太陽光もLEDも同じ補助金だから、予算も1つの財布?結論から言うと、違います。設備区分ごとに予算枠が別に組まれています。 長井市の「地域脱炭素プラン推進事業費補助金」は、あなたが検討している設備によって、予算の残り具合がまったく違う可能性がある制度です。

この補助金の概要(早見表)

検索項目内容
制度名長井市地域脱炭素プラン推進事業費補助金(令和8年度)
対象業種業種指定なし(設備区分ごとに対象者が異なる。詳細は本文参照)
利用目的太陽光発電・蓄電池・木質バイオマス・高効率空調・高効率照明の導入
対象地域山形県長井市
従業員数設備区分により異なる(蓄電池は個人宅のみ/木質バイオマスは個人宅または中小企業者・小規模企業者/太陽光・空調・照明は市内で事業を行う事業者、規模の指定なし)
補助上限額設備区分ごとに異なる(高効率空調機器1,000万円/高効率照明機器300万円/蓄電池80万円/木質バイオマス燃焼機器40万円/太陽光発電設備は出力に応じた単価計算)
補助率設備区分ごとに異なる(高効率空調機器・高効率照明機器1/2、木質バイオマス燃焼機器2/3、蓄電池1/3、太陽光発電設備は定額単価=個人宅7万円/kW・事業所5万円/kW)
申請受付令和8年4月15日〜令和9年1月15日(予算上限到達日で受付終了、到達日当日は抽選)
公式サイトhttps://www.city.nagai.yamagata.jp/boshu/14038.html
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※この表の項目(対象業種・利用目的・対象地域・従業員数)は、GRANTOSの補助金診断の検索軸に対応しています。

5つの設備区分、対象者が全部違う

対象設備は次の5区分です。ただし、区分ごとに「誰が使えるか」がまったく違います。ここを取り違えると、設備を入れても対象外になります。

  1. 太陽光発電設備(自家消費型)——個人宅、または市内で事業を行う事業者
  2. 蓄電池——個人宅のみ(太陽光発電設備の付帯設備として設置する場合に限る)
  3. 木質バイオマス燃焼機器——個人宅、または中小企業者・小規模企業者等の事業所
  4. 高効率空調機器——事業所のみ
  5. 高効率照明機器(調光型LED)——事業所のみ

「うちは事務所の照明をLED化したいだけ」——それも対象です。一方、「事業所に蓄電池だけ入れたい」は対象外です。蓄電池の補助対象者は「個人宅に新規に設置する者」に限られ、太陽光発電設備とセットで導入することが要件です。事業者が単独で蓄電池を導入しても、この補助金の対象にはなりません。

高効率空調機器・高効率照明機器は事業所向けですが、無条件で使えるわけではありません。「市または長井商工会議所が開催する脱炭素セミナーに継続的に参加する意思があること」、そして中小企業者は「省エネ診断を実施した実績があること」が対象者側の要件です。設備を検討する前に、この2つを満たせるか確認してください。

高効率照明機器(調光型LED)で対象になるかどうかを分けるのは、工事の簡易さではなく制御機能の有無です。次の2つをどちらも満たす必要があります。

  • 既存蛍光灯等に替えて導入すること
  • スケジュール制御・明るさセンサによる一定照度制御・在/不在調光制御のいずれかを採用すること

単純に明るいLEDへ交換するだけでは、2つ目の制御機能の条件を満たさない限り対象外です。

申請受付は令和8年4月15日〜令和9年1月15日、予算は設備ごとに配分済み

申請の受付期間は令和8年4月15日(水)から令和9年1月15日(金)までです。補助金申請額の合計が予算の上限に達した時点でその区分の受付は終了し、上限に達した当日の申請は抽選になります。

令和8年度の予算総額は4,379万円(令和8年7月1日時点)。この金額は5区分にまとめて置かれているわけではなく、設備区分ごとに予算が配分されています。

その結果、実際に何が起きたか。高効率照明機器の区分は、一度予算の上限に達して受付を停止しました。 その後、7月15日から受付が再開されています。

「太陽光の予算はまだ余っているのに、照明の予算だけ先に尽きた」——これが、区分ごとに予算を分ける制度で実際に起きる現象です。あなたが検討している設備の区分の予算が、今どのくらい残っているかは、区分ごとに別々に確認する必要があります。

「契約は4月1日以降」「着工前に交付決定」の2つの壁

申請にあたって押さえるべき時期の条件は2つあります。

  • 契約は令和8年4月1日以降であること。 それより前に契約した設備は対象になりません
  • 設置工事に着手していないこと。 交付決定を受ける前に工事を始めると、対象外になる可能性が高い制度です

あなたがすでに4月1日より前に太陽光パネルの契約を済ませていた場合、その契約は対象外です。これから契約する設備から、この制度の対象になります。

施工業者は「市内・県内」、市外業者はどうなる?

対象設備の施工は、山形県内に本店・支店がある業者への依頼が条件です。県外の業者に長年頼んでいる場合、その業者に施工を依頼すると対象外になる可能性があります。

あなたの会社が県内業者との取引実績がないなら、契約前に施工業者選びから見直す必要があります。長年の付き合いがある県外業者を優先すると、補助金そのものが使えなくなる設計です。

自治体の脱炭素・省エネ設備補助金では、施工業者の所在地要件、対象経費の下限額、交付決定前の着工禁止など、共通するつまずきが多く見られます。交付決定前に契約・着工してしまうフライングは、このジャンルで最も多い失敗パターンです。全国の自治体の設備投資系補助金に共通する注意点は、GRANTOS公式LINEの登録者限定ページで整理しています。

他の補助金との併用はできない

この制度は、他の補助金との併用ができません。 国の「省エネ・非化石転換補助金」など、同じ設備を対象にする国の制度と重ねて使うことはできない設計です。

あなたが国の補助金の申請も検討しているなら、対象経費をどちらの制度で申請するか、事前に1つに絞る必要があります。両方に応募して、あとから有利な方を選ぶという進め方はできません。

よくある質問

個人事業主でも申請できますか?

設備によります。 太陽光発電設備・木質バイオマス燃焼機器は、自宅(個人宅)に設置するなら個人事業主でも対象です。事業所に設置する場合は「市内で事業を行う事業者」の枠になります。蓄電池だけは個人宅への設置に限られ、事業用の蓄電池は対象外です。

太陽光と一緒に蓄電池も入れたいのですが、事業所でも対象になりますか?

なりません。 蓄電池の補助対象者は「個人宅に補助対象設備を新規に設置する者」に限定されています。事業所に太陽光発電設備を導入する場合、蓄電池はこの補助金の対象になりません。

高効率照明機器の予算はまだ残っていますか?

一度受付を停止し、7月15日から再開したという経緯があります。現時点の残額は変動するため、申請前に総合政策課再生可能エネルギー推進室へ電話で確認することをおすすめします。

令和8年4月1日より前に契約した設備は、あとから申請できますか?

できません。契約は令和8年4月1日以降であることが条件です。それより前の契約は対象外になります。


免責事項: 本記事の内容は2026年7月時点で確認できた情報にもとづきます。補助率・上限額・予算の消化状況・受付状況は変更される場合があるため、申請前に必ず長井市の公式ページおよび総合政策課再生可能エネルギー推進室で内容をご確認ください。

出典:


補助金の概要早見表(暫定・subsidiesマスタ未登録)

項目内容
対象地域山形県長井市
対象業種業種指定なし(設備区分ごとに対象者が異なる)
利用目的太陽光発電・蓄電池・木質バイオマス・高効率空調・高効率照明の導入
対象者規模設備区分により異なる(蓄電池は個人宅のみ/木質バイオマスは個人宅または中小企業者・小規模企業者/太陽光・空調・照明は市内で事業を行う事業者、規模の指定なし)
補助上限額設備区分ごとに異なる(高効率空調機器1,000万円/高効率照明機器300万円/蓄電池80万円/木質バイオマス燃焼機器40万円/太陽光発電設備は出力に応じた単価計算)
補助率設備区分ごとに異なる(高効率空調機器・高効率照明機器1/2、木質バイオマス燃焼機器2/3、蓄電池1/3、太陽光発電設備は定額単価=個人宅7万円/kW・事業所5万円/kW)
申請受付期間令和8年4月15日〜令和9年1月15日(予算上限到達日で受付終了、到達日当日は抽選)
公式サイトhttps://www.city.nagai.yamagata.jp/boshu/14038.html
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