稲沢市は、工場や店舗の省エネ診断、設備の入れ替え、LED化にかかる費用の一部を補助します。補助率は診断と設備が2分の1、LED化が3分の1です。
1事業者の上限は、診断が20万円、設備が50万円、LEDが20万円で、3区分を合わせて最大90万円です。令和8年度の受付は終了しており、公式ページにも「受付は終了しました」と書かれています。
稲沢市カーボンニュートラル推進補助金の要点まとめ
正式名:稲沢市カーボンニュートラル推進補助金
だれが
- 申請者
- 事業者(法人・個人事業主)
- 対象業種
- 業種指定なし(稲沢市内に主たる事業所がある中小企業)
- 利用目的
- 省エネ診断、設備の改良・更新、LED化
- 対象地域
- 愛知県稲沢市
- 従業員数
- 中小企業(資本金・従業員数の基準は公式ページに記載なし)
いくら
- 補助上限額
- 診断20万円・設備50万円・LED20万円(最大90万円)
- 補助率
- 診断・設備は1/2、LED化は1/3
いつ・どこへ
- 申請受付
- 2026年4月1日〜2026年9月30日(受付終了)
- 事業の完了
- 2027年2月26日まで
- 公式サイト
- 稲沢市「カーボンニュートラル推進補助金」
自分の事業所は対象になる?
次の4つに当てはまれば、対象でした。
当てはまるものにチェックを入れてください。0 / 4
次のどれかに当たると対象外です。
- ✕ 国・県の補助を受けた経費
- ✕ 光熱費の事業分が不明な併用住宅
- ✕ 風俗営業を営む事業者
「主たる事業所」は、本社や本店など、事業の中心になる場所のことです。市外に住所のある個人事業者や、市外に本社がある法人は、公式ページで「事前にご確認ください」とされていました。中小企業にあたる資本金や従業員数の基準は、公式ページに書かれていません。
いくら戻ってくる?
3つの区分ごとに、補助率と上限が決まっています。
| 区分 | 補助率 | 1事業者の上限 |
|---|---|---|
| 省エネ診断・調査・計画づくり | 1/2 | 20万円 |
| 設備の改良・更新 | 1/2 | 50万円 |
| 事業所のLED化 | 1/3 | 20万円 |
上限は区分ごとに数えます。3区分とも使えば、合計で最大90万円です。公式ページの事例で計算します。
- 厨房の冷蔵庫の診断を8万円で依頼:8万円 × 1/2 = 4万円
- 厨房の冷蔵庫を60万円で入れ替え:60万円 × 1/2 = 30万円
- 射出成型機の保温を120万円で改修:120万円 × 1/2 = 60万円 → 上限の50万円
- 工場の照明の半分を50万円でLED化:50万円 × 1/3 = 約16.6万円
公式ページの表には、750万円という数字もあります。これは「補助上限」でなく「当初受付枠」の列にあり、1事業者の上限ではありません。公式ページの事例も「上限50万円補助」と書いています。
LED化の上限は20万円です。公式ページには「後年度予算化あれば残り半分を申請」と書かれています。
何に使える?
対象にならない経費
- 国・県などの公的支援を受けた事業の経費
- 自宅兼事務所で、光熱費の事業分が明確でない事業所の経費
- 交付決定の前に、契約・調査・施工したもの
対象になる経費
- 省エネ最適化診断の費用と、省エネ対策の調査・計画づくりの費用
- 診断などにもとづく設備の改良・更新の費用
- 事業所のLED化の費用
設備の更新は、診断などで導入の効果がわかる改良・更新が対象でした。LED化は、診断の代わりにエネルギーコストの削減効果を示せば足りました。
申請の流れは?
令和8年度は、次の流れでした。
- 診断や見積もりを用意する(事業者→診断機関・施工業者。診断は省エネルギーセンターなど)
- 申請書を出す(事業者→稲沢市 商工観光課。9月30日まで。窓口かメール)
- 交付決定を待つ(市→事業者。条件と書類が揃えば、申請から1週間以内が目途)
- 診断や工事をする(事業者。交付決定の後から2027年2月26日まで)
- 完了報告と請求を出す(事業者→商工観光課。領収書の写しなどを付ける)
交付決定の前に契約・調査・施工したものは対象外でした。4月30日までは当初受付枠で、5月1日以降は先着順で、予算の残額内で受け付けられていました。
必要な書類
準備できた 0 / 11
診断のときは、見積書の代わりに、省エネ最適化診断の申請書の写しでも足りました。診断の報告書は、LED化では要りません。LED化では、エネルギーコストの削減効果を示す資料が要ります。国などの補助を受ける場合は、申請書の写しも必要でした。誓約書には、納税状況の確認と、申請内容が市のホームページに載ることへの同意が入ります。設備を入れた場合は、エネルギー削減の調査への協力も誓約します。
もらえなくなるのはどんなとき?
- 交付決定の前に動いた:契約・調査・施工が交付決定より前なら、対象外です。
- 受付期間を過ぎた:令和8年度は2026年9月30日までで、公式ページには受付終了と書かれています。
- 予算がなくなった:5月1日以降は先着順で、予算の残額内で受け付けられました。
- 開業が新しい:2025年12月31日以前から事業を営んでいることが条件でした。
- 市税の未納がある:未納がない事業者が対象です。
- 設備を5年以内に手放した:設備を入れた場合、交付から5年間は自分で使い、販売や貸付はできません。やむを得ないときは事前に市へ報告し、市が必要と認めると補助金の全部か一部を返還します。
- 申請に偽りがあった:誓約書に反する内容が分かると、申請は取り下げになります。支給後なら返還です。
令和9年度に同じ制度があるかは、公式ページに書かれていません。設備の入れ替えを考えているなら、診断や見積もりを先に進めておくと、次の募集に動きやすくなります。
よくある質問
令和8年度の申請は、まだできますか?
できません。稲沢市の公式ページの題名に「令和8年度の受付は終了しました」と書かれており、受付期間は2026年4月1日から9月30日まででした。令和9年度に同じ制度があるかは、公式ページに書かれていません。次の募集を考えるなら、稲沢市の商工観光課(電話0587-32-1395)に問い合わせるか、公式ページを定期的に確かめてください。
上限額は750万円ではないのですか?
750万円は、1事業者の上限ではありません。公式ページの表では、750万円は「当初受付枠」の列にあり、「補助上限」の列は診断20万円、設備50万円、LED化20万円です。公式ページの事例も、設備の改修で「1/2・上限50万円補助」と書いています。3区分とも使った場合の合計は90万円です。この記事では90万円を最大額としています。
診断を受けずに、設備の更新だけ申請できますか?
診断などで導入の効果がわかる改良・更新が対象でした。省エネルギーセンターの省エネ最適化診断を受けない場合は、メーカーなどに頼んで、エネルギー管理士などによる削減量の報告書を作ってもらえるか確かめるよう案内されていました。申請書類にも、省エネ診断の報告書が入っています。診断も報告書もなしの申請ができたかは、公式ページに書かれていません。
LED化にも、診断の報告書は必要ですか?
LED化だけなら、省エネ診断や報告書は要りませんでした。診断の代わりに、エネルギーコストの削減効果を示す資料を出します。任意の様式でも、市のホームページにあるエネルギー削減量等計算表でも構いません。たとえば工場の照明の半分を50万円でLED化する場合、導入の前と後で電気代などがどう変わるかを、この計算書で示します。
個人事業主でも申請できましたか?
できました。対象者は「稲沢市内に主たる事業所を有する中小企業で、稲沢市に法人等の届け出のある中小法人、小規模事業者、個人事業者」と書かれていました。ただし、2025年12月31日以前から事業を営み、市税の未納がないことが条件です。市外に住所がある個人事業者は、事前に市へ確認するよう案内されていました。
市外に本社がある会社は対象ですか?
市外に本社がある法人は、公式ページで「事前にご確認ください」とされていました。対象者の要件は、稲沢市内に主たる事業所があることと、稲沢市に法人等の届け出があることです。市外本社の法人が対象になるかは、公式ページだけでは判断できません。支店や工場が市内にあっても、主たる事業所に当たるかを、商工観光課(電話0587-32-1395)に確かめる必要がありました。
国や県の補助と一緒に使えましたか?
同じ経費では使えませんでした。国・県ほか公的支援を受けた事業の補助対象経費は、対象外とされていたためです。国などの補助を受ける場合は、その補助の申請書の写しを、申請時に出すことになっていました。完了時にも、国などの交付決定通知か確定通知の写しが必要でした。別々の経費に分けて使えるかは、事前に商工観光課へ確かめるのが安全です。
交付決定まで、どのくらいかかりましたか?
条件と書類が揃っている場合は、申請から1週間以内を目途に交付決定とされていました。交付決定の前に契約・調査・施工をしたものは、対象外です。工事業者の予定が決まっていても、発注や着工は交付決定のあとにする必要がありました。事業の実施期間は、交付決定日から2027年2月26日までです。
申請は窓口だけですか?
窓口とメールの2通りでした。窓口は、市役所本庁舎2階の商工観光課で、月曜日から金曜日の午前9時から午後5時までです。正午から午後1時までは受け付けていませんでした。メールは、chusho@city.inazawa.aichi.jp に必要書類を添付して送ります。メールで送ったあとは、受領を確かめるために、必ず商工観光課へ連絡するよう案内されていました。
4月30日までと5月1日以降で、何が違いましたか?
4月30日までは「当初受付枠」で受け付けられました。5月1日以降は、先着順で、予算の残額内で受け付けられました。当初受付枠は、診断が50万円、設備が750万円、LED化が200万円と、公式ページの表にあります。1事業者の上限とは別の数字です。5月1日以降の申請では、予算が先になくなる可能性があるため、早めの申請が有利でした。
LED化の上限20万円を超える分は、どうなりますか?
公式ページの事例では、工場の照明の半分を50万円でLED化し、1/3の約16.6万円が補助されます。LED化の上限は20万円なので、残りの半分を同じ年度に出すと上限を超えます。事例には「後年度予算化あれば残り半分を申請」と書かれています。後の年度にも制度があることが前提になるため、令和9年度以降の実施は公式ページで確かめてください。
問い合わせ先はどこですか?
稲沢市役所 経済環境部 商工観光課 中小企業グループです。電話は0587-32-1395、ファクスは0587-32-1240で、公式ページにお問い合わせフォームもあります。受付時間は、月曜から金曜の午前9時から午後5時までです。祝日、休日、年末年始は閉まっています。次年度の募集や、市外本社の扱いなど、公式ページに書かれていないことは、ここで確かめてください。
