事業再編を検討する中堅企業が、自社の知的財産の価値を調べ直す費用に上限650万円が出ます。工業所有権情報・研修館(INPIT)が実施する制度で、対象は産業競争力強化法の認定を受けた企業に限られます。
INPIT事業再編計画支援事業補助金の要点まとめ
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 申請者 | 事業者(産業競争力強化法上の認定事業再編事業者である特定中堅企業者) |
| 制度名 | 令和8年度 INPIT事業再編計画支援事業補助金 |
| 対象業種 | 業種不問(従業員2,000人以下で認定事業再編計画を持つ中堅企業) |
| 利用目的 | 知財デューデリジェンス、知的財産侵害予防調査、IPランドスケープ調査等、工業所有権の保護・利用に必要な調査費用 |
| 対象地域 | 全国 |
| 従業員数 | 2,000人以下(「特定中堅企業者」の要件。積極的な賃上げ・成長投資を行う中堅企業が対象) |
| 補助上限額 | 650万円 |
| 補助率 | 公式ページに記載なし(詳しくはINPIT公式ページの交付要綱でご確認ください) |
| 申請受付 | 令和8年4月1日(水)〜12月18日(金)17:00 |
| 公式サイト | 独立行政法人工業所有権情報・研修館「INPIT事業再編計画支援事業補助金」 |

対象は「認定を受けた特定中堅企業者」だけ
この補助金の対象は、産業競争力強化法に基づく認定事業再編計画を持つ特定中堅企業者に限られます。特定中堅企業者とは、従業員数2,000人以下の企業のうち、積極的に賃上げやリスクを取った投資等を行う成長意欲の高い中堅企業を指します。認定を受けていない企業は、そもそも申請の入口に立てません。
対象になる調査費用の例
対象経費は、事業再編にあたって自社の知的財産を洗い出し、価値を見極めるための調査費用です。
- 知財デューデリジェンス(M&A・事業再編に伴う知財の権利関係・リスクの精査)
- 知的財産侵害予防調査
- IPランドスケープ調査(経営戦略と知財情報を組み合わせた分析)
- 専門家活用経費(謝金・旅費)、外注費、委託費
事業再編そのものの費用ではなく、知財まわりの調査費用に限られる点に注意が必要です。工場移転費や設備投資費は対象外です。
よくある質問
中小企業でも申請できますか?
対象は特定中堅企業者(従業員2,000人以下で認定事業再編計画を持つ企業)です。一般的な中小企業支援策の対象要件とは異なるため、まず自社が認定事業再編事業者に該当するかをご確認ください。
電子申請は必要ですか?
Jグランツを通じた電子申請となり、事前にGビズIDプライムアカウントの取得が必要です。
補助率はどれくらいですか?
公式ページ上に補助率の数値がテキストで公開されていないため、申請前にINPIT公式ページの交付要綱(画像資料含む)でご確認ください。
