DXの補助金と聞くと、パソコンやシステムを買う費用をイメージしがちです。岐阜市のこの補助金は、そこが主役ではありません。3つの事業のうち2つは、研修の受講料そのものが対象経費です。
「中小企業等DX推進補助金」は、DX・IT研修事業(年度内上限5万円)、スマート経営実践事業(上限20万円)、イノベーション研修事業(年度内上限10万円)の3本立て。どれも補助率は1/2前後です。申請期限は令和9年2月26日、現在受付中です。
岐阜市中小企業等DX推進補助金の要点まとめ
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 申請者 | 事業者(法人・個人事業主) |
| 制度名 | 岐阜市中小企業等DX推進補助金 |
| 対象業種 | 業種指定なし(市内で事業を営む中小企業等) |
| 利用目的 | DX・IT研修受講、システム・機器導入費の上乗せ |
| 対象地域 | 岐阜県岐阜市 |
| 従業員数 | 中小企業等(規模基準は公式ページに詳細な記載なし) |
| 補助上限額 | DX・IT研修事業:年5万円/スマート経営実践事業:20万円/イノベーション研修事業:年10万円 |
| 補助率 | DX・IT研修・イノベーション研修:1/2以内/スマート経営実践:75万円超過分の1/2以内 |
| 申請受付 | 〜令和9年2月26日 |
| 公式サイト | 岐阜市「岐阜市中小企業等DX推進補助金について」 |

研修費のほうが、実は入りやすい
DX・IT研修事業とイノベーション研修事業は、それぞれソフトピアジャパン・テクノプラザが実施する研修の受講料が対象経費です。機器の購入や見積の手間がなく、研修に申し込むだけで対象経費が発生します。補助率1/2、上限は年度内5万円と10万円。イノベーション研修事業は、受講料から補助金を差し引いた額だけを負担する代理受領も使えます。
スマート経営実践事業は「単独」では使えない
一方でスマート経営実践事業は、仕組みが違います。対象経費は「ソフトピアジャパンのスマート経営実践補助金の交付を受けたシステム・機器導入費」です。つまり、先に別の補助金で交付決定を受けていることが前提になります。
岐阜市の補助はその対象経費のうち、75万円を超える部分の1/2、上限20万円を上乗せする仕組みです。75万円ちょうどの導入では上乗せは発生しません。100万円かければ、超過分25万円の1/2=12.5万円が上乗せ対象になります。
共通の条件は市税滞納なし・併用不可
3事業に共通する条件は、市税を滞納していないこと、他の補助金の交付決定を受けていないこと(スマート経営実践補助金を除く)です。交付決定より前の契約・購入は対象外という点も共通で、研修に申し込む前に申請の順番を確認しておく必要があります。
問い合わせ先は岐阜市経済部商工課工業振興係(電話058-214-2359)です。
よくある質問
3つの事業をすべて併用できますか?
DX・IT研修とスマート経営実践は別枠のため併用可能ですが、詳細は事前に商工課へ確認することをおすすめします。同一区分の重複申請はできません。
システムを先に導入してから申請できますか?
できません。スマート経営実践事業は、ソフトピアジャパンの補助金交付決定が前提になっており、順番を守る必要があります。
研修事業だけを申請するのに、機器の購入は必要ですか?
不要です。DX・IT研修事業とイノベーション研修事業は、受講料そのものが対象経費です。
