同じ年度に同じ名前の補助金が2回公募されることがあります。この制度もそのひとつで、令和7年度は6月20日〜7月14日の第1回、8月4日〜8月19日の第2回と、年2回に分けて実施されました。この記事は第2回(2025年8月19日受付終了)を扱います。
スマート保安実証支援事業費補助金(技術実証支援)第2回の要点まとめ
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 申請者 | 事業者(中小企業・中堅企業)、地方公共団体(水力発電所を設置する者に限る) |
| 制度名 | 令和7年度スマート保安実証支援事業費補助金(技術実証支援)第2回 |
| 対象業種 | 汎用(電力・ガス・コンビナート等の産業インフラを扱う事業者) |
| 利用目的 | 研究開発・実証、安全・防災、設備投資、DX・IT導入 |
| 対象地域 | 全国 |
| 従業員数 | 規定なし(中小企業・中堅企業の区分で補助率が変わる) |
| 補助上限額 | 5,000万円 |
| 補助率 | 中小企業・地方公共団体は3分の2、中堅企業は2分の1 |
| 申請受付 | 2025年8月4日〜8月19日(終了) |
| 公式サイト | JMAC「スマート保安実証支援事業費補助金」 |

なぜ「保安」に補助金が出るのか
電力・ガス・コンビナートといった産業インフラの点検は、これまで人手が支えてきました。しかし点検を担う技術者の高齢化が進み、人手に頼る保安体制そのものが維持できなくなりつつあるという背景があります。この補助金は、AIやIoT、ドローンを使った点検の自動化を実証する費用を支援することで、保安の担い手不足に備える制度です。
対象となる事業内容は、公式ページから次のようなものが確認できます。
- 運転データを使った設備・機器劣化のAI予兆診断システムの構築
- 外観点検業務でのAIを活用した経年劣化管理システムの構築
- ドローンを活用した点検システムの構築
中小企業と中堅企業で補助率が変わる理由
補助率は中小企業・地方公共団体が3分の2、中堅企業が2分の1です。実証にかかる費用は決して小さくなく、体力のある中堅企業より中小企業のほうが自己負担の重さを感じやすいため、補助率に差をつけて後押しの強さを調整しているとみられます。自社が中小企業に該当するかどうかで、実質的な自己負担額が変わる点に注意してください。
次回公募への備え
令和7年度は年2回の公募が行われた実績があります。次回も同様のペースで公募が組まれる可能性がありますが、公式に明記されているのは終了した公募の実績までで、次年度の実施有無・回数は現時点で未定です。実証したい技術のテーマと、必要な予算規模を先に固めておくと、公募開始後すぐに動けます。
よくある質問
今から申請できますか?
できません。令和7年度第2回は2025年8月19日で受付を終了しています。次回公募の情報はJMACの公式サイトで確認してください。
第1回に落選した場合、第2回に再応募できますか?
公式ページには第1回・第2回がそれぞれ独立した公募として案内されています。再応募の可否については事務局(JMAC)へ直接お問い合わせください。
大企業は対象になりますか?
対象者は中小企業・中堅企業と、水力発電所を設置する地方公共団体に限られます。大企業単独での申請は対象外とみられます。
