見積もりは出ました。あとは金額の壁。北上市の生産性向上サポート補助金は、その壁を薄くする制度です。
対象は、機械の導入で稼ぐ「付加価値向上型」と、省力化に取り組む「省力化推進型」の2系統。機械装置やシステム構築が絡む事業だけ、上限が跳ね上がります。ここが一番の分かれ目です。
令和8年度北上市生産性向上サポート補助金の要点まとめ
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 制度名 | 令和8年度北上市生産性向上サポート補助金 |
| 対象業種 | ものづくり中小企業者(付加価値向上型)/全業種の中小企業者(省力化推進型) |
| 利用目的 | 機械装置・システム導入等による生産性向上、省力化 |
| 対象地域 | 岩手県北上市(市内に事業所を有する事業者) |
| 従業員数 | 中小企業者(規模の明記なし) |
| 補助上限額 | 50万円(通常事業)/200万円(機械装置費・システム構築費を含む事業、省力化推進事業) |
| 補助率 | 2分の1以内 |
| 申請受付 | 令和8年4月1日〜令和9年1月15日17時 |
| 公式サイト | https://www.city.kitakami.iwate.jp/life/soshikikarasagasu/sangyokoyoshienka/kogyokakari/3/21762.html |

対象になる事業者はどっち?
北上市内に事業所を持ち、市税を滞納していないこと。ここは共通の条件。
- 付加価値向上型(事業1〜4): ものづくり中小企業者が対象
- 省力化推進型(事業5): すべての中小企業者が対象
ものづくりでなくても、省力化の取り組みなら対象になります。ここを見落とす事業者が多いです。
対象経費と補助上限額。ここで金額が変わる
対象経費は事業の種類ごとに違います。
- 機械装置費
- システム構築費
- クラウドサービス利用費
- 広告宣伝費
- 人材研修費
- 専門家経費
- 外注費
補助率は共通で対象経費の2分の1以内。上限額は経費の中身で変わります。
| 事業のタイプ | 補助上限額 |
|---|---|
| 通常事業(機械装置・システム構築を含まない) | 50万円 |
| 機械装置費・システム構築費を含む事業、省力化推進事業 | 200万円 |
広告宣伝費や外注費だけの計画だと、上限は50万円で頭打ち。機械やシステムを組み込めば、上限は一気に200万円まで伸びます。
補助額のシミュレーション
100万円の機械を1台入れます。補助率2分の1で、補助額は50万円。上限200万円にはまだ届きません。
400万円の設備一式(機械装置+クラウド在庫管理システム)を入れます。補助率2分の1で200万円。ここで上限に到達します。
対象経費400万円が、上限に届く境界線です。それ以上投資しても、補助額は増えません。
申請から交付までの順番
交付申請 → 交付決定 → 事業実施 → 実績報告。この順番が基本です。
- 交付申請書(様式第1号)
- 事業計画書(様式第2号)
- 事業内容が確認できる書類
- 市税の滞納なし証明
見積もりまでは進めて構いません。でも契約は、交付決定の連絡が来てから。ここで止まる事業者が多いです。順番が全部です。
自治体の設備投資系補助金は、この「交付決定前フライング」が共通の落とし穴になっています。
申請期間は令和8年4月1日〜令和9年1月15日
締切は令和9年1月15日(金曜日)17時まで。年度をまたいだ長めの受付期間です。
余裕があるように見えても、予算がなくなれば締切前に打ち切られる可能性があります。 機械の導入を決めたら、見積もりだけでも早めに動くのが安全です。
問い合わせ先
- 北上市産業雇用支援課工業係
- Tel:0197-72-8242
よくある質問
製造業以外でも使えますか?
使えます。省力化推進型(事業5)は、すべての中小企業者が対象。ものづくり中小企業者に限られるのは、付加価値向上型(事業1〜4)だけです。
交付決定前に機械を発注してもいいですか?
推奨できません。公式ページに明記はありませんが、設備投資系の補助金の多くは交付決定前の発注・契約を対象外にしています。契約は交付決定を確認してから進めるのが安全です。
上限200万円に届かせるにはどうすればいい?
機械装置費・システム構築費を含む計画にすることです。対象経費400万円で、補助率2分の1・上限200万円に到達します。広告宣伝費や外注費だけの計画では、上限は50万円で止まります。
