電力・ガス・石油精製・化学・高圧ガス・鉄鋼といった現場は、人手不足の中でも安全確保が欠かせません。「産業保安高度化推進事業費補助金」は、IoT・AIを使った遠隔監視や自動化で現場作業を省人化しながら安全性を高める取り組みを支援する制度です。令和3年度補正・令和4年度第1回分は補助事業者の公募を終了しており、現在は応募できません。
産業保安高度化推進事業費補助金の要点まとめ
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 申請者 | 事業者(補助事業を執行する団体) |
| 制度名 | 令和3年度補正「産業保安高度化推進事業費補助金」_令和4年度_第1回 |
| 対象業種 | 電力・ガス・石油精製・石油化学・一般化学・高圧ガス・鉄鋼等 |
| 利用目的 | 研究開発・実証、安全・防災、設備投資、DX・IT導入 |
| 対象地域 | 全国 |
| 従業員数 | 規定なし(執行団体としての実施体制が審査される) |
| 補助上限額 | 上限5,000万円 |
| 補助率 | 2/3 |
| 申請受付 | 終了(2022年4月25日〜5月20日) |
| 公式サイト | https://www.meti.go.jp/information/publicoffer/kobo/2022/k220216006.html |

「スマート保安」政策の一環として位置づけられる制度
経済産業省は近年、現場の高齢化・人手不足を背景に、IoT・AI等の新技術を用いて保安業務を自動化・遠隔化する「スマート保安」を政策として推進しています。この補助金は、その取り組みを資金面から後押しする制度の1つです。
対象業種が電力・ガス・石油精製・石油化学・一般化学・高圧ガス・鉄鋼など、重大事故のリスクが高い装置産業に絞られている点が特徴です。飲食・小売など一般的な業種向けの補助金とは対象がまったく異なります。
事業者ではなく「執行団体」への補助
この公募で募集されたのは、個々の工場・事業所への直接支援ではなく、補助金全体を運営する執行団体です。採択された執行団体が、その後に対象事業者向けの個別公募を実施する2段階の仕組みになっています。令和4年度は第1回公募(4月25日〜5月20日)に続き、2次公募も実施されました。
よくある質問
今から申請できますか?
いいえ。令和4年度第1回公募(2022年4月25日〜5月20日)は終了しています。産業保安高度化推進事業費補助金は毎年度、実施の有無や実施形態が変わることがあるため、最新の公募は経済産業省の公式ページで確認してください。
対象業種以外の事業者は使えませんか?
対象は電力・ガス・石油精製・石油化学・一般化学・高圧ガス・鉄鋼等の装置産業が中心です。それ以外の業種の事業者は対象外となる可能性が高いです。
個々の工場はどこに申請すればよいですか?
この公募自体は執行団体向けです。採択された団体が実施する下位の個別公募に、対象事業者が改めて申請する流れになります。過去の実施団体の例として、一般社団法人環境共創イニシアチブ(SII)などが挙げられます。
