需要家主導型の太陽光発電導入支援は、これまで紹介してきた令和5年度・令和6年度の各回よりもさらに前、令和4年度から実施されてきました。「需要家主導による太陽光発電導入促進補助金(団体公募)」がその初期の回にあたり、2022年4月15日で受付を終了しています。
「団体公募」という名前が示すとおり、この回は事業者が直接申請する制度ではなく、国が執行団体を選ぶための公募でした。制度がどう始まり、どう変化してきたかを知る手がかりとして紹介します。
需要家主導による太陽光発電導入促進補助金(団体公募・R4)の要点まとめ
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 申請者 | 事業者(執行団体を担う法人。実際の導入事業者は執行団体経由で申請) |
| 制度名 | 需要家主導による太陽光発電導入促進補助金(団体公募)_令和4年度 |
| 対象業種 | 業種不問(太陽光発電・電力関連技術に精通し、事業を適切に遂行できる民間団体等) |
| 利用目的 | 太陽光発電設備の導入 |
| 対象地域 | 全国 |
| 従業員数 | 日本に拠点を有する民間団体等(規定なし) |
| 補助上限額 | 執行団体への交付総額は125億円(間接補助事業者への補助額は執行団体が定める) |
| 補助率 | 定額(10分の10・国から執行団体への交付率) |
| 申請受付 | 2022年3月25日~4月15日(終了) |
| 公式サイト | jGrants「需要家主導による太陽光発電導入促進補助金(団体公募)_令和4年度」 |

制度の出発点は「執行団体を選ぶ公募」だった
この令和4年度の回を見ると、需要家主導型太陽光発電導入支援の枠組みは、当初は執行団体(間接補助方式)から始まり、その後の令和5年度・令和6年度の各回では事業者が直接申請できる「直接申請型」に移行していったことが分かります。 制度の運営方式そのものが年を追うごとに変化してきた点は、過去の情報を参考にする際に見落としやすいポイントです。
125億円という規模の大きさ
執行団体への交付総額125億円は、これまで紹介してきた同種制度の中でも大きな部類です。2030年の再生可能エネルギー導入目標に向けて、初期段階から相応の予算が投じられていたことがうかがえます。ただしこれは執行団体への交付総額であり、個々の需要家が受け取る補助額ではない点は繰り返し確認しておく必要があります。
この制度の変遷を知っておく意味
太陽光発電の導入を検討する事業者にとって、令和4年度から令和6年度にかけての制度の変遷(執行団体方式→直接申請型への移行、予算規模の変化)を把握しておくと、次に新しい公募が出た際にどちらの方式かをすぐ見分けられるようになります。公募要領の冒頭で「執行団体の公募」なのか「直接申請の公募」なのかを必ず確認する習慣をつけておきましょう。
よくある質問
この公募にまだ申請できますか?
いいえ。受付は2022年4月15日で終了しています。制度は直接申請型に移行しながら令和6年度まで継続されてきました。
需要家(電気を使う事業者)がこの公募に直接申請できますか?
いいえ。この回は執行団体を選ぶための公募でした。需要家は、選定された執行団体が開設する間接補助の窓口を通じて申請することになります。
補助率10分の10は、太陽光発電の設置費用が全額補助されるという意味ですか?
いいえ。10分の10は国から執行団体への交付率です。実際に太陽光発電を導入する需要家への補助率・上限額は、執行団体が別途定める要領に従います。
