「FS調査」という言葉を見て、何を指すのか分からないまま読み飛ばす読者は多いはずです。FS(Feasibility Study)調査とは事業化の可能性を検討する調査のことで、この補助金は実際の施設整備費ではなく、構想段階の調査費用を対象にします。 令和7年度FS調査事業 第3次公募(廃棄物処理施設を核とした地域循環共生圏構築促進事業)は上限1億円で、2025年9月19日で受付を終了しています。
廃棄物処理施設を核とした地域循環共生圏構築促進事業の要点まとめ
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 申請者 | 事業者(地方公共団体・民間事業者を含む) |
| 制度名 | 令和7年度 FS調査事業 第3次公募【廃棄物処理施設を核とした地域循環共生圏構築促進事業】 |
| 対象業種 | 汎用(廃棄物処理業を中心に地域振興に関わる幅広い事業者) |
| 利用目的 | 安全・防災、設備投資、DX・IT導入 |
| 対象地域 | 全国 |
| 従業員数 | 規定なし |
| 補助上限額 | 上限1億円 |
| 補助率 | |
| 申請受付 | 2025年8月25日〜9月19日(受付終了) |
| 公式サイト | Jグランツ「令和7年度 FS調査事業 第3次公募」 |

「施設整備」ではなく「構想段階の調査」が対象
廃棄物処理施設のエネルギー利用というと、発電設備や熱供給設備そのものの整備費用を思い浮かべがちですが、この事業が対象にするのは、その前段階にあたる「地域循環共生圏」構想の実現可能性を検討する調査費用です。
- 対象になる:廃棄物処理施設で発生するエネルギー(廃棄物発電・熱利用等)を核とした地域内でのエネルギー融通・産業連携の構想を検討するFS調査
- 対象にならない:構想を経ずに行う施設整備工事そのものの費用
「地域循環共生圏」という言葉は環境省の政策用語で、廃棄物処理施設と周辺の農業・産業・エネルギー需要をつなげる地域構想を指します。 単独の設備投資計画ではなく、地域を巻き込んだ構想であることが前提の制度です。
よく誤解されるポイント——「第3次公募」は年度によって回数が変わる
この事業は毎年度、複数回の公募が組まれています。「第3次公募」という表記は令和7年度内での回数を示すもので、次年度も同じ回数で実施されるとは限りません。 前年度の公募スケジュールをそのまま当てはめて準備すると、実際の公募時期とずれる可能性があります。
よくある質問
今から申請できますか?
できません。第3次公募は2025年9月19日で受付を終了しました。 次年度以降の公募実施はJグランツまたは環境省の公式ページで確認してください。
施設整備の工事費も対象になりますか?
なりません。対象は構想段階のFS(事業化可能性)調査費用です。実際の施設整備工事費は別の補助金枠での申請が必要です。
地方公共団体でなくても申請できますか?
民間事業者も対象に含まれます。 ただし地域循環共生圏という性質上、自治体との連携が前提になる可能性が高いため、詳細は公募要領での確認をおすすめします。
