「うちの会社も使えるアプリ導入補助金?」と思って交付要綱を開くと、少し違う話だと分かります。この補助金の申請者は、個々のタクシー会社ではなく今治タクシー事業協同組合に限られています。
今治市タクシー地域アプリ導入等支援事業費補助金は、複数のタクシー事業者が協同で運用する配車アプリの導入・運用費を、補助率10/10(実質全額)で支援する制度です。申請期限は令和8年6月末日までと、他の補助金より短めに設定されています。
タクシー地域アプリ導入等支援事業費補助金の要点まとめ
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 申請者 | 事業者(今治タクシー事業協同組合) |
| 制度名 | 今治市タクシー地域アプリ導入等支援事業費補助金 |
| 対象業種 | タクシー事業(一般乗用旅客自動車運送事業) |
| 利用目的 | 複数タクシー事業者が協同運用する配車アプリのシステム・機材の導入・構築・運用 |
| 対象地域 | 愛媛県今治市 |
| 従業員数 | 公式ページに記載なし(交通政策課へお問い合わせください) |
| 補助上限額 | 交付要綱に上限額の定めなし(補助率10/10) |
| 補助率 | 10/10(千円未満切り捨て) |
| 申請受付 | 交付申請は令和8年6月末日まで(要綱の施行は令和8年5月1日、失効は令和9年3月31日) |
| 公式サイト | 今治市「今治市タクシー地域アプリ導入等支援事業費補助金交付事業について」 |

申請できるのは組合だけ。個々のタクシー会社ではない
背景にあるのは、エネルギー価格の高騰と今治市内のタクシー運転手不足です。ただし、交付要綱の補助対象者は「今治タクシー事業協同組合」1組織のみと定められています。
個々のタクシー会社が単独で申請することはできません。市内のタクシー事業者が協同で運用する配車アプリの導入というスキームのため、申請主体は組合に一本化されています。市内のタクシー会社としてこの制度を使うなら、組合を通じた参加という形になります。
何に使えるか。配車アプリの導入・運用費
対象経費は、今治市内のタクシー配車を目的としたスマートフォン向けアプリケーションに関する次の費用です。
- システム導入及び構築に係る経費(システム・クラウドサービス等の導入、構築、設定、テスト費用)
- システム運用の機材等に係る経費(設置機材、充電機材、配車システム連携用ソフトウェア)
- 令和9年2月28日までのシステム運用に係る経費(使用料・運用保守費用)
一方で、配車の基本機能以外のオプション機能費用、機材の故障・破損時の交換修繕費用、出張旅費、ホームページ修正費用、個別チラシの印刷製本費用は対象外です。
補助率は10/10。ただし対象経費の線引きは細かい
補助率は対象経費の10/10(全額)です。ここまで補助率が高い制度は珍しく、負担軽減効果は大きくなります。
ただし、対象経費から外れる項目が多いのが特徴です。配車の基本機能を超えたオプション機能の費用や、故障・破損時の交換修繕費用は対象になりません。見積書を組む段階で、どこまでが基本機能に含まれるかを事前に整理しておく必要があります。
申請期限は令和8年6月末日。想定より短い
要綱の施行は令和8年5月1日からですが、交付申請書の提出期限は令和8年6月末日までです。全体の失効期限(令和9年3月31日)より、実際に動ける期間はかなり短くなっています。
事業計画書・収支予算書・見積書と内訳書・参加タクシー事業者及び台数の一覧(予定)など、添付書類も複数あります。組合として動く場合は、早めに準備を始めるのが安全です。
問い合わせ先
- 今治市 交通政策課
- 電話:0898-36-1632
- メール:kotsus@imabari-city.jp
よくある質問
タクシー会社1社だけで申請できますか?
できません。補助対象者は今治タクシー事業協同組合に限られます。個々のタクシー会社が単独で申請する制度ではありません。
補助上限額はいくらですか?
交付要綱には具体的な上限額の記載がありません。補助率10/10(対象経費の全額、千円未満切り捨て)とだけ定められています。詳細は交通政策課へご確認ください。
アプリのオプション機能の費用も補助されますか?
されません。配車の基本機能以外のオプション機能に係る経費は補助対象外と要綱に明記されています。
