間伐した木を運び出す作業は、人力だけでは追いつかないことがあります。そうした現場を抱える林業経営体を、岩国市は支援しています。
岩国市の「高性能林業機械導入支援事業費補助金」は、林業経営体(個人事業主を含む)が使う高性能林業機械のレンタル・リース・購入費用の一部を補助する制度です。レンタル等は費用の2分の1(年度上限100万円)、購入は3分の1(年度上限500万円)を補助します。
申請には条件があります。森林経営計画の認定を受けているか、伐採届を提出したうえで、1ヘクタール程度の間伐等を適法に実施することが前提です。機械を導入する前に、この手続きが済んでいるかを確認しておく必要があります。
高性能林業機械導入支援事業費補助金の要点まとめ
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 申請者 | 事業者(法人・個人事業主)林業経営体 |
| 制度名 | 岩国市高性能林業機械導入支援事業費補助金 |
| 対象業種 | 林業 |
| 利用目的 | 高性能林業機械のレンタル・リース・購入 |
| 対象地域 | 山口県岩国市 |
| 従業員数 | 規定なし(岩国市内に事業所を有する林業経営体) |
| 補助上限額 | レンタル・リース:年度100万円/購入(新品・中古):年度500万円 |
| 補助率 | レンタル・リース:2分の1/購入:3分の1 |
| 申請受付 | 公式ページに記載なし(農林振興課林政班へお問い合わせください) |
| 公式サイト | 岩国市「高性能林業機械導入支援事業費補助金について」 |

対象になるのは、どんな林業経営体か
次の3つをすべて満たす必要があります。
- 岩国市内に事業所を有すること
- 市税の滞納がないこと
- 森林経営計画の認定を受けている、または伐採届を提出したうえで、適法に1ヘクタール程度の間伐等を実施すること
個人事業主も対象に含まれます。「法人でないと使えない補助金」と思い込んで確認しないまま終わらせている経営体もありますが、条件を満たせば個人でも申請できます。
レンタルと購入で、補助率も上限額も変わる
| 区分 | 補助率 | 年度上限額 |
|---|---|---|
| レンタル・リース | 2分の1 | 100万円 |
| 購入(新品・中古) | 3分の1 | 500万円 |
対象になる機械は、間伐等の森林施業に伴う伐採・搬出・積込みなどに使う高性能林業機械で、あらかじめ指定された機種に限られます。「これも高性能林業機械のはず」と自己判断で購入を進めるより、先に農林振興課へ機種を確認しておいたほうが手戻りが少なくなります。
購入は上限額が500万円と大きい分、補助率は3分の1に下がります。レンタルは補助率こそ2分の1ですが、上限は100万円までです。まとまった投資をするか、まず借りて様子を見るかで、実際に受け取れる金額の計算が変わってきます。
申請の前に、経営計画か伐採届が要る
見落としやすいのは、機械の話より先に森林経営計画または伐採届が必要という順番です。
機械を先に手配してから「補助金が使えるか調べよう」と動くと、計画や届出が間に合わず、結局対象外になるケースがあります。間伐等の実施が適法な状態でなければ、補助の対象にはなりません。機種選びより先に、この手続き状況を確認しておく必要があります。
必要書類と申請の流れ
| タイミング | 書類・準備すること |
|---|---|
| 申請前 | 森林経営計画の認定、または伐採届の提出状況の確認 |
| 交付申請時 | 交付申請書、機種・見積が分かる書類 |
| 内容変更時 | 変更承認申請書 |
| 実施後 | 実績報告書、請求書 |
| 機械の使用中 | 管理状況報告書 |
| 機械を手放すとき | 廃棄届出書 |
管理状況報告書と廃棄届出書がある点は、単発の補助金と違うところです。導入した機械を実際にどう使っているか、後から報告が求められます。
よくある質問
個人の林業経営体でも申請できますか?
できます。岩国市高性能林業機械導入支援事業費補助金は、個人事業主を含む林業経営体が対象です。法人格の有無は要件になっていません。
レンタルと購入、どちらが有利ですか?
一概には言えません。補助率はレンタルのほうが高く(2分の1)、上限額は購入のほうが大きい(500万円)ため、投資したい金額の規模によって有利なほうが変わります。
申請の受付期間はいつですか?
公式ページには明記されていません。年度予算の範囲内での運用が見込まれるため、導入を検討し始めた時点で農林振興課林政班(0827-29-5115)へ確認することをおすすめします。
