自動操舵システムの見積を取って、金額の大きさに手が止まった経験はないでしょうか。トラクターに後付けするタイプでも、機種によっては100万円を超えます。
南相馬市の「農業用機械自動操舵システム等導入促進事業補助金」は、この初期費用を軽くする制度です。市の「スマート農業技術導入促進事業」の一つで、新規導入なら費用の3分の2以内・上限150万円まで補助されます。対象は市内で農業を営む認定農業者、または認定新規就農者です。
自動操舵システム導入補助金の要点まとめ
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 申請者 | 事業者・個人のどちらも |
| 制度名 | 農業用機械自動操舵システム等導入促進事業補助金(スマート農業技術導入促進事業) |
| 対象業種 | 農業(認定農業者・認定新規就農者) |
| 利用目的 | 農業用機械の自動操舵システム等の導入 |
| 対象地域 | 福島県南相馬市 |
| 従業員数 | 規定なし |
| 補助上限額 | 新規導入150万円(費用の3分の2以内)、追加導入100万円(費用の2分の1以内) |
| 補助率 | 新規導入3分の2以内、追加導入2分の1以内 |
| 申請受付 | 令和8年度分は応募多数により予算額に達したため受付終了(制度自体は継続。農林水産部農政課へお問い合わせください) |
| 公式サイト | 南相馬市「スマート農業技術導入促進事業について」 |

対象になるのは認定農業者と認定新規就農者
対象者は、市内に住所があり市内で農業を営む次のいずれかの人です。
- 認定農業者(市の認定を受け、農業経営の改善計画を進めている農業者)
- 認定新規就農者(独立・自営で就農する際に市の認定を受けた新規就農者)
- そのほか市長が認める者
「認定農業者」「認定新規就農者」はどちらも、市への申請と認定を経て初めて名乗れる立場です。認定を受けていない場合、まずそこが先の手続きになります。
GNSS基地局の補正情報を使うことが条件
補助対象になるのは、GNSS(衛星測位システム)固定基地局からの補正情報を利用する自動操舵システム等です。市が案内する利用申込書を提出し、基地局からの補正情報を受信できる状態にすることが前提になります。
モニターや受信機だけの導入でも補助対象に含まれる点は見落としやすいポイントです。「自動操舵まで一式そろえないと対象外」と思い込んで見送るのは早計です。
いくら戻るか、新規導入と追加導入で確認する
補助率と上限額は、導入が初めてかどうかで変わります。
| 区分 | 補助率 | 補助上限額 |
|---|---|---|
| 新規導入 | 3分の2以内 | 150万円 |
| 追加導入(2台目以降) | 2分の1以内 | 100万円 |
たとえば120万円の自動操舵システムを新規導入する場合、補助額は80万円、自己負担は40万円まで下がります。上限の150万円に届くのは、対象経費が225万円以上のケースです。
令和8年度分は受付終了、次年度に向けて準備を
公式ページには、令和8年度分はすでに応募多数で予算額に達し、受付を終了していると明記されています。制度自体がなくなったわけではないため、次年度の募集開始時期を農政課に確認しておくと、見積の準備を早めに進められます。
よくある質問
認定農業者でなくても申請できますか?
原則できません。対象は認定農業者・認定新規就農者、または市長が特に認める者に限られます。認定を受けていない場合は、先に市の認定手続きを確認してください。
モニターだけを導入する場合も補助されますか?
されます。モニターや受信機のみの導入でも補助対象に含まれると明記されています。
令和8年度は申請できませんか?
新規の受付は終了しています。ただし制度自体は継続する見込みのため、次年度の募集開始時期を農政課に確認しておくことをおすすめします。
