原油価格や物価の高騰は、飲食・商業・サービス業の経営を直接圧迫します。仕入れ値が上がっても、価格転嫁だけでは追いつかない店も多いはずです。島根県のこの補助金は、値上がりに耐える経営体質へ転換するための設備投資を後押しする制度です。名前に「新事業展開」とありますが、既存店の省力化投資も対象に含まれます。
島根県飲食・商業・サービス業新事業展開支援事業補助金の要点まとめ
正式名:飲食・商業・サービス業新事業展開支援事業補助金
だれが
- 申請者
- 事業者(法人・個人事業主)
- 対象業種
- 飲食業・商業・サービス業(島根県内に主たる事業所を有する中小企業)
- 利用目的
- 原油価格・物価高騰対策としての設備投資・施設改修
- 対象地域
- 島根県内
- 従業員数
- 規定なし(中小企業者であることが条件)
いくら
- 補助上限額
- 一般枠400万円(下限40万円)、特別枠600万円(下限40万円)
- 補助率
- 一般枠1/2以内(コロナ融資利用時は2/3以内)、特別枠3/4以内
いつ・どこへ
- 申請受付
- 令和8年4月20日〜9月30日(5月29日・7月31日・9月30日の3次締切制)

「特別枠」の条件はかなり限定的
一般枠と特別枠の差は補助率50%ポイント(1/2→3/4)と大きいのですが、特別枠に入るには一般枠の要件に加えて、三菱マヒンドラ農機またはリョーノーファクトリーとの取引が売上全体の5%以上を占めていることが条件です。 多くの事業者には縁がない条件なので、実質的には一般枠での申請が中心になります。
対象経費は「設備」に限られる
対象経費は設備導入費、設備関連備品費、施設改修費の3つです。家賃や人件費、原材料費といった運転資金にあたる経費は含まれていません。 物価高騰対策という名前から運転資金の補填を期待して調べる読者もいるかもしれませんが、この補助金はあくまで設備投資が対象という点に注意してください。
よくある質問
3回の締切のうち、どれが有利ですか?
3次締切制のため、早い回のほうが予算の残りに余裕がある可能性があります。公式ページには申請多数の場合の減額調整に関する明記は見当たりませんが、早めの申請が安全です。
コロナ融資を利用していないと補助率は下がりますか?
一般枠の標準補助率は1/2以内で、新型コロナウイルス関連融資を利用している場合に限り2/3以内に引き上がります。融資の利用有無は事前に確認しておいてください。
下限40万円に届かない小さな投資でも申請できますか?
下限40万円未満の投資は対象外です。小規模な設備更新を検討している場合は、島根県中小企業課へ他の制度がないか相談することをおすすめします。
