太陽光発電といえば、屋根に載せるパネルが一般的です。しかし窓や壁そのものが発電する「建材一体型」の太陽光発電(BIPV)は、まだ普及が進んでいません。屋根が狭い、または屋根に載せられない建物でも導入できる点が特徴です。環境省は、この普及を後押しする補助金を設けています。
執行団体は一般社団法人環境技術普及促進協会です。令和8年度は一次公募・二次公募とも実施されましたが、いずれも受付を終了しています。
図: 窓・壁一体型太陽光の導入促進事業の全体像。詳しくは本文で解説します
窓・壁一体型太陽光の導入促進事業の要点まとめ
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 申請者 | 事業者(法人)※建築物に建材一体型太陽光発電設備を導入する事業者(詳細は公募要領で要確認) |
| 制度名 | 窓、壁等と一体となった太陽光発電設備の導入促進事業 |
| 対象業種 | 指定なし(建材一体型太陽光発電設備を導入する事業者) |
| 利用目的 | 窓・壁等と一体となった太陽光発電設備(BIPV等)の導入 |
| 対象地域 | 全国(実施:環境省/執行団体:一般社団法人環境技術普及促進協会) |
| 従業員数 | 規定なし |
| 補助上限額 | 公式ページに記載なし(執行団体へお問い合わせください) |
| 補助率 | 公式ページに記載なし(同上) |
| 申請受付 | 令和8年度は一次公募(4月28日〜5月28日)・二次公募(7月2日〜7月24日正午)とも受付終了。次回公募の実施時期は未定 |
| 公式サイト | https://www.eta.or.jp/offering/2026/offsite/index.php |
導入する製品には技術要件がある
この事業では、導入する製品が「JC-STAR」というセキュリティ適合ラベルでレベル1以上を取得している必要があります。一般的な太陽光パネルを選ぶときの発電効率やメーカー保証とは別に、この認証の有無を製品選定の段階で確認しておく必要があります。IoT機器としての側面を持つ製品が増えていることが背景にあるとみられます。
次の公募を待つあいだにやっておくこと
令和8年度の公募はすでに終了していますが、この事業は年度ごとに繰り返し実施される傾向があります。導入を検討している事業者は、次のような準備を進めておくと、公募開始後にすぐ動けます。
- 導入予定の建材一体型太陽光発電設備が、JC-STARの適合ラベルを取得しているかの確認
- 導入する建物の設計図・仕様書の整理
よくある質問
屋根置き型の太陽光パネルは対象になりますか?
対象外です。この事業は窓・壁等と一体になった建材型の太陽光発電設備が対象です。屋根置き型は別の補助金(ストレージパリティ関連事業等)を検討することになります。
次の公募はいつ始まりますか?
令和8年度の一次・二次公募はいずれも終了しており、次回の実施時期は公表されていません。執行団体のホームページで最新情報を確認してください。
「JC-STAR」とは何ですか?
IoT製品のセキュリティ対策状況を評価し、レベルに応じてラベルを表示する制度です。この事業で導入する設備は、レベル1以上のラベル取得が条件とされています。
