タイトルに「応募事業者」とあるだけで、自社が対象かどうか分からず読むのをやめた方もいるはずです。結論から言うと、これは環境省の「間接補助事業」。国から直接お金が出るのではなく、環境省が指定する執行団体を通じて、実証事業に取り組む法人へ配分される仕組みです。
【応募事業者】令和8年度 プラスチック等資源循環システム構築実証事業は、環境省の「脱炭素型循環経済システム構築促進事業」の一部で、化石由来プラスチックの代替素材開発や、使用済みプラスチックのリサイクル技術・システムを高度化するための実証を支援する制度です。この記事を書いている時点で、この公募は2026年6月15日に募集終了しています。
プラスチック等資源循環システム構築実証事業の要点まとめ
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 申請者 | 事業者(実証事業に取り組む法人) |
| 制度名 | 【応募事業者】令和8年度 プラスチック等資源循環システム構築実証事業 |
| 対象業種 | 汎用 |
| 利用目的 | DX・IT導入 |
| 対象地域 | 全国 |
| 従業員数 | 規定なし(公式ページに記載なし) |
| 補助上限額 | 公式ページに記載なし(環境省へお問い合わせください) |
| 補助率 | 公式ページに記載なし |
| 申請受付 | 2026年6月15日に終了 |
| 公式サイト | Jグランツ「プラスチック等資源循環システム構築実証事業」 |

「間接補助事業」とはどういう仕組みなのか
環境省の事業には、国から事業者へ直接補助する「直接補助」と、環境省が指定した執行団体(一般社団法人・公益財団法人等)が窓口になり、そこから事業者へ配分する「間接補助」の2種類があります。この事業は間接補助事業です。
行動が変わるのはここです。応募先は環境省ではなく、環境省が公表する執行団体になります。公募要領・様式の入手先も執行団体のサイトが基本になるため、環境省の報道発表ページで「執行団体」の名称・リンクを確認してから申請の準備を始める必要があります。
対象になる/ならないの線引き
- 対象になる:化石由来プラスチックの代替素材開発、または使用済みプラスチックのリサイクル技術・システムを高度化する実証に取り組む法人
- 対象になりにくい:既存の製品・サービスをそのまま販売する事業や、実証・技術検証をともなわない単純な設備更新
なぜこの線が引かれているか。 この事業は「実証事業」という名前のとおり、技術的な課題を解決し、事業化に向けて必要な検証を行うことが前提です。すでに確立された技術・製品をそのまま導入するだけの投資は、実証事業の枠組みにはなじみません。
よくある誤解されやすいポイント
- プラスチックを扱う会社なら誰でも対象になると思い込む:対象は「代替素材開発」や「リサイクル技術・システムの高度化」に取り組む事業者です。プラスチック製品を製造・販売しているだけでは対象になりません
- 1次公募と2次公募の内容を混同する:この事業は年度内に複数回公募が行われることがあります。どの回の公募要領を見ているかによって、対象範囲や締切が異なるため、必ず該当する回の公募要領で確認する必要があります
- 環境省の別の類似事業と混同する:同じ令和8年度に「プラスチック資源循環に関する先進的社会実装モデル形成支援事業」など類似名称の事業も公募されています。名称が似ているため、応募先を取り違えないよう注意が必要です
次回公募に備える準備
脱炭素型循環経済システム構築促進事業は、環境省が継続的に実施している政策テーマです。
- 環境省の報道発表ページで、次年度の公募開始・執行団体の情報を定期的に確認する
- 自社の実証テーマ(代替素材/リサイクル技術・システム)がどちらの区分に該当するか整理しておく
- 過去の採択事業一覧を確認し、審査で重視される実証内容の傾向をつかんでおく
よくある質問
今から申請できますか?
この公募(応募事業者向け)は2026年6月15日に募集を終了しています。環境省は年度内に複数回・複数年度にわたって同種の公募を実施しているため、次回公募の告知を環境省サイトで確認してください。
中小企業でも応募できますか?
公式に確認できる範囲では企業規模の要件は明記されていません。実証事業の性質上、技術・設備・体制を持つ法人が中心になると考えられます。詳細は執行団体にお問い合わせください。
どこに申請すればよいですか?
この事業は環境省の間接補助事業のため、申請先は環境省ではなく、環境省が指定する執行団体になります。環境省の報道発表ページで執行団体の情報を確認してから進めてください。
