事業承継の前段では、譲渡対象の会社の財務・法務・事業の実態を調べる「デューデリジェンス(DD)」という手続きが必要になることがあります。事業承継・引継ぎ等補助金(事業承継トライアル)<ビジネスDDサービス&経営引継ぎ支援サービス>/バトンズは、このDDと後継者教育の両方を、M&Aマッチングサイト「バトンズ」上のサービスを通じて行う場合の経費を支援した国の事業です。この公募はすでに終了しています。
対象は中小企業基本法上の中小企業者(従業員300名以下)で、補助率2/3以内・上限40万円。同時期にあった「経営引継ぎ支援サービス」単体のメニュー(上限30万円)より対象範囲が広い分、上限額も高く設定されていました。
事業承継トライアル(DD+引継ぎ)補助金の要点まとめ
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 申請者 | 事業者(中小企業基本法第2条第1項の中小企業者。従業員300名以下) |
| 制度名 | 事業承継・引継ぎ等補助金(事業承継トライアル)<ビジネスDDサービス&経営引継ぎ支援サービス>/バトンズ |
| 対象業種 | 建設業、製造業、サービス業(他に分類されないもの)、宿泊業、飲食サービス業、生活関連サービス業、娯楽業 |
| 利用目的 | 新たな事業を行いたい/事業を引き継ぎたい(デューデリジェンス費用+後継者教育費用の一部補助) |
| 対象地域 | 全国 |
| 従業員数 | 300名以下 |
| 補助上限額 | 上限40万円 |
| 補助率 | 2/3以内 |
| 申請受付 | 終了(2021年12月27日14:59まで) |
| 公式サイト | jGrants「事業承継・引継ぎ等補助金(事業承継トライアル)<ビジネスDDサービス&経営引継ぎ支援サービス>/バトンズ」 |

なぜ上限額が30万円と40万円の2種類あったのか
同時期に公募されていた「<経営引継ぎ支援サービス>」単体のメニューは上限30万円でしたが、こちらは「ビジネスDDサービス」も組み合わせるため上限40万円と、10万円高く設定されていました。DDは会社の財務・法務・事業実態を調べる専門的な作業で、後継者教育だけのメニューより費用がかさむため、対象経費の幅を広げた分だけ上限額も引き上げる設計になっていたと考えられます。 どちらのメニューに応募するかで上限額が変わるため、利用するサービスの組み合わせを先に決める必要がありました。
デューデリジェンス(DD)とは何か
初めて事業承継に取り組む経営者には聞き慣れない言葉かもしれません。デューデリジェンスとは、会社を譲り受ける側が、対象企業の財務状況・契約関係・法令順守の状況などを事前に調査する手続きのことです。 譲り受けた後に想定外の負債や訴訟リスクが見つかることを防ぐために行われます。このメニューは、バトンズが提供するDDサービスを利用する場合の費用を補助対象にしていました。
今から申請できるか
この公募は、2021年12月27日14:59で終了しています。事業承継・引継ぎ等補助金は経営革新事業や専門家活用事業など複数の類型があり、後継の年度事業として継続実施されています。 現行の事業承継・引継ぎ支援については、中小企業庁の公式ページで最新の公募状況を確認してください。
よくある質問
今から申請できますか?
このページで扱っている令和3年度分の公募は終了しています。事業承継・引継ぎ等補助金そのものは後継の年度事業が継続しているため、最新の公募は中小企業庁の公式ページで確認してください。
バトンズ以外のM&A仲介サービスでも対象になりますか?
このメニューは「バトンズ」が提供するビジネスDDサービス・経営引継ぎ支援サービスの利用が前提です。他の仲介サービスでは対象になりません。
DDだけ、教育だけの利用でも申請できますか?
このメニューはDDと教育の両方を組み合わせたサービス利用が前提です。教育のみを利用する場合は、上限30万円の別メニュー(<経営引継ぎ支援サービス>)が対応していました。
