新しく採用した運転者に二種免許を取らせる費用の4分の1を、鹿児島市が補助します。申請するのは運転者本人ではなく、バスやタクシーの事業者です。
ドライバーバンクかごしまへの登録が、事業者の側にも必要です。登録がないと、免許取得費を負担していても対象になりません。
鹿児島市 第二種免許取得支援補助金の要点まとめ
正式名:鹿児島市路線バス・タクシー運転者第二種免許取得支援補助金
だれが
- 申請者
- 事業者(路線バス事業者・タクシー事業者)
- 対象業種
- 運輸業(路線バス・タクシー)
- 利用目的
- 新規採用した運転者の第二種免許取得費の負担軽減
- 対象地域
- 鹿児島県鹿児島市
- 従業員数
- 公式ページに記載なし
いくら
- 補助上限額
- 10万円(運転者1人あたり・路線バス事業者)
- 補助率
- 対象経費の1/4以内(タクシー事業者の上限は5万円)
いつ・どこへ
- 申請受付
- 免許を取得した日の属する年度の年度末まで
- 事業の完了
- 取得年度の年度末までに費用の支払いを終える
うちの会社は対象になる?
次の4つにすべて当てはまれば、対象の見込みです。
当てはまるものにチェックを入れてください。0 / 4
ドライバーバンクかごしまは、鹿児島市公共交通ビジョン協議会が設置する登録の仕組みです。登録の方法は専用のホームページで案内されています。事業者の登録は、要綱の施行時から要件に入っています。運転者本人の登録は、令和8年8月1日以後に採用した人にだけ求められます。
次のどれかに当たると対象外です。
- ✕ 運転者本人による申請
- ✕ 令和8年3月以前に採用した運転者
- ✕ 福祉輸送限定のタクシー事業
要綱の定義では、限定バス・定期観光バス・高速バスは「路線バス」に含まれません。自社の運行がどれに当たるか迷うときは、交通政策課に問い合わせてください。
いくらもらえる?
事業者が負担した免許取得費の4分の1です。上限は運転者1人につき、路線バス事業者が10万円、タクシー事業者が5万円です。
- 路線バス事業者が32万円を負担:32万円 × 1/4 = 8万円
- 路線バス事業者が60万円を負担:60万円 × 1/4 = 15万円 → 上限の10万円
- タクシー事業者が16万円を負担:16万円 × 1/4 = 4万円
- タクシー事業者が30万円を負担:30万円 × 1/4 = 7.5万円 → 上限の5万円
上限に届くのは、路線バス事業者で40万円、タクシー事業者で20万円を負担したときです。費用の金額は計算のための例で、実際の教習費用は教習所の見積書で確かめてください。
何に使える?
対象にならないもの
- 運転者本人が自分で払った分
- 令和8年3月以前に採用した運転者の免許取得費
- 令和8年4月1日より前に免許を取った分
- 取得年度の年度末までに支払いが終わらなかった分
- 国や県の補助と合わせて、取得費を超える部分
対象になるもの
- 補助対象の運転者が二種免許の取得に使った費用のうち、事業者が負担した額
教習料や検定料といった費目ごとの扱いは、公式ページに記載がありません。申請の前に交通政策課へ確認すると安心です。
申請の流れ
- ドライバーバンクかごしまに登録する(事業者→協議会。申請の前に済ませる)
- 運転者を採用し、二種免許を取らせる(事業者。令和8年4月1日以降の取得が対象)
- 交付申請の書類を出す(事業者→交通政策課。免許を取った日の属する年度の年度末まで)
- 交付決定の通知を受ける(市→事業者)
- 実績報告を出す(事業者→交通政策課。同じく取得年度の年度末まで)
- 確定通知を受けて請求書を出す(事業者→市。請求後に補助金が支払われます)
交付申請の事業計画書には、免許の「取得(予定)年月」を書く欄があります。免許を取る前の予定の段階でも、申請書類を出せる作りです。運転者ごとに、氏名・採用年月日・ドライバーバンクかごしまの登録番号なども書きます。
必要な書類
準備できた 0 / 13
上の6つが交付申請、下の7つが実績報告の書類です。事業許可の書類は、路線バス事業者が一般乗合旅客自動車運送事業、タクシー事業者が一般乗用旅客自動車運送事業のものを出します。国・県等の助成は、受けている場合だけ必要です。
もらえなくなるのはどんなとき?
- ドライバーバンクに登録していない:事業者の登録が補助対象事業者の条件です。登録していない事業者への交付は、決定後でも取り消されます。
- 取得年度の年度末を過ぎた:交付申請も実績報告も、免許を取った日の属する年度の年度末が期限です。
- 支払いが年度末までに終わらない:免許取得費の支払いは、取得年度の年度末までに完了したものだけが対象です。
- 運転者が他社へ移った:交付の対象になった運転者が退職して別の事業者に移っても、移った先の事業者は対象になりません。
- 偽りの申請や要件違反:交付決定が取り消され、すでに受け取った補助金は返還を命じられます。
同じ市の別制度との違い
同じ市の案内ページには、運転者本人が受け取る別の制度が並んでいます。
- 就職奨励金:運転者本人に、採用時10万円と採用1年後10万円
- 路線バス運転者家賃補助金:路線バス運転者の家賃の2分の1、月額4万円まで(交付期間は5年間)
この記事の補助金は、事業者が受け取る免許取得費の補助です。免許取得費の補助は、1人につき1回限りです。
よくある質問
運転者本人が申請できますか?
できません。申請するのは、バスやタクシーを営む事業者です。補助の対象は、事業者が負担した免許取得費です。運転者本人が受け取れるのは、同じ市の別制度である就職奨励金です(採用時10万円、採用1年後10万円)。本人が自費で二種免許を取った場合の費用は、この補助金の対象になりません。
令和8年3月以前に採用した運転者の費用は対象ですか?
対象外です。対象の運転者は、市内の路線バスまたはタクシーの運転者として令和8年4月1日以降に採用された人です。免許の取得も、令和8年4月1日以降に限られます。それ以前から在籍している運転者の取得費は、この補助金では扱いません。採用日がいつかは、雇用関係を示す書類で確かめられるようにしておきます。
ドライバーバンクかごしまへの登録は必要ですか?
事業者には必要です。補助対象事業者の条件に、登録が入っています。運転者本人の登録は、令和8年8月1日以後に採用した人にだけ求められます。それ以前に採用した運転者には、本人の登録は求められません。登録の方法は、専用のホームページで案内されています。登録がまだの事業者は、交付申請の前に済ませてください。
上限額はいくらですか?
運転者1人につき、路線バス事業者が10万円、タクシー事業者が5万円です。補助額は、事業者が負担した費用の4分の1以内です。路線バス事業者は40万円、タクシー事業者は20万円を負担すると上限に届きます。それを超える分は、事業者の負担になります。国や県の補助を受ける場合は、合計額が取得費を超える部分は支給されません。
教習費用の全額が補助されますか?
全額は補助されません。補助されるのは、事業者が負担した額の4分の1以内です。たとえば16万円を負担したタクシー事業者なら、補助は4万円です。残りの12万円は事業者の負担になります。運転者が自分で払った分は、補助の対象に入りません。路線バス事業者が40万円を負担したなら、4分の1の10万円で上限ちょうどです。教習所の見積書が出たら、事業者の負担額から補助額を先に計算しておくと、資金の見通しが立ちます。
申請の期限はいつですか?
運転者が二種免許を取った日の属する年度の年度末までです。令和8年度中に取ったなら、2027年3月31日が期限になります。交付申請と実績報告のどちらも、この期限が基準です。年度末の近くに免許を取ると、書類をそろえる時間が短くなります。取得日の見込みが決まったら、早めに必要書類の準備を始めてください。
費用の支払いはいつまでに終えればいいですか?
免許を取った日の属する年度の年度末までです。この日までに支払いが終わった費用だけが、補助の対象になります。教習所への支払いを分割にしている場合は、最後の支払いが年度末に収まるかを確かめてください。支払いの証拠として、領収書等の写しを実績報告で出します。
国や県の補助と併用できますか?
併用そのものは禁じられていません。ただし、国や県などの補助と合わせた合計が補助対象経費を超える部分は、支給されません。同様の助成を受けている場合は、その額がわかる書類の写しを交付申請で出します。受けていない場合、この書類は不要です。受けている助成がある事業者は、申請の前に交通政策課へ相談してください。
運転者が途中で辞めたらどうなりますか?
要綱には、補助金の対象になった運転者が退職して他の対象事業者の従業員になっても、移った先の事業者は対象にならない、と書かれています。退職した場合に返還が必要かどうかは、公式ページに記載がありません。交付の後に退職者が出たときや、出そうなときは、交通政策課に確かめてください。
1人の運転者に何回まで使えますか?
補助対象の運転者1人につき、1回限りです。2回目の交付は受けられません。複数の運転者を採用した事業者は、運転者ごとに申請します。そのため、免許を取る人数が多いほど、準備する書類も人数分に増えます。人数分の取得日と支払日を、一覧にして管理すると申請が楽になります。
就職奨励金や家賃補助と同時に使えますか?
運転者本人が受け取る就職奨励金と家賃補助は、制度が別です。事業者が受け取るこの補助金とは、受け取る人が異なります。それぞれに要件と申請書類があり、同じ案内ページにまとめて載っています。併用できるかどうかを禁じる記載は、公式ページにありません。対象になる運転者がいる場合は、運転者にも案内するとよいでしょう。
問い合わせ先はどこですか?
鹿児島市の企画財政局企画部交通政策課です。電話は099-216-1113です。費目ごとの扱いなど、公式ページに書かれていない点があります。迷ったときは、申請の前に電話で確かめてください。様式のファイルは、市の案内ページからダウンロードできます。
