保育士を採用しても、1年で辞めてしまう。この繰り返しに悩む保育園経営者は少なくありません。
明和町の「保育士等就労促進支援補助金」は、この課題を支える制度です。申請するのは保育士本人ではなく、雇う側の民間保育所等です。新規雇用に対して1人20万円、3年継続後にさらに10万円が支給されます。
申請者は施設側、保育士本人ではない
対象者は、町内の民間保育所等の設置者です。保育士が個人で申請する制度ではありません。
保育士を採用した施設が、要件を満たした職員1人ごとに申請する仕組みです。求人票に「補助金あり」と書けるのは、施設側がこの制度を活用しているからという位置づけになります。
対象になる保育士の6つの要件
補助対象になるには、雇用した職員が次の要件をすべて満たす必要があります。
- 施設に直接雇用されている
- 常勤職員、または1日6時間以上かつ月20日以上勤務している
- 教育業務または保育業務に直接従事している
- 法人の役員ではない
- 施設長・園長等の管理職ではない
- 同一施設で3年以上継続勤務が見込まれる
派遣・業務委託の保育士は対象外です。また、施設長クラスの職員を雇っても対象になりません。現場で直接子どもと向き合う職員の確保に絞った設計です。
補助額は2段階、最大30万円
補助額は、次の2つの一時金で構成されています。
| 名称 | 支給タイミング | 金額(対象職員1人あたり) |
|---|---|---|
| 就労奨励一時金 | 新規雇用時 | 20万円 |
| 継続奨励一時金 | 3年継続勤務後 | 10万円 |
新規雇用の20万円だけで終わらず、3年勤め続けてもらえればさらに10万円。1人あたり最大30万円が段階的に支給される設計です。採用した瞬間より、3年後まで見据えた設計になっている点が特徴です。
必要書類と申請の流れ
必要書類は、次のとおりです。
- 交付申請書(第1号様式)
- 事業報告書
- 保育士資格証または幼稚園教諭免許状の写し
- 雇用契約書の写し
- 支払実績確認書類(継続奨励一時金を申請する場合)
継続奨励一時金は、3年勤続の実績が固まってから申請する流れです。新規雇用時点で「3年後にも申請できる」ことを見越して、雇用契約書等を保管しておく必要があります。
申請受付期間は公式ページに記載なし
公式ページには、申請の受付期間についての記載がありません。新規雇用のタイミングごとに申請する制度と考えられますが、締切の有無を含めて、こども課施設運営係に確認するのが確実です。
国の助成金にも似た「継続要件」がある
雇用してすぐ支給が終わらず、一定期間の継続を条件に追加で支給する設計は、国の雇用系助成金にも共通する考え方です。人材確保等支援助成金の一部コースでも、制度導入だけでなく、その後の離職率などの結果を条件にする仕組みがあります。
「雇っただけ」ではなく「その後どうなったか」まで見られる助成金の考え方は、GRANTOS公式LINEの登録者限定ページで整理しています。
よくある質問
保育士本人が申請できますか?
できません。申請できるのは町内の民間保育所等の設置者です。保育士を雇用する施設側が申請します。
施設長を新しく採用した場合も対象になりますか?
対象外です。施設長・園長等の管理職は補助の対象から除外されています。対象は現場で保育業務に従事する職員です。
継続奨励一時金は、3年経てば自動的に支給されますか?
自動ではありません。3年継続勤務後に、施設側があらためて申請する必要があります。支払実績確認書類など必要書類の準備が求められます。
免責事項: 本記事の内容は2026年7月時点で確認できた情報にもとづきます。補助額・対象要件・受付状況は変更される場合があるため、申請前に必ず明和町の公式ページで内容をご確認ください。
出典:
この補助金の概要(早見表)
| 検索項目 | 内容 |
|---|---|
| 申請者 | 事業者(法人・個人事業主) |
| 制度名 | 明和町保育士等就労促進支援補助金 |
| 対象業種 | 保育業(民間保育所等の運営事業者) |
| 利用目的 | 保育士等の新規雇用促進・継続勤務の奨励 |
| 対象地域 | 三重県多気郡明和町 |
| 従業員数 | 規定なし(公式ページに記載なし。こども課施設運営係へお問い合わせください) |
| 補助上限額 | 1人あたり最大30万円(就労奨励20万円+継続奨励10万円) |
| 補助率 | 定額 |
| 申請受付 | 公式ページに受付期間の記載なし(こども課施設運営係へお問い合わせください) |
| 公式サイト | https://www.town.meiwa.mie.jp/main/soshiki/kodomo/kodomok_2/5476.html |
※この表の項目(対象業種・利用目的・対象地域・従業員数)は、GRANTOSの補助金診断の検索軸に対応しています。
保育士の採用・定着以外にも、自施設が対象になる補助金・助成金がないか気になる方は、3分でできる補助金診断も活用してみてください。
対象職員の要件確認や、国の助成金との併用可否に迷う場合は、専門家に相談するのも一つの手です。
