
| 制度名 | 既存賃貸集合住宅用小型省エネルギー型給湯器導入促進事業費補助金 |
| 対象業種 | 汎用(不動産賃貸業) |
| 利用目的 | 設備投資、脱炭素・省エネ(給湯器のエコジョーズ・エコフィールへの交換) |
| 対象地域 | 全国 |
| 従業員数 | 規定なし |
| 補助上限額 | 35.3億円(予算枠全体)/1台あたり5万〜10万円(工事内容により変動) |
| 補助率 | 定額(1台あたりの単価制) |
| 申請受付 | 2025年12月22日で終了。後継事業「賃貸集合給湯省エネ2026事業」が実施中 |
| 公式サイト | 資源エネルギー庁「既存賃貸集合住宅の省エネ化支援事業」 |

補助額が工事内容で変わる仕組み
この補助金は「1台あたりいくら」という単価制です。工事内容によって金額が変わります。
| 工事内容 | 補助額(目安) |
|---|---|
| 追い焚きなし | 5万円/台 |
| 追い焚きあり | 7万円/台 |
| 一定の排水工事を実施(追い焚きなし) | 最大8万円/台 |
| 一定の排水工事を実施(追い焚きあり) | 最大10万円/台 |
排水工事まで行うと単価が上がるのは、単に給湯器を取り替えるだけでなく、給排水設備全体の更新をあわせて促す狙いがあると読み取れます。1棟に複数戸ある賃貸住宅では、この単価に交換台数を掛けた金額が総額になります。
対象になる建物の条件
対象は次の条件を満たす既存の賃貸集合住宅です。
- 1棟に2戸以上の賃貸住戸があること
- 建築から1年以上が経過している、または、いずれかの住戸で居住実績があること
- 対象工事が従来型給湯器からエコジョーズ・エコフィールへの取り替えであること
新築の賃貸住宅は対象になりません。 既存の建物の設備更新を促すための制度だからです。
令和7年度と令和8年度の違い
令和7年度分(2025年12月22日締切)はすでに終了しています。後継として「賃貸集合給湯省エネ2026事業」が資源エネルギー庁のサイトで案内されています。制度の骨格は同じですが、予算・要件は年度ごとに見直されるため、申請時は最新の公募要領を確認する必要があります。
よくある質問
今から申請できますか?
令和7年度分(2025年12月22日締切)はすでに終了しています。後継の「賃貸集合給湯省エネ2026事業」が実施されているため、資源エネルギー庁の公式サイトで最新の受付状況をご確認ください。
賃貸住宅のオーナーであれば誰でも対象ですか?
対象になり得ますが、建物が「1棟2戸以上・築1年以上または居住実績あり」という条件を満たす必要があります。また対象工事は従来型給湯器からエコジョーズ・エコフィールへの交換に限られます。
新築物件でも使えますか?
使えません。この制度は既存の賃貸集合住宅の設備更新を対象にしているため、新築物件への給湯器設置は対象外です。
