上限100万円。この数字だけ見ると小さく感じるかもしれません。でも第1弾は上限200万円でした。結論から言うと、申請が集中しすぎて、上限額そのものが下がったのがこの制度の今の状態です。
恵庭市の「中小企業者等DX推進・労働環境改善支援事業補助金」は、勤怠管理ツールなどのDX導入や、従業員の作業負担を軽くする機器の導入を補助する制度です。第1弾は予算上限に達し、募集開始からわずかな期間で終了。今動いているのは第2弾です。
令和8年度恵庭市中小企業者等DX推進・労働環境改善支援事業補助金の要点まとめ
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 制度名 | 令和8年度恵庭市中小企業者等DX推進・労働環境改善支援事業補助金 |
| 対象業種 | 業種指定なし(中小企業基本法上の中小企業者・小規模企業者等) |
| 利用目的 | DXツール導入、労働環境改善機器の導入 |
| 対象地域 | 北海道恵庭市(市内に本店・主たる事業所を有する事業者) |
| 従業員数 | 業種により5人〜300人以下(資本金5,000万円〜3億円以下) |
| 補助上限額 | 100万円(第2弾。第1弾は200万円) |
| 補助率 | 中小企業者4分の3、小規模企業者10分の9 |
| 申請受付 | 令和8年7月6日〜8月20日17時(第2弾。申請総額が予算超過時は抽選) |
| 公式サイト | https://www.city.eniwa.hokkaido.jp/soshikikarasagasu/keizaibu/shokorodoka/shogyo_chushokigyo/1/22856.html |

あなたの会社は対象になる?対象事業者の条件
対象は、恵庭市内に本店・本社・主たる事業所を置く中小企業者等です。中小企業基本法第2条の中小企業者、事業協同組合、社会福祉法人なども含みます。
- 製造業・建設業・卸売業・小売業・サービス業など、業種は問いません
- 従業員数は業種により5人〜300人以下、資本金は5,000万円〜3億円以下(中小企業基本法の基準に準じる)
「うちは小規模だから対象外では」と思う方もいますが、小規模企業者の方が補助率は高くなります。この点は次で説明します。
何にいくら使える?対象経費7区分
対象経費は次の7区分です。
- 勤怠管理ツール等の導入・改修費
- 業務改善ツール等の導入・改修費
- コミュニケーションツール等の導入・改修費
- 電子決済システム等の導入・改修費
- ロボティクス・先進機器の導入費
- DX推進支援・伴走・コンサルティング費
- 労働環境改善機器等の導入費
DXツールだけでなく、労働環境改善機器も同じ枠で対象になるのがこの補助金の特徴です。パソコン単体のような汎用品は、他の自治体のDX補助金では対象外になりやすい経費です。
いくらもらえる?補助率は中小企業者3/4、小規模企業者9/10
補助率は事業者の規模で分かれます。
| 事業者区分 | 補助率 | 補助上限額 |
|---|---|---|
| 中小企業者 | 4分の3(1,000円未満切り捨て) | 100万円 |
| 小規模企業者 | 10分の9(1,000円未満切り捨て) | 100万円 |
小規模企業者なら、対象経費約111万円で上限の100万円に到達します。中小企業者は約133万円で到達する計算です。「予算があるうちに小さく始める」より「上限まで一気に投資する」方が、自己負担の割合は小さくなります。
申請期間と「抽選」という仕組み
申請受付は令和8年7月6日(月)〜8月20日(木)17時です。ここで注意したいのが抽選の仕組みです。
- 期間中の申請総額が予算額を超えた場合、期限までの有効な申請の中から抽選で交付予定者を決めると、公式ページに明記されています
- 先着順ではないため、申請日が早いから有利、という制度ではありません
第1弾は上限200万円で募集し、2026年5月28日に「予算上限額に達した」として募集終了しました。第2弾は上限額を100万円に下げたうえで再募集されています。同じ制度でも、弾によって上限額が変わるという珍しいケースです。次の弾があるかどうかは、現時点の公式ページには記載がありません。
交付決定前に発注してしまったらどうなる?
答えは「対象外」です。恵庭市の補助金交付要綱でも、補助金交付決定後に事業へ着手することが前提になっています。
- 見積もりを取る段階までは自由に進めてかまいません
- ツールの契約・導入・支払いは、交付決定の通知を受けてから
「抽選の結果を待たずに契約してしまった」という動き方は、対象外になるリスクを自分で作ることになります。抽選結果が出るまでは、契約書にサインしない。これが安全な進め方です。
問い合わせ先
- 恵庭市経済部商工労働課
- Tel:0123-33-3131(内線:3333)
よくある質問
第1弾で落選・応募できなかった場合、第2弾に申し込めますか?
申し込めます。第2弾は第1弾とは別の募集期間・別の予算枠として実施されています。ただし補助上限額は第1弾の200万円から100万円に変更されている点に注意してください。
パソコンなどの汎用機器は対象になりますか?
対象経費の7区分(勤怠管理・業務改善・コミュニケーション・電子決済・ロボティクス等の各ツール、DX伴走支援、労働環境改善機器)に該当する形で計上する必要があります。
申請すれば必ず補助金がもらえますか?
いいえ。申請総額が予算額を超えた場合は抽選で交付予定者が決まる仕組みです。申請したからといって、必ず採択されるわけではありません。
