原子力産業のサプライチェーンに関わる企業なら、一度は目にしたことがあるかもしれない補助金です。令和3年度「原子力産業基盤強化事業補助金」は2021年5月31日で募集を終了しており、現在は申請できません。 ただし資源エネルギー庁は同種の事業を令和8年度も継続しています。
この補助金は、原子力産業を支える部素材の供給途絶対策や、原子力人材の確保・育成など、持続可能な原子力産業基盤を維持するための取組を支援していました。
原子力産業基盤強化事業補助金の要点まとめ
正式名:令和3年度「原子力産業基盤強化事業補助金」
だれが
- 申請者
- 事業者(法人。原子力産業のサプライチェーンに関わる企業等)
- 対象業種
- 汎用(原子力関連産業)
- 利用目的
- 研究開発・実証、人材育成・研修、設備投資(サプライチェーン強化・人材確保等)
- 対象地域
- 全国
- 従業員数
- 規定なし
いくら
- 補助上限額
- 上限3億円
- 補助率
- 2分の1
いつ・どこへ
- 申請受付
- 終了(2021年5月11日〜2021年5月31日)
- 公式サイト
- https://www.enecho.meti.go.jp/appli/public_offer/

対象になるもの・ならないもの
- 対象になる: 原子力部素材の供給体制強化に向けた設備投資、複数企業が連携した人材育成プログラムの構築費用
- 対象にならない: 原子力事業と直接関係のない一般的な設備更新(サプライチェーンの維持・強化という目的から外れるもの)
なぜこの線が引かれているか。 原子力産業は特定のサプライヤーが減少すると代替が効きにくく、供給網が途絶えるリスクがあります。この補助金は産業基盤そのものの持続可能性を対象にしており、個社の一般的な生産性向上とは狙いが異なります。
よく誤解されるポイント
上限額が3億円と大きいため、他の設備投資系補助金と同じ感覚で申請できると考えがちですが、この補助金は原子力産業という限定された分野の事業者が対象で、複数企業の連携を前提にした事業計画が求められます。一般の製造業がそのまま対象になるわけではありません。
今から申請できる後継制度
資源エネルギー庁は令和8年度も「原子力産業基盤強化事業(サプライチェーン強化事業)」の公募を継続しています。直近では委託先の公募(企画競争)が実施されており、補助金という形式だけでなく委託事業の形をとる場合もあるため、公募の形態も含めて公式ページで確認する必要があります。
よくある質問
今から申請できますか?
できません。令和3年度分は2021年5月31日で終了しています。
後継の制度はありますか?
あります。資源エネルギー庁が「原子力産業基盤強化事業」を令和8年度も継続しており、サプライチェーン強化事業の公募が確認できています。
補助金と委託事業、どちらの形式ですか?
年度によって形式が異なります。令和8年度の一部事業は「委託先の公募(企画競争)」の形をとっているため、補助金と委託事業のどちらに該当するかを公式ページで必ず確認してください。
