燃料も食材も上がっているのに、宿泊料や船の料金にはすぐ転嫁できない。そんな観光の現場に向けて、今治市が一時金を出しています。対象は、旅館業法の許可を受けた宿泊事業者と、潮流体験を営む観光船事業者だけです。
宿泊業は収容人員に2,000円をかけた額(1事業者で上限100万円)、観光船業は1隻につき10万円です。申請は2026年12月28日までに、観光課へ持参か郵送で出します。
今治市 観光事業者物価等高騰対応事業費補助金の要点まとめ
正式名:今治市観光事業者物価等高騰対応事業費補助金
だれが
- 申請者
- 事業者(法人・個人事業主)
- 対象業種
- 宿泊業、観光船事業(潮流体験)
- 利用目的
- 物価・燃料費高騰の影響の緩和
- 対象地域
- 愛媛県今治市
- 従業員数
- 公式ページに記載なし(観光課へお問い合わせください)
いくら
- 補助上限額
- 上限100万円(宿泊業)/観光船は1隻10万円
- 補助率
- 定額(収容人員・隻数に応じた算定)
いつ・どこへ
- 申請受付
- 2026年7月1日〜2026年12月28日
自分の事業は対象になる?
次のうち、宿泊業か観光船業のどちらか1つと、下の2つにすべて当てはまれば対象の見込みです。
当てはまるものにチェックを入れてください。0 / 4
宿泊施設の許可は、旅館業法第3条第1項のものです。観光船は、潮流体験を営む市内の事業者が対象です。
次のどれかに当たると対象外です。
- ✕ 宿泊・観光船以外の観光事業者
- ✕ 休業中(改装などの一時休止は除く)
- ✕ 暴力団・暴力団員等に当たる
- ✕ 店舗型性風俗特殊営業の事業所
飲食店や土産物店は、観光に関わる事業でも対象に入りません。「休止」の線引きは、改装やメンテナンスによる一時的な休止を除く、という以上は公式ページに書かれていませんでした。迷うときは申請前に観光課へ聞く手があります。
いくら戻ってくる?
宿泊業は、申請時に市内で営業している施設の収容人員に2,000円をかけます。申請書に書く人数は、現状の客室定員(宿泊室のみ)です。10人以下の施設は、人数に関係なく施設ごとに一律2万円です。
- 収容人員6人の民宿:一律2万円
- 収容人員50人の旅館:50人 × 2,000円 = 10万円
- 収容人員300人のホテル:300人 × 2,000円 = 60万円
- 収容人員600人のホテル:600人 × 2,000円 = 120万円 → 上限の100万円
上限の100万円に届くのは、収容人員が500人のときです。複数の施設を持つ事業者は、11人以上の施設の人数を足し合わせて計算します。公式の例では、11人と50人の施設で61人 × 2,000円 = 12.2万円です。
観光船業は、市内で潮流体験を行っている船1隻につき10万円です。船が3隻なら 3隻 × 10万円 = 30万円になります。
申請から振込まで
- 申請書類をそろえる(事業者。市の案内ページから様式を取り、宿泊業は営業許可証の写し、観光船業は船舶検査証書を用意)
- 観光課へ出す(事業者→今治市 観光課。持参か郵送で、2026年12月28日まで)
- 振込を待つ(今治市→事業者。申請受付から約1か月)
申請書は請求書を兼ねています。見積書や事業計画書を出す補助金ではないので、書類の山を作る手間は軽めです。実績報告についても、募集要領に書かれていませんでした。
必要な書類
準備できた 0 / 4
様式は宿泊事業者用と観光船事業者用で分かれています。振込先は申請者名義の口座です。
もらえなくなるのはどんなとき?
- 申請日に休業している:申請日時点で営業していることが条件です。誓約書にも、営業を継続すると書きます。
- 市税の滞納がある:申請者の市税の納付状況を調べることに同意する欄が、申請書にあります。
- 申請内容に虚偽があった:誓約書で、交付の取消しと返還に異議なく応じると約束します。
- 12月28日を過ぎた:申請の受付は2026年12月28日までです。
よくある質問
小さな民宿や旅館でも対象になりますか?
対象になります。旅館業法第3条第1項の許可を受けた宿泊事業者で、施設が今治市内にあれば、規模の下限はありません。収容人員が10人以下の施設は、人数にかかわらず施設ごとに一律2万円です。収容人員6人の民宿でも2万円、10人の施設でも2万円になります。営業許可証の写しを用意しておくと、申請書類をすぐそろえられます。
宿泊施設を複数持っています。どう計算しますか?
収容人員が11人以上の施設は、人数を足して2,000円をかけます。公式の例では、11人と50人の施設なら61人で12.2万円です。10人以下の施設は、1施設ごとに2万円を足します。収容人員6人と10人の2施設なら4万円です。宿泊事業者1つにつき上限は100万円なので、全体の合計がそこで止まります。
飲食店や土産物店は対象になりますか?
対象になりません。交付対象者は、宿泊事業者と観光船事業者(潮流体験を営む市内事業者)の2種類に限られています。観光客向けの飲食店や土産物店でも、この補助金は使えません。別の物価高騰対策があるかどうかは、今治市の事業者向けの案内ページか、観光課で確かめられます。
観光船は何隻分もらえますか?
申請時に市内で潮流体験を行っている船が、1隻あたり10万円です。公式の例では3隻で30万円になります。申請書には、潮流体験に使っている船の名前を全部書きます。船の大きさや定員で金額は変わりません。添付する書類は、誓約書と船舶検査証書です。
休業中でも申請できますか?
申請日時点で営業を休止している事業者は対象外です。ただし、改装やメンテナンスなどによる一時的な休止は含まれません。たとえば改装工事で数日閉めているだけなら、休止には当たらない扱いです。どの程度の期間まで一時的とみなされるかは、公式ページに書かれていません。判断に迷うときは、観光課に電話で聞いておくと安心です。
申請はいつまで、どこへ出しますか?
2026年7月1日から12月28日までに、今治市の観光課へ持参するか郵送します。受付時間は、市役所の開庁時間(平日の午前8時30分から午後5時15分まで)が目安です。先着順や予算の上限による早期終了があるかどうかは、公式ページに書かれていませんでした。年末が近づくほど窓口は混みやすいので、書類がそろったら早めに出すという手があります。
振込まで、どのくらいかかりますか?
申請の受付から約1か月です。今治市が、申請書に書いた申請者名義の口座へ振り込みます。申請書が請求書を兼ねているので、別に請求書を出す必要はありません。資金繰りの時期が決まっている場合は、約1か月かかることを見込んで、逆算して申請の時期を決めると動きやすくなります。
使い道の報告は必要ですか?
募集要領と公式ページには、実績報告や領収書の提出が必要とは書かれていません。出す書類は、申請書兼請求書、誓約書、営業許可証の写し(観光船は船舶検査証書)です。ただし誓約書には、営業を続けること、追加の書類を求められたら出すこと、観光統計などの調査に協力することが書かれています。
申請書に虚偽があった場合はどうなりますか?
誓約書に、申請内容に虚偽があれば補助金の交付の取消しと返還に異議なく応じる、と書く決まりです。収容人員や船の隻数は、実態のとおりに書きます。誓約書には、市から営業を確かめられる追加の書類を求められたら速やかに出すことも書かれています。数字に不安があれば、申請前に観光課へ確認しておくと、出し直しを防げます。
問い合わせ先はどこですか?
今治市の観光課です。電話は0898-36-1541、メールはkankou@imabari-city.jpです。所在地は今治市別宮町1丁目4番地1の本庁第1別館6階になります。対象になるか、収容人員の数え方、休止の扱いなど、公式ページに書かれていないことで迷ったら、申請の前に聞いておくと安心です。電話は平日の開庁時間内につながります。
