大島石を掘るための燃料代が、前の年より上がった。その差額の半分、最大100万円を今治市が補助します。対象は、今治市大島で採掘認可許可証を持ち、稼働している採掘事業者です。
この記事は大島石の採掘事業者向けです。同じ今治市には、菊間瓦の製造事業者向けに同じ上限額の補助金もあります。対象者と提出書類が違うため、別の制度として扱われています。
今治市 伝統産業(大島石)物価高騰対応事業費補助金の要点まとめ
正式名:伝統産業(大島石)物価高騰対応事業費補助金
だれが
- 申請者
- 事業者(法人・個人事業主)
- 対象業種
- 大島石の採掘業
- 利用目的
- 燃料費の高騰への対応
- 対象地域
- 愛媛県今治市(大島)
- 従業員数
- 規定なし
いくら
- 補助上限額
- 100万円(1事業者あたり)
- 補助率
- 1/2
いつ・どこへ
- 申請受付
- 2026年7月1日〜2027年1月29日
うちは対象になる?
次の4つにすべて当てはまれば、対象の見込みです。
当てはまるものにチェックを入れてください。0 / 4
事業を続ける意思は、申請時の誓約書で示します。誓約書には、採掘認可許可証を持つ稼働中の採掘事業者であることを書く項目もあります。
次のどれかに当たると対象外です。
- ✕ 採掘認可許可証がない
- ✕ 大島以外で採掘している
- ✕ 暴力団・暴力団員等に当たる
いくらもらえる?
いくらもらえるか計算する
補助率 1/2 / 上限 100万円
補助額は「燃料の値上がり分 × 1/2」で、上限は100万円です。値上がり分は、令和8年度と令和7年度の平均単価(税抜)の差に使用量を掛けて出します。
使用量は、令和8年度の対象期間の量です。ただし令和7年度の同じ期間の量が上限になります。
- 単価差30円、使用量8,000リットル:30円 × 8,000リットル = 24万円 → 24万円 × 1/2 = 12万円
- 令和8年度の使用量が6,000リットル、令和7年度が5,000リットル、単価差20円:20円 × 5,000リットル = 10万円 → 10万円 × 1/2 = 5万円
- 単価差40円、使用量60,000リットル:40円 × 60,000リットル = 240万円 → 120万円 → 上限の100万円
数字はいずれも計算の例です。上限の100万円に届くのは、値上がり分が200万円以上のときです。令和8年度の単価が令和7年度を上回らなければ、値上がり分は出ません。
どの期間で比べる?
対象期間は、令和8年4月から12月のうち、自分で選ぶ連続した2〜9か月です。令和7年度は、令和8年度に選んだ期間と同じ月を使います。
たとえば6月から10月の5か月を選んだなら、令和7年の6月から10月と比べます。値上がりが大きかった月を含めると、補助額は大きくなります。
何に使える?
対象にならないもの
- 採掘以外の事業で使う燃料の費用
- 値上がりしていない部分の燃料費
対象になるもの
- 大島石の採掘で使う燃料費の高騰による影響額
燃料費そのものではなく、前の年より上がった分が対象です。
申請の流れ
- 対象期間を決める(事業者。令和8年4月〜12月の連続2〜9か月)
- 請求書・納品書から平均単価と納品量を出す(事業者。令和8年度と令和7年度の両方)
- 市税完納証明書を取る(事業者→支所住民サービス課か納税課)
- 書類を市に出す(事業者→今治市 産業振興課。2027年1月29日まで)
- 交付が決まれば、申請書兼請求書で補助金を請求する(事業者→今治市)
申請書は請求書を兼ねています。交付が決まった場合は、出した申請書がそのまま請求になります。
平均単価及び納品量計算書は、燃料の種類ごとに別のExcelを作ります。市の記載例も、免税軽油と灯油を別のシートに分けています。種類が複数あるときに補助額をどう合わせるかは、公式ページに記載がありません。産業振興課に確かめてください。計算書は2026年8月31日に修正されています。それより前に取った人は、取り直してください。
郵送のときは、封筒に「伝統産業(大島石)物価高騰対応事業費補助金交付申請書兼請求書」と書きます。
必要な書類
準備できた 0 / 10
提出順は、チェックリストを一番上にして、あとは上の表の順に並べます。チェックリストの留意事項に、書類に不備があると受付が認められないとあります。出す前に申請者欄に印を付けて確かめます。納品量は、単価の書類(請求書など)で確かめられるなら、別の書類は要りません。
市税完納証明書は、法人なら法人分、個人なら代表者分です。通帳は、金融機関名・支店名・口座名義人・口座番号が見える面を写します。
もらえなくなるのはどんなとき?
- 申請内容に虚偽があった:誓約書で、交付の取り消しと返還に応じると約束します。
- 値上がり分が出なかった:令和8年度の単価が令和7年度以下だと、補助額が出ません。
- 対象期間がそろっていない:令和7年度は、令和8年度と同じ月で比べます。月がずれた書類は計算に使えません。
- 1月29日を過ぎた:2027年1月29日が申請の締切です。
よくある質問
補助額はどう計算しますか?
「(令和8年度の平均単価 − 令和7年度の平均単価)× 令和8年度の使用量」で値上がり分を出し、その2分の1が補助額です。使用量は、令和7年度の使用量が上限です。千円未満は切り捨てて、上限は100万円です。平均単価は、対象期間の納品額を使用量で割って、税抜で出します。計算は、市の案内ページにある「平均単価及び納品量計算書」に入力して進めます。
対象期間はどう選びますか?
令和8年4月から12月のうち、連続する2〜9か月を自分で選びます。令和7年度は、同じ月を使います。たとえば令和8年の6月から10月を選んだなら、令和7年の6月から10月と比べます。値上がり幅が大きかった月を含む期間を選ぶと、補助額が大きくなりやすいです。請求書や納品書で、選んだ月の単価と量を確かめられることが前提です。
上限の100万円に届くのはどんなときですか?
値上がり分が200万円以上のときです。補助額は値上がり分の2分の1なので、200万円で100万円になります。たとえば単価差が40円で、使用量が60,000リットルなら、値上がり分は240万円です。補助額は120万円と出ますが、受け取れるのは上限の100万円です。単価差が小さい、または使用量が少ないときは、上限に届きません。
令和8年度の使用量のほうが多いときは、どうなりますか?
令和7年度の使用量が上限になります。たとえば令和8年度が6,000リットル、令和7年度が5,000リットルなら、計算に使うのは5,000リットルです。単価差が20円なら、20円 × 5,000リットルで10万円、補助額は5万円です。使用量を増やして補助額を大きくすることはできません。逆に令和8年度の使用量が少ないときは、少ないほうの量で計算します。
対象になる事業者はどんな人ですか?
今治市大島で、採掘認可許可証を持ち、大島石を採掘している稼働中の事業者です。あわせて、申請の時点で事業を続ける意思があること、市税を滞納していないこと、暴力団排除条例にいう暴力団や暴力団員等に当たらないことが条件です。採掘認可許可証の写しを出すので、許可証が手元にあるかを先に確かめてください。
個人事業主でも申請できますか?
申請できます。市の案内ページに、市税完納証明書は「法人の場合は法人分、個人の場合は代表者分」と書かれています。個人の事業者も想定した制度です。個人の場合は、代表者本人の市税完納証明書を出します。取得先は支所の住民サービス課か、納税課です。採掘認可許可証を持っていることなど、ほかの条件は法人と同じです。
納品量がわかる書類は必ず必要ですか?
単価の書類(請求書や納品書の写し)に納品量が載っていれば、別の書類は要りません。市の案内ページには「令和8年度対象期間中に納品した燃料の納品量がわかる書類(単価の書類で確認できる場合は不要)」とあります。請求書に量が載っていない場合は、量が分かる書類を足します。令和7年度のほうは、単価が分かる書類を出す決まりです。
申請はどこに、いつまでに出しますか?
2027年1月29日(金)までに、今治市産業振興課に出します。宛先は、〒794-8511 今治市別宮町1丁目4番地1です。郵送のときは、封筒に制度名と「交付申請書兼請求書」と書きます。窓口に持ち込めるかどうかは、公式ページに記載がありません。持参を考えている場合は、産業振興課へ電話で確かめてください。
菊間瓦の補助金と両方申請できますか?
今治市には、菊間瓦の製造事業者向けの同じ上限額の補助金があります。ただし対象者は、大島で大島石を採掘する事業者と、菊間町で菊間瓦を製造する事業者に分かれています。申請書も別の様式です。両方に当たる事業者の扱いは、公式ページに記載がありません。当てはまりそうな場合は、産業振興課に確かめてください。
補助金はいつ振り込まれますか?
振込時期は、公式ページと募集要領に記載がありません。申請書は請求書を兼ねていて、交付が決まった場合は、その申請書が請求になります。振込先は、申請者名義の口座です。ゆうちょ銀行の場合は、他の金融機関から振り込むときの店名・店番・預金種目・口座番号を書きます。時期を知りたいときは、産業振興課に確かめてください。
申請内容に誤りがあったらどうなりますか?
申請内容に虚偽があった場合は、補助金の交付が取り消され、返還を求められます。申請のときに出す誓約書に、「虚偽があった場合は、交付の取消し及び返還に異議なく応じます」という項目があります。単価や使用量は、請求書や納品書と合っているか確かめてから書いてください。書類に不備があると受付が認められないと、市のチェックリストにあります。
問い合わせ先はどこですか?
今治市産業部の産業振興課です。電話は0898-36-1540、メールは sangyou@imabari-city.jp です。所在地は、今治市役所本庁第1別館7階です。市役所の開庁時間は、平日の午前8時30分から午後5時15分までです。対象期間の選び方や、計算書の書き方で迷ったときは、申請の前に問い合わせると、書類の出し直しを防げます。
