陶土の購入費は、いくら戻ってくるのか。購入費の20%です。波佐見町は「陶土が25%値上がりした」とみなし、その値上がり分を購入費×25/125で計算して支援します。
ただし対象は陶土の購入費だけで、生地の購入費は含まれません。生地屋・窯元・商社・型屋・個人作家のどれでも、事業用に陶土を買っていれば対象になります。
波佐見町 陶土価格高騰緊急対策支援金の要点まとめ
正式名:地場産品原材料価格高騰緊急対策支援金(陶土価格高騰緊急対策支援金)
だれが
- 申請者
- 陶磁器関連の事業者(個人作家を含む)
- 対象業種
- 陶磁器関連(生地屋・窯元・陶磁器商社・型屋・個人作家等)
- 利用目的
- 陶土の価格高騰に対する支援
- 対象地域
- 長崎県波佐見町
- 従業員数
- 規定なし
いくら
- 補助上限額
- 定めなし(陶土購入費×25/125で算定)
- 補助率
- 陶土購入費の20%(陶土価格が25%上がったとみなした分)
いつ・どこへ
- 申請受付
- 2026年10月1日〜2026年12月10日(第4期・予定)
受付は期ごとに区切られ、予算額に達した時点で中止されます。上限額の定めはありませんが、申請額が予算を超えると計算の割合が下がります。
うちは対象になる?
次の5つにすべて当てはまれば、対象の見込みです。
当てはまるものにチェックを入れてください。0 / 5
町税等は、納税相談をしている場合も認められます。新しく創業した事業者は、事業を続けている実績の要件がかかりません。町内に事業所がなくても、組合員なら要件を満たします。組合は、要綱では長崎県生地製造工業協同組合、波佐見陶磁器工業協同組合、長崎県陶磁器卸商業協同組合の3つです。
次のどれかに当たると対象外です。
- ✕ 燃料費等高騰対策支援金を申請する
- ✕ 反社会的勢力と関係がある
第3期波佐見町燃料費等高騰対策支援金を申請しない事業者であることが要件です。陶土の支援金と燃料費の支援金は、どちらか一方を選ぶことになります。どちらが有利かは、公式ページから読み取れませんでした。申請書の誓約書には「今後も申請しません」とあるので、出す前に商工観光課で見比べておくのが確実です。
いくら戻ってくる?
陶土購入費に25/125(20%)を掛けて、千円未満を切り捨てた額です。
- 窯元が半年分の陶土を120万円で購入:120万円 × 25/125 = 24万円
- 生地屋が陶土を300万円で購入:300万円 × 25/125 = 60万円
- 個人作家が陶土を8万3,500円で購入:8万3,500円 × 25/125 = 1万6,700円 → 千円未満を切り捨てて1万6,000円
町のチラシの記入例では、税抜の購入額79万8,200円が15万9,000円になっています(15万9,640円の千円未満を切り捨て)。
公式ページに上限額の記載はありません。申請額が予算を超えたときは、計算割合が調整されて、上の計算より少なくなります。
何に使える?
対象にならないもの
- 生地の購入費
- 消費税
- 送料・手数料等
対象になるもの
- 事業用として買った陶土の購入費
要綱が対象経費にしているのは「陶磁器生地製造事業のために購入した陶土」です。生地を仕入れて焼く窯元は、陶土の購入費がないので申請する金額がありません。購入期間は2025年8月から2026年12月までです。
申請の流れ
- 対象期間を確かめる(事業者。購入日が第何期に入るかを見る)
- 購入が分かる書類をそろえる(事業者。領収書・請求書・通帳など)
- 申請書を窓口に出す(事業者→波佐見町役場 商工観光課。持参か郵送)
- 審査を受けて交付を待つ(波佐見町→事業者)
期ごとの対象期間と申請受付期間は次のとおりです。
| 区分 | 対象期間 | 申請受付期間 |
|---|---|---|
| 第1期 | 2025年8月〜12月 | 1月26日〜3月27日 |
| 第2期 | 2026年1月〜3月 | 4月1日〜6月26日 |
| 第3期 | 2026年4月〜6月 | 7月1日〜9月25日 |
| 第4期 | 2026年7月〜9月 | 10月1日〜12月10日 |
町のチラシには「前の受付期間の分も申請可能」とあります。ただし、対象期間の後半は予算が足りなくなる可能性があるので、その都度の申請が求められています。
要綱の対象は2026年12月までの購入分で、申請期間は2027年2月5日までです。第5期の日程は、公式ページにまだ載っていません。
必要な書類
準備できた 0 / 5
陶土の購入が分かる書類は、購入金額と数量が確認できる領収書・請求書・通帳などの写しです。事業が分かる書類は、直近の所得税または法人税の確定申告書などの写しです。通帳は表紙の裏の見開きページを写し、名義は申請者と同じものに限ります。
もらえなくなるのはどんなとき?
- 予算に達した:申請額が予算額に達すると、受付が中止されます。期の途中でも終わるので、購入後は早めに出します。
- 購入が書類で示せない:金額と数量の分かる領収書・請求書・通帳がないと、陶土の購入費を証明できません。
- 燃料費の支援金も申請した:第3期の燃料費等高騰対策支援金を申請した事業者は、この支援金の対象外です。
- 申請に偽りがあった:不正や虚偽が分かると、交付決定が取り消されて、支払い済みの支援金の返還を命じられることがあります。
- 生地や消費税を含めて申請した:生地の購入費、消費税、送料・手数料等は対象外なので、計算から外します。
よくある質問
上限額はいくらですか?
公式ページに上限額の定めはありません。支援金は陶土購入費×25/125(千円未満切り捨て)で決まり、購入費が大きいほど額も増えます。ただし申請額の合計が予算額を超えた場合は、計算割合が調整されて、計算式どおりの額にならないことがあります。予算の残りや調整の見込みは公表されていないため、気になる場合は商工観光課へ確かめてください。
購入費が100万円なら、いくら受け取れますか?
100万円 × 25/125 = 20万円です。千円未満は切り捨てなので、購入費が100万円ちょうどなら端数は出ません。消費税や送料を含んだ請求額で出さないよう、陶土そのものの代金だけで計算します。予算を超えて申請が集まった場合は、計算割合が調整されて20万円より少なくなることがあります。
商社や個人作家も対象ですか?
対象者に含まれます。町のチラシは対象者を「生地屋・窯元・陶磁器商社・型屋・個人作家等」と書いています。ただし、事業用として陶土を購入していることが条件です。要綱の対象経費は「陶磁器生地製造事業のために購入した陶土」なので、商社の購入がこれに当たるかは公式ページから読み取れません。購入内容を伝えて商工観光課に確かめてください。
生地を仕入れている窯元は対象になりますか?
陶土を買っていなければ、申請できる金額がありません。公式ページは「生地購入費は対象外」としていて、対象は陶土の購入費だけです。生地を仕入れて焼成や絵付けをしている窯元は、陶土の領収書がありません。陶土と生地の両方を買っている場合は、陶土の分だけを申請します。
消費税や送料は支援の計算に入りますか?
入りません。消費税、送料、手数料等は対象外と公式ページに書かれています。領収書や請求書に税込みの合計額しか書かれていないときは、陶土そのものの代金を読み取って計算します。内訳が分からない書類は、販売元に内訳の分かる請求書を出し直してもらうと、申請のときに迷いません。
町外に事業所がある場合は申請できますか?
波佐見町内に事業所がなくても、町内にある陶磁器関連組合の組合員なら申請できます。要綱が挙げる組合は、長崎県生地製造工業協同組合、波佐見陶磁器工業協同組合、長崎県陶磁器卸商業協同組合の3つです。これ以外の組合員が当たるかは書かれていません。該当するか迷うときは、商工観光課に聞くのが早いです。
創業したばかりでも申請できますか?
申請できます。公式ページは「継続的に事業を行っていることが認められ、事業を継続する意思がある」ことを求めていますが、「新たに創業した事業者はこの限りではない」としています。つまり事業の実績年数は問われません。ただし事業用に陶土を購入していることと、町税等を滞納していないことは、創業直後でも必要です。
燃料費等高騰対策支援金と両方もらえますか?
もらえません。「第3期波佐見町燃料費等高騰対策支援金を申請しない事業者であること」が要件に入っています。どちらを選ぶかで受け取れる額は変わります。燃料費の支援金の算定方法は、今回確認した公式ページに載っていません。比べるには、燃料費の支援金のページと、自社の陶土購入額を並べて検討します。
前の期の購入分も、今から申請できますか?
町のチラシには「前の受付期間の分も申請可能」と書かれています。第1期から第3期の購入分も、第4期の受付期間に出せる読み方になります。ただし対象期間の後半は予算が足りなくなる可能性があると注意されているので、購入分は期ごとに出すのが安全です。出し忘れた分があれば、先に商工観光課へ確かめてください。
申請はどこに、どうやって出しますか?
波佐見町役場 商工観光課の窓口に持参するか、郵送します。住所は〒859-3791 長崎県東彼杵郡波佐見町宿郷660です。電話での問い合わせ先は、商工観光課の直通0956-85-2162です。郵送の場合は、申請期間内に町へ届く必要があります。電子申請の案内は、公式ページにありませんでした。控えを手元に残してから送ります。
予算がなくなったらどうなりますか?
支援金の申請額が予算に達した時点で、申請の受付は中止されます。受付期間の途中でも終わるため、期間の最終日まで待つのは勧められません。また、申請額が予算額を超えた場合は、計算割合が調整されます。この場合は、陶土購入費×25/125の額より少ない金額になります。
