再生可能エネルギーの調整力として、系統用蓄電システムと水電解装置の導入を後押しする補助金です。令和4年度補正分は2023年2月27日で公募が終了しています。
この制度も、後年の系統用蓄電池等電力貯蔵システム導入支援事業費補助金へと引き継がれています。 名称は年度ごとに変わりますが、目的(電力系統の安定化に資する設備の普及)は一貫しています。
系統用蓄電システム・水電解装置導入支援事業費補助金(令和4年度補正)の要点まとめ
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 申請者 | 事業者(系統用蓄電システムまたは水電解装置を導入する法人) |
| 制度名 | 再生可能エネルギー導入拡大に資する分散型エネルギーリソース導入支援事業費補助金(系統用蓄電システム・水電解装置導入支援事業) |
| 対象業種 | 汎用 |
| 利用目的 | 設備投資、DX・IT導入 |
| 対象地域 | 全国 |
| 従業員数 | 規定なし |
| 補助上限額 | 25億円(予算枠全体) |
| 補助率 | 公式ページに記載なし(執行団体へお問い合わせください) |
| 申請受付 | 2023年2月27日で終了 |
| 公式サイト | Jグランツ「再生可能エネルギー導入拡大に資する分散型エネルギーリソース導入支援事業費補助金」 |

「蓄電システム」と「水電解装置」を同じ制度で扱う理由
一見別々の技術に見える蓄電システムと水電解装置ですが、この補助金では同じ枠組みで扱われています。どちらも再生可能エネルギーの出力変動に対応するための設備という共通点があるためです。
- 系統用蓄電システムは、太陽光・風力の発電量が変動する分を蓄電池で吸収・放出して調整する
- 水電解装置は、余った再生可能エネルギーで水素を製造し、エネルギーの形を変えて貯蔵する
どちらも「作りすぎた再エネ電力をどう活かすか」という同じ課題への異なる解決策です。制度としてまとめて扱われているのは、この共通の狙いによるものと理解できます。
令和4年度補正から令和7年度への流れ
この分野の補助金は、名称・予算区分を変えながら継続実施されています。
現在、系統用蓄電池に関する補助金を探す場合は「系統用蓄電池等電力貯蔵システム導入支援事業費補助金」の名称で検索すると、直近の制度にたどり着きやすくなります。この記事の対象は令和4年度補正分であり、現行の要件とは異なる点に注意してください。
よくある質問
今から申請できますか?
令和4年度補正分(2023年2月27日締切)はすでに終了しています。系統用蓄電池関連の補助金は後継事業として継続実施されているため、資源エネルギー庁の最新の公募情報をご確認ください。
蓄電システムと水電解装置、どちらか一方だけでも申請できますか?
公式資料からは、事業類型ごとに個別に申請できる枠組みだったと読み取れます。どちらか一方の設備導入のみでも対象になり得ますが、詳細は当時の公募要領原本での確認が必要です。
上限25億円は1社あたりの金額ですか?
いいえ。これは公募回全体に配分された予算の総額です。個別事業者が受け取る交付額は、導入する設備の規模によって決まります。
