波佐見焼やべっ甲細工——長崎県指定の伝統的工芸品の作り手から聞くのは、「作る技術はあっても、売り方が分からない」という悩みです。展示会に出たいが出展料が重い、ネット販売を始めたいが構築費用が読めない。そんな声に応えるのが、この補助金です。
長崎県の「伝統的工芸品支援事業費補助金」は、県指定伝統的工芸品の製造事業者が行う販路拡大等の取り組みを、補助率1/2以内・上限20万円で支援します。1次募集は締め切られていますが、2026年7月1日から10月23日まで(17時必着)の2次募集を予算残額の範囲で実施しています。
伝統的工芸品支援事業費補助金の要点まとめ
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 申請者 | 事業者(長崎県指定伝統的工芸品製造事業者またはその団体) |
| 制度名 | 長崎県伝統的工芸品支援事業費補助金 |
| 対象業種 | 伝統的工芸品製造業 |
| 利用目的 | 販路開拓、商品開発改良、需要開拓、国際商談会出展 |
| 対象地域 | 長崎県内 |
| 従業員数 | 規定なし |
| 補助上限額 | 20万円(補助対象経費の1/2以内、千円未満切り捨て) |
| 補助率 | 1/2以内 |
| 申請受付 | 1次募集:2026年5月1日〜6月30日(終了)、2次募集:2026年7月1日〜10月23日(17時必着、予算残額の範囲で実施) |
| 公式サイト | 長崎県「長崎県伝統的工芸品支援事業費補助金のご案内」 |

自分の事業は対象になるか
対象は長崎県指定伝統的工芸品の製造事業者、またはそれらで構成される団体です。個人の職人でも、県指定品目の製造を行っていれば申請できます。
何に使えるお金か
対象経費は4つに分かれています。
| 区分 | 内容 |
|---|---|
| 販路開拓 | 展示会出展経費、広告宣伝費、専門家謝金など |
| 商品開発改良 | 原材料費、機械装置購入費、委託加工費など |
| 需要開拓 | ネット販売システム構築費、インターネット掲載手数料など |
| 国際商談会出展 | 海外向け展示会出展経費、情報発信費 |
工房のホームページに決済機能を付けたい、海外の見本市に出たい——こうした「作った後」の取り組みに幅広く使える設計です。
いくら受け取れるか
補助率は対象経費の1/2以内、上限は20万円です。例えば展示会出展料とネット販売システムの構築費をあわせて40万円かかった場合、上限の20万円が支給額になります。
申請の順番
1次募集(5月1日〜6月30日)はすでに終了していますが、2次募集は2026年7月1日から10月23日まで、予算残額の範囲で実施されています。予算がなくなり次第、期間内でも締め切られる可能性があるため、準備が整い次第の申請をおすすめします。書類はA4サイズで統一し、郵送・持参・電子メールのいずれかで提出します。
よくある質問
個人の職人でも申請できますか?
対象は「長崎県指定伝統的工芸品製造事業者」です。個人事業として製造を行っていれば申請できます。
1次募集を逃したら今年度はもう申請できませんか?
2次募集が2026年7月1日から10月23日まで、予算残額の範囲で実施されています。まだ申請の機会はあります。
海外向けの展示会費用も対象になりますか?
対象です。国際商談会出展の区分として、海外向け展示会出展経費や情報発信費が補助対象に含まれます。
