航空業界の脱炭素化を支える技術のひとつが、廃食油などを原料にした持続可能な航空燃料(SAF)です。この製造プロセスを実証する事業者を後押しするのが「プラスチック等資源循環システム構築実証事業(代替ジェット燃料事業・廃油リサイクル事業)」で、この記事で扱う令和7年度の一次公募は2025年5月26日16時で募集を終了しました。
補助率は中小企業者が1/2、それ以外の大企業等が1/3です。金額上限(円)の定めはありません。
プラ資源循環実証事業(代替ジェット燃料・廃油リサイクル/令和7年度)の要点まとめ
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 申請者 | 事業者(民間企業・独立行政法人・一般社団法人・公益法人・大学・国立研究機関等) |
| 制度名 | 令和7年度プラスチック等資源循環システム構築実証事業(代替ジェット燃料事業・廃油リサイクル事業) |
| 対象業種 | 汎用(廃油・廃プラスチックのリサイクル実証を行う事業者) |
| 利用目的 | DX・IT導入(実証・研究開発) |
| 対象地域 | 全国 |
| 従業員数 | 規定なし(中小企業者かどうかで補助率が変わる。設立から1年以上経過していることも応募要件) |
| 補助上限額 | 補助率1/2(中小企業者)または1/3(それ以外)。金額上限(円)の定めなし |
| 補助率 | 1/2または1/3 |
| 申請受付 | 終了(2025年4月22日〜5月26日16:00) |
| 公式サイト | jGrants「令和7年度プラスチック等資源循環システム構築実証事業(代替ジェット燃料事業・廃油リサイクル事業)」 |

「代替素材」枠との見分け方
この制度と同時期に、同じ実証事業の枠組みで「代替素材事業・リサイクル事業」という別の公募も走っていました。違いはテーマの範囲で、この記事の枠は燃料(ジェット燃料・廃油)に特化し、もう一方はプラスチック製品・素材そのものの転換を対象にしています。廃食油や廃油を燃料として再資源化する取り組みであれば、この枠が該当します。
補助率が中小企業者と大企業等で分かれているのも特徴です。中小企業基本法上の中小企業者(業種ごとに資本金・従業員数の上限があり、どちらか一方を満たせば該当)であれば1/2、それ以外は1/3となります。
この年度は「一次・二次」と続いた
この制度は令和7年度中に一次(4月22日〜5月26日)、二次(6月12日〜7月22日)と続けて公募が実施されました。一次公募の内容を把握しておくと、後続の公募回にもそのまま応用できます。
今から動くならこの順番
- 実証テーマが「代替ジェット燃料」「廃油リサイクル」のどちらに該当するかを整理する
- 中小企業者に該当するかを確認し、想定補助率を把握する
- 実施団体(日本有機資源協会)の次回公募案内を確認する
よくある質問
今から申請できますか?
できません。一次公募は2025年5月26日16時で募集を終了しています。次回公募の有無は実施団体の公式ページで確認してください。
「代替素材事業」の枠と何が違いますか?
この枠は燃料(ジェット燃料・廃油)に特化しています。代替素材事業・リサイクル事業の枠は、プラスチック製品・素材そのものの転換が対象です。
補助率はどう決まりますか?
中小企業者に該当すれば1/2、それ以外の大企業等は1/3です。金額の上限は設けられていません。
