補助金

【糸島市】農業経営持続化支援事業とは?機械・施設に上限50万円

#地域補助金#地域

トラクターや田植機の買い替えは、農家にとって数十万円単位の出費です。糸島市の「農業経営持続化支援事業」は、こうした機械の購入費やハウス・畜舎の整備費の1/2、上限50万円を補助します。

対象は個人の農業者・法人で、年間の農産物販売額15万円以上、市内の農地10a以上(施設園芸は1棟以上)が条件です。申請できるのは令和8年7月1日9:00から7月31日16:45までの1か月間だけという短い受付です。

農業経営持続化支援事業の要点まとめ

項目内容
申請者事業者(個人農業者・法人)
制度名令和8年度糸島市農業経営持続化支援事業
対象業種農業
利用目的農業用機械の購入、ハウス・畜舎等の整備・改修
対象地域福岡県糸島市
従業員数規定なし(個人農業者・法人が対象)
補助上限額機械購入:50万円/施設整備:50万円(いずれも上限)
補助率対象経費の1/2以内
申請受付令和8年7月1日(水)9:00〜7月31日(金)16:45
公式サイト糸島市「農業支援制度について」
横にスクロールできます

農業経営持続化支援事業の対象・金額・締切の概要

個人向けの制度です。団体で使うなら別の枠があります

この記事は、個人の農業者・法人が対象の「農業経営持続化支援事業」の話です。糸島市には同じページ内に、3名以上のグループが対象の「地域営農継続支援事業」も案内されています。共同で機械や施設を持ちたい場合は、そちらの制度が対象です。

対象になる条件

次の4つをすべて満たす必要があります。

  • 市内に住所または事業所があること
  • 年間の農産物販売額が15万円以上あること
  • 市内の農地面積が10a以上(施設園芸は1棟以上)あること
  • 市税を滞納していないこと

このうち見落としやすいのが販売額15万円です。自家消費が中心で出荷実績がほとんど無い農家は、対象に届かない可能性があります。

対象経費と補助額のシミュレーション

  • トラクターを更新する場合:本体価格90万円なら1/2で45万円が補助されます
  • 田植機を更新する場合:本体価格110万円なら1/2は55万円ですが、上限50万円が適用され自己負担は60万円になります
  • ビニールハウスを1棟新設する場合:整備費80万円なら1/2で40万円が補助されます

上限の50万円に届くのは、対象経費が100万円以上のときです。

申請から交付までの流れ

  1. 申請書類一式を農業振興課へ提出(令和8年7月1日9:00〜7月31日16:45、郵送・メール可)
  2. 審査・交付決定
  3. 機械購入・施設整備を実施
  4. 実績報告書を提出

受付期間が1か月しかないため、見積書の準備は6月中に済ませておくと安心です。

よくある質問

自家消費が中心で出荷はほとんどしていません。対象になりますか?

対象要件に「年間の農産物販売額15万円以上」があるため、出荷実績がほとんどない場合は対象外になる可能性が高いです。糸島市農業振興課へ事前にご確認ください。

3人以上のグループで共同購入する場合も同じ枠を使えますか?

いいえ。3名以上の団体が対象の「地域営農継続支援事業」という別の枠があり、補助上限額も異なります。

申請期間を過ぎたら次はいつ申請できますか?

公式ページでは令和8年度分として7月1日〜7月31日の受付が案内されています。次年度の実施時期は例年同時期を目安に、糸島市農業振興課へお問い合わせください。

【攻略ガイド】農林水産業の補助金で失敗しない申請の進め方

一次産業向けの補助金には、他の業種にはない「資格の壁」があります。認定農業者認定新規就農者、「地域計画の担い手」——この位置づけがあるかどうかで、補助率が2倍近く変わる制度が少なくありません。しかも、資格は補助金を見つけてから取ろうとしても間に合わないことがあります。ここでは、農業・林業・水産業(一次産業)向けの補助金に共通する、他の業種の補助金ガイドには書かれていないつまずきどころを整理します。

1. 一次産業向け補助金の"勘所"

一次産業向けの補助金の多くも、コンペ形式の審査ではありません。要件を満たせば交付される「要件充足型」が主流です。ただし、他の業種の設備投資補助金と決定的に違う点があります。対象者の"資格"が、補助率や上限額を分ける主要な軸になっていることです。

川崎市の農業経営高度化支援事業補助金は、認定農業者・認定新規就農者なら補助率1/2・上限75万円、それ以外の農業者は補助率1/3・上限40万円です。区分が違うだけで、補助額が20万円変わります。長岡市・羽後町が窓口の地域農業構造転換支援事業は、地域計画に位置づけられた担い手でなければ、そもそも申請の対象になりません。

一般の設備投資補助金なら「市内に事業所があるか」で対象・対象外が決まります。農業の補助金は、それに加えて「その人がどんな資格を持っているか」で補助率そのものが変わる制度が多くあります。この資格を後から取ろうとすると、募集期間に間に合わないことがあります。だから、農業向け補助金の勝負どころは、事業計画の巧拙より前に、資格の有無で半分決まっていると言えます。

2. 申請前に必ず確認する5つのこと

  1. 自分がどの資格区分に当てはまるか:認定農業者、認定新規就農者、地域計画に位置づけられた担い手、それ以外の農業者。区分によって補助率・上限額が変わる制度が多い

ここから先は

残り 4,616 / 図版3

無料会員登録で、攻略ガイドを最後まで読めます

数多くの補助金を見てきた専門家が作成した攻略ガイドが無料で見放題。

今すぐ会員登録ログイン

免責事項: 本記事の内容は2026年7月時点で確認できた情報にもとづきます。補助上限額・補助率・対象要件・受付状況は変更される場合があるため、申請前に必ず糸島市の公式ページで最新の内容をご確認ください。

出典(一次情報)

この記事を書いた人
白木さん|元・自治体職員
制度をつくる側にいた元・自治体職員(産業振興)

市の産業振興課で補助金の設計・審査に関わってきました。「なぜこの要件があるのか」を制度の目的から説明できるのが強みです。窓口では伝えきれなかった制度の意図まで踏み込んで書きます。掲載内容は公募要領などの一次情報をもとに整理しています。

本記事は情報提供を目的としており、補助金の採択・交付を保証するものではありません。 補助上限額・補助率・締切等の内容は変更される場合があります。申請にあたっては、必ず 公式サイト・最新の公募要領をご確認ください。