渋川市の賃上げ奨励金には、先に通しておくべき手続きがあります。群馬県の「ぐんま賃上げ促進支援金」の承認を受けていることが前提条件です。県の制度が土台にあり、市はそこに上乗せする形をとっています。
承認さえ受けていれば、渋川市からは従業員1人あたり2万円が加算されます。1事業所あたりの上限は80万円(従業員40名分)。第1期・第2期でそれぞれ申請できるため、合計では最大160万円まで届きます。
しぶかわ中小企業賃上げ応援奨励金の要点まとめ
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 申請者 | 事業者(法人・個人事業主) |
| 制度名 | しぶかわ中小企業賃上げ応援奨励金 |
| 対象業種 | 業種指定なし(中小企業基本法に規定する中小企業者。業種ごとに資本金・従業員数の上限があり、製造業その他は資本金3億円以下または従業員300人以下、卸売業は1億円以下または100人以下、小売業は5,000万円以下または50人以下、サービス業は5,000万円以下または100人以下。どちらか一方を満たせば該当します) |
| 利用目的 | 賃上げ(従業員の給与引き上げに対する市独自の上乗せ支援) |
| 対象地域 | 群馬県渋川市(市内に本社・主事業所、または支店・営業所等があること) |
| 従業員数 | 市内事業所で常時1人以上雇用していること |
| 補助上限額 | 従業員1人あたり2万円、1事業所あたり最大80万円(従業員40名分)。第1期・第2期それぞれ申請可能で合計最大160万円 |
| 補助率 | 定額(従業員1人あたり2万円) |
| 申請受付 | 第1期:令和8年6月15日~9月30日/第2期:令和8年9月1日~令和9年1月31日 |
| 公式サイト | 渋川市「しぶかわ中小企業賃上げ応援奨励金」 |

なぜ「県の承認が先」なのか
この奨励金は、渋川市が単独で審査する制度ではありません。群馬県の「ぐんま賃上げ促進支援金」に採択されたことが申請の前提です。
理由ははっきりしています。賃上げの実績確認や不正防止の審査は、すでに県が終えています。市はその結果を使い、同じ審査を二重にせず、上乗せ分だけを渋川市の事業所向けに追加する設計です。
つまり読者側の行動としては、まず群馬県の特設サイトから「ぐんま賃上げ促進支援金」に申請し、承認を受けてから渋川市に申請する、という順番になります。県の申請を後回しにすると、市の第1期・第2期どちらの期限にも間に合わなくなるおそれがあります。
対象になる事業者の条件
法人の場合は次をすべて満たす必要があります。
- 中小企業基本法に規定する中小企業者であること
- 渋川市内に本社・主事業所、または支店・営業所等があること
- 市内事業所で常時1人以上雇用していること
- 国税・地方税を滞納していないこと
- 過去に不正受給による不支給決定を受けていないこと
- 暴力団と関係がないこと
個人事業主の場合は、群馬県内の税務署へ開業届を提出していることに加え、上記の税滞納なし・不正受給歴なしなどの要件が同様に求められます。
申請の流れと必要書類
- 群馬県特設サイトで「ぐんま賃上げ促進支援金」に電子申請する
- 県から承認を受ける
- 渋川市商工課へ必要書類を提出する
市への提出書類は次のとおりです。
- 最新の労働条件通知書または雇用契約書の写し
- 賃金台帳の写し(賃上げ月とその前月分)
- 振込先口座情報(通帳写し等)
- パートナーシップ構築宣言の登録申請書類
パートナーシップ構築宣言の登録は、大企業が下請け企業との取引条件を改善することを宣言する制度で、渋川市はこの登録も申請の要件に含めています。取引先との条件見直しも含めて、賃上げ環境を整えることを求めていると読み取れます。
よくある質問
群馬県の支援金に申請していない場合、市の奨励金だけ先に申請できますか?
できません。県の「ぐんま賃上げ促進支援金」の承認を受けていることが渋川市の奨励金の前提条件です。先に県の特設サイトから申請してください。
第1期・第2期の両方に申請すれば、必ず160万円もらえますか?
いいえ。上限160万円は「従業員40名分を2期とも満額申請できた場合」の金額です。実際の金額は従業員数と賃上げ実績によって変わります。詳細は渋川市商工課へお問い合わせください。
個人事業主でも申請できますか?
できます。群馬県内の税務署へ開業届を提出していることに加え、市税の滞納がないことなどの要件を満たす必要があります。
