「うちのオフィスビル、この補助金は使えますか?」——結論から言うと、いま事業者が直接申請することはできません。民間建築物等における省CO2改修支援事業は、環境省が執行団体を選ぶ段階の公募で、2026年5月12日に終了しています。上限3,500万円・補助率1/3という規模なので、次のチャンスに向けて仕組みを押さえておきましょう。
民間建築物の省CO2改修補助金の要点まとめ
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 申請者 | 事業者(法人・個人事業主)。環境省が選ぶ執行団体経由 |
| 制度名 | 二酸化炭素排出抑制対策事業費等補助金(民間建築物等における省CO2改修支援事業) |
| 対象業種 | 不動産業・全業種(自社ビル・賃貸ビルの所有者) |
| 利用目的 | 設備投資・脱炭素・省エネ |
| 対象地域 | 全国 |
| 従業員数 | 規定なし(執行団体の要領で定める) |
| 補助上限額 | 3,500万円 |
| 補助率 | 1/3 |
| 申請受付 | 2026年3月31日〜5月12日(執行団体公募。終了) |
| 公式サイト | Jグランツ「民間建築物等における省CO2改修支援事業」 |

「対象になる?」を分ける最初の線引き
この補助金は建物の所有者・管理者が対象です。テナントとして入居しているだけの事業者は、原則としてこの枠の直接対象にはなりません。
- 対象になる:自社所有のオフィスビル・店舗ビルを省エネ改修する所有者
- 対象になりにくい:賃貸ビルにテナントとして入居し、専有部分だけを改修したい事業者(→テナントビル向けの別枠を検討)
- 対象になる:複数のビルを一括で改修する不動産管理会社
テナント側の改修は、この記事とは別枠の「テナントビルの省CO2改修支援事業」が近い制度です。自社が所有者かテナントかで、見るべき制度が変わります。
誰が直接申請できるのか
環境省が執行団体を公募で選び、採択団体が実際の建物所有者向けに二次公募を開く2段階の仕組みです。
- 直接申請できる:環境省の要件を満たす執行団体候補
- 実際に恩恵を受ける:民間建築物の省エネ改修を行う所有者・管理会社(採択後、執行団体の二次公募に申請)
何に使える工事なのか
- 高効率空調・照明(LED化)への更新
- 断熱窓・断熱材の導入
- BEMS(ビルエネルギー管理システム)の導入
締切と次回の見込み
執行団体の公募期間は2026年3月31日〜5月12日で終了しました。この規模の環境省補助金は、例年度をまたいで継続実施される傾向があります。次年度の公募開始時期は環境省の公式ページで確認してください。
よくある質問
今から申請できますか?
執行団体を選ぶ一次公募は2026年5月12日で終了しています。採択団体が開く二次公募の有無は環境省の公式ページで確認してください。
テナントとして入居しているビルの改修にも使えますか?
この枠は建物の所有者・管理者が対象です。テナント側の改修を検討している場合は「テナントビルの省CO2改修支援事業」など別枠を確認してください。
上限3,500万円は誰でも受けられますか?
いいえ。上限は改修規模や執行団体の二次公募要領によって決まります。3,500万円は制度上の上限額であり、実際の交付額は改修内容・規模で変わります。
