ハウス栽培の勘所は、結局のところ温度と湿度と二酸化炭素濃度の管理に集約されます。長年の経験で乗り切ってきた農業者も多いはずですが、伊達市はこの管理をデータで支える環境測定装置の導入費を補助する制度を実施しています。福島県伊達市(東北)の制度で、北海道伊達市とは別の自治体ですのでご注意ください。
対象はキュウリまたはイチゴを施設栽培しているハウス農業者。ただし、生育データと出荷データを市に提供し、定期的な共有会議に参加することが条件になっている点が、一般的な設備補助金と違うところです。
データ駆動型スマート農業推進事業補助金(環境測定装置購入補助)の要点まとめ
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 申請者 | 事業者(農業者) |
| 制度名 | データ駆動型スマート農業推進事業補助金(環境測定装置購入補助) |
| 対象業種 | 農業(施設園芸・キュウリ、イチゴのハウス栽培) |
| 利用目的 | 環境測定装置(温度・湿度・二酸化炭素・日射量等の計測機器)の購入 |
| 対象地域 | 伊達市(福島県) |
| 従業員数 | 規定なし(1経営体につき1回のみ) |
| 補助上限額 | 15万円 |
| 補助率 | 1/2以内 |
| 申請受付 | 令和8年4月1日~令和9年1月29日(予算上限到達時点で締切) |
| 公式サイト | 伊達市「データ駆動型スマート農業推進事業補助金」 |

対象はキュウリ・イチゴのハウス農家に限定
この補助金は農業全般ではなく、キュウリまたはイチゴを施設栽培している生産者に対象が絞られています。露地栽培や他品目のハウス栽培は対象外とみられるため、まず自分の栽培品目が該当するかどうかを確認する必要があります。
対象経費は「対象の環境測定装置の購入に要した費用」で、消費税や配送料、手数料、加工代は対象から除かれます。補助率は購入費用の1/2以内、上限15万円です。
データ提供と会議参加が条件になっている
一般的な設備投資補助金と違い、この制度は導入した装置で計測したデータを市に提供することが前提です。
- 生育データと出荷データの提供に同意できること
- 定期的な共有会議(主にWEB開催)に参加できること
単に機器を安く買うための制度ではなく、市が地域のスマート農業データを集めるための仕組みに組み込まれるという理解で申し込む必要があります。データ提供や会議参加が負担に感じる場合は、事前に伊達市農政課に相談したほうがよいでしょう。
必要書類
- 見積書(2者以上)の写し
- カタログ・パンフレット
- 市税完納証明書
- 生産証明書
- 交付申請書(様式第1号)
- 情報提供同意書(様式第2号)
よくある質問
トマトやピーマンのハウス栽培でも対象になりますか?
公式ページで確認できた対象品目はキュウリとイチゴです。それ以外の品目については伊達市農政課にご確認ください。
1経営体で複数の装置を購入したい場合はどうなりますか?
「1経営体につき1回のみ」と明記されているため、複数回の申請はできません。
見積書は1者だけでも申請できますか?
公式ページの必要書類には「見積書(2者以上)の写し」とあり、2者以上の見積りが必要とみられます。
