この補助金の対象要件は「米国関税措置」と「物価高」のどちらか一方に絞られていません。両方を対象にすることで、原因を厳密に切り分けなくても申請できる設計になっています。売上や利益が下がった理由が関税措置なのか物価高なのか判然としない事業者にとっては、間口が広い制度といえます。
対象は、令和7年4月以降の任意の1か月間で、売上高・売上総利益・営業利益のいずれかが前年同期比5%以上減少した、福島県内に本社・事業所がある中小企業等です。補助率は3分の2以内、上限は100万円です。
米国関税措置・物価高緊急対策事業の要点まとめ
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 申請者 | 事業者(法人・個人事業主) |
| 制度名 | 米国関税措置・物価高緊急対策事業 |
| 対象業種 | 業種不問 |
| 利用目的 | 設備投資、新商品開発、販路開拓・展示会 |
| 対象地域 | 福島県 |
| 従業員数 | 福島県内に本社・事業所がある中小企業等 |
| 補助上限額 | 100万円(税抜き) |
| 補助率 | 2/3以内 |
| 申請受付 | 2025年10月30日〜2026年10月30日17時(予定企業数到達時点で終了) |
| 公式サイト | 公益財団法人福島県産業振興センター「米国関税措置・物価高緊急対策事業」 |

対象になる条件 「いずれか1か月」で判定
対象要件は、令和7年4月以降の任意の1か月間で、売上高・売上総利益・営業利益のいずれかが前年同期比5%以上減少していることです。「直近の決算全体で見て赤字かどうか」ではなく、特定の1か月だけでも要件を満たせば対象になり得るという点が、この制度の使いやすさです。売上は落ちていなくても粗利が圧迫されている、というケースでも対象になる可能性があります。
対象経費 経営強化に直結する取組が対象
対象経費は、機械設備購入、新商品開発、展示会出展、省エネ設備更新など、経営強化に直結する経費です。関税措置や物価高で圧迫された利益率を、業務効率化や新たな収益源の開拓で取り戻す取組を支援する内容になっています。
申請は1事業者1件まで
申請は単一事業者につき1件に限定されています。 複数のプロジェクトを同時に走らせたい場合でも、この補助金では1件しか申請できません。どの取組を申請するか、優先順位をつけて選ぶ必要があります。
予定企業数に達すると締切前でも終了
募集期間は令和8年10月30日までとされていますが、予定企業数に達した時点で終了します。締切日まで余裕があると思って後回しにすると、その前に受付が締め切られる可能性があります。
申請方法
必要書類一式を、レターパックなど追跡可能な方法での郵送、または持参で提出します。
よくある質問
米国関税措置と物価高、どちらが原因かはっきりしなくても申請できますか?
はい。この制度は「米国関税措置又は物価高に起因して」と規定されており、両方をまとめて対象にしています。厳密な原因の切り分けは必須ではないと考えられますが、詳細は福島県産業振興センターへの確認をおすすめします。
複数のプロジェクトをまとめて申請できますか?
いいえ。申請は単一事業者につき1件に限定されています。
締切の10月30日まで余裕があれば大丈夫ですか?
予定企業数に達した時点で受付が終了するため、締切日まで余裕があるとは限りません。早めの申請をおすすめします。
