発達の相談や療育にかかった費用は、あとからまとめて助成してもらえるのか。千代田区の療育経費助成制度なら、答えは「はい」です。月ごとの費用の3分の2を、お子さん1人あたり月1万円まで(障害者手帳などがあれば月2万円まで)助成します。
申請は年3回で、いまの10月分は10月31日までです。一度助成を受けた月は、申請月を変えて出し直せないので、その月の領収書がそろってから出してください。
千代田区 療育経費助成制度の要点まとめ
正式名:療育経費助成制度(発達障害等の相談、検査又は療育経費助成)
だれが
- 申請者
- 個人(お子さんの保護者)
- 対象業種
- 指定なし(個人が申請)
- 利用目的
- 発達障害等の相談・療育・検査の費用の助成
- 対象地域
- 東京都千代田区
- 従業員数
- 規定なし(個人が申請)
いくら
- 補助上限額
- お子さん1人あたり月1万円(手帳・受給者証があれば月2万円)
- 補助率
- 1か月の経費の3分の2(2/3)
いつ・どこへ
- 申請受付
- 2026年10月1日〜2026年10月31日
- 公式サイト
- 千代田区「療育経費助成制度」
うちの子は対象になる?
次の4つにすべて当てはまれば、対象の見込みです。所得制限はありません。
当てはまるものにチェックを入れてください。0 / 4
「18歳の年度末まで」は、18歳になって最初の3月31日までのことです。
次のどれかに当たると対象外です。
- ✕ 千代田区に住んでいない
- ✕ 18歳になって最初の3月31日を過ぎた
- ✕ 利用した機関が審査で対象外になった
利用した機関が対象になるかどうかは、区が申請のあとに審査します。公式ページに対象機関の一覧は載っていません。初めて申請する方や機関の扱いが分からない方は、申請の前に発達支援係(03-5296-9281)へ連絡してください。
いくら戻ってくる?
1か月に支払った経費の3分の2が助成額です。ただし上限は月ごとで、手帳などがなければ月1万円、あれば月2万円です。
- 月9,000円の療育費(手帳なし):9,000円 × 2/3 = 6,000円
- 月1万5,000円の療育費(手帳なし):1万5,000円 × 2/3 = 1万円(ちょうど上限)
- 月3万円の療育費(手帳あり):3万円 × 2/3 = 2万円(ちょうど上限)
- 月4万円の療育費(手帳あり):4万円 × 2/3 ≒ 2万6,700円 → 上限の2万円
手帳なしで上限に届くのは、月の費用が1万5,000円のときです。手帳などがあると、月3万円で届きます。
月ごとに数えるので、対象期間の12か月すべてで上限まで使えば、手帳なしで12万円、ありで24万円が上限の目安です。実際の額は月ごとの領収書で決まります。
何に使える?
お金の使い道ではなく、利用先で線が引かれています。
対象にならないもの
- 区の審査で助成対象と認められなかった機関の利用料
- 領収書の原本がない月の費用
対象になるもの
- 専門性のある療育・相談機関での相談の費用
- 同じく、検査の費用
- 同じく、療育の費用
専門機関の範囲は、公式ページと案内PDFのどちらにも一覧がありません。迷ったら申請前の問い合わせが確実です。
よく誤解されるポイント
6月に出した月は、10月に出し直せない
申請は6月・10月・2月の年3回で、対象期間が重なっています。10月分は2025年11月から2026年10月までの12か月です。6月に出した月(2025年11月〜2026年6月)を、10月にもう一度出すことはできません。公式の案内に、一度助成を受けた月は申請月を変えて再申請できないと書かれています。上限に届いていなくても同じです。
手帳がなくても申請できる
障害者手帳や障害児通所受給者証は、申請の条件ではありません。持っている場合に月の上限が1万円から2万円に上がる、という扱いです。所得制限もありません。
コピーでは出せない
領収書は原本を添えます。オンライン申請でも、郵送や持参でも、公式ページに「領収書(原本)」と書かれています。
申請の流れ
- 利用機関が対象になるか確かめる(保護者→発達支援係。初めて申請するときと、機関の扱いが分からないとき)
- 月ごとの領収書をそろえる(保護者→利用した機関。原本を取っておく)
- 10月31日までに申請する(保護者→千代田区。オンラインは最終日の23時59分まで、郵送は消印有効)
- 区の審査を待つ(千代田区→保護者。利用機関が対象かどうかも見られる)
オンライン申請は、区のポータルサイトに登録してから「療育助成」のページで出します。紙で出すときは、申請書類を取り寄せて、領収書を添えて神田さくら館6階の児童・家庭支援センター 発達支援係へ送るか、持参します。
助成金が振り込まれる時期は、公式ページにも案内PDFにも書かれていませんでした。急いで知りたいときは、発達支援係に聞くのが確実です。
必要な書類
準備できた 0 / 2
案内PDFの2ページ目に、領収書を発行してもらうときの注意が載っています。
- お子さんの名前をフルネームで書いてもらう
- 実施した月と内容を書いてもらう
- 複数の月を1枚にまとめるときは、各月の内訳も書いてもらう
申請書・領収書以外に添付する書類(手帳のコピーなど)があるかは、公式ページに書かれていません。案内PDFには「申請書、領収書など」とあるので、発達支援係に確かめてください。
もらえなくなるのはどんなとき?
- 対象期間を過ぎた:10月の申請は、2025年11月から2026年10月までの利用分です。それ以前の月は、この回では出せません。
- 受付期間に間に合わなかった:10月は10月31日で締め切られます。次は2027年2月1日から2月28日です。
- 領収書がそろっていない:その月の領収書をすべてそろえてから出します。あとから足して出し直すことはできません。
よくある質問
療育経費助成制度とは何ですか?
発達障害等の児童が専門機関で相談・療育・検査を受けたときに、保護者が負担した経費を助成する千代田区の制度です。助成額は1か月にかかった経費の3分の2で、お子さん1人あたり月1万円が上限です。障害者手帳または障害児通所受給者証があれば、月の上限は2万円になります。所得制限はありません。
対象になるお子さんは何歳までですか?
千代田区に住む0歳から18歳までのお子さんで、18歳になって最初の3月31日までが対象です。たとえば高校3年生の間は対象で、卒業後の4月以降に受けた相談や療育は対象外になります。申請するのは保護者です。年齢を何の時点で見るかは公式の案内に明記がないため、境目の月は発達支援係に確かめてください。
障害者手帳がなくても申請できますか?
申請できます。手帳や受給者証は申請の条件ではなく、持っている場合に月の上限が1万円から2万円に上がるだけです。対象になるかどうかは、受けた機関が助成の対象かどうかの区の審査で決まります。初めての方は申請の前に問い合わせてください。
申請はいつできますか?
申請は年3回で、6月・10月・2月です。2026年の10月は10月1日から10月31日まで、次の2027年2月は2月1日から2月28日までです。オンラインは最終日の23時59分まで、郵送は最終日の消印が有効です。期間ごとに申請できる利用月が決まっているので、利用した月が対象期間に入っているかを案内PDFの表で確かめてください。
6月に出した分を10月にもう一度出せますか?
出せません。一度助成を受けた月は、助成額が上限に届いていなくても、申請月を変えて再度申請できません。対象期間は回ごとに重なっているため、つい出し直したくなりますが、その月の領収書をすべてそろえてから申請してください。領収書が足りない月は、そろってから出すほうが損をしません。
領収書はコピーでもいいですか?
原本が必要です。オンライン申請でも、郵送や持参でも、相談・療育・検査を受けた機関等の領収書(原本)を添えます。機関に発行を頼むときは、お子さんのフルネーム、実施した月と内容を書いてもらってください。複数の月を1枚にまとめる場合は、各月の内訳も必要です。原本を手元に残したい事情があるときは、申請前に発達支援係へ聞いてみてください。
オンラインと紙のどちらで申請しますか?
どちらでも申請できます。オンラインは区のポータルサイトにアカウントを登録して、「療育助成」のページから出します。紙の場合は申請書類を取り寄せて記入し、領収書を添えて児童・家庭支援センター 発達支援係に郵送するか、持参します。窓口は神田司町2-16の神田さくら館6階です。使いやすいほうで構いません。
所得制限はありますか?
ありません。千代田区の公式ページに「所得制限はありません」と書かれています。助成額は、世帯の収入ではなく、1か月にかかった経費の3分の2と、月1万円(手帳などがあれば月2万円)の上限で決まります。添付する書類は、申請書と領収書(原本)です。それ以外があるかは窓口で確かめてください。
助成額はどうやって決まりますか?
月ごとに計算します。その月に支払った経費の3分の2を出して、上限と比べ、低いほうが助成額です。たとえば月1万5,000円なら1万円で、手帳などがなければちょうど上限です。月3万円でも、手帳がなければ上限の1万円にとどまります。月ごとの領収書の金額を並べておくと、見込みの額がすぐ分かります。
障害児通所受給者証があると何が変わりますか?
月の助成限度額が1万円から2万円に上がります。補助率の3分の2は変わりません。そのため、手帳や受給者証がある場合は、月3万円の費用までは3分の2がそのまま助成され、それを超えた分は上限の2万円で止まります。手帳や受給者証をどう確認されるかは、申請書類か窓口で確かめてください。
問い合わせ先はどこですか?
千代田区教育委員会事務局 子ども部 児童・家庭支援センター 発達支援係です。電話は03-5296-9281(月曜日から金曜日の8時30分から17時)、住所は〒101-0048 千代田区神田司町2-16 神田さくら館6階、メールは hattatsusoudan@city.chiyoda.lg.jp です。初めて申請する方、利用機関が助成の対象か分からない方は、申請の前に連絡してください。
