この補助金が増やしたいのは、市のブランド「おいしも!たのしも!」の認定産品です。新商品の開発費の半分(上限100万円)を、市内の食品・飲料メーカーに出す仕組みでした。
令和7年度の募集は、2025年7月18日で終わっています。令和8年度も募集があり、7月13日から24日に書面審査が開かれています。申請は6事業計画でした。この記事の条件は令和7年度の発表資料にもとづくので、年度で変わる点は市で確かめてください。次の募集に備えるなら、開発した商品が認定産品になることへの同意が、申請の条件である点を先に確かめてください。
下関市 新商品開発補助金の要点まとめ
正式名:下関市国内販路開拓事業新商品開発補助金
だれが
- 申請者
- 市内の中小企業者(個人事業主を含むかは記載なし)
- 対象業種
- 食料品または飲料を製造する事業者
- 利用目的
- 認定産品の象徴となる新商品の開発
- 対象地域
- 山口県下関市
- 従業員数
- 中小企業者(業種ごとの資本金・従業員数の上限内)
いくら
- 補助上限額
- 100万円(1事業につき)
- 補助率
- 対象経費の実支出額の1/2
いつ・どこへ
- 申請受付
- 2025年6月2日〜2025年7月18日(令和7年度分は終了)
「おいしも!たのしも!」は、下関のおいしい産品を市民と一緒に日本中、世界中へ広めるプロジェクトです。この補助金は、その認定産品の象徴になりうる新商品を作る市内の中小企業者が対象でした。中小企業者は、業種ごとに資本金か従業員数の上限が決まっていて、どちらか一方を満たせば該当します。
うちの会社は対象になる?
令和7年度の募集では、次の条件をすべて満たす中小企業者が対象でした。
当てはまるものにチェックを入れてください。0 / 6
「製造している」には、他者に委託して製造する場合も含まれます。自社に工場がなくても、OEMで作っているなら該当しえます。参加する活動は、市が別に定める「下関産品事業者ミッション」に基づく事業者ワーキンググループやプロモーションイベントです。
次のどれかに当たると、対象外の見込みです。
- ✕ 製造せず、仕入れて売るだけ
- ✕ 認定産品になることに同意しない
- ✕ 市外に本社・主たる事業所がある
公式ページに、飲食店についての記載はありません。調理して出すだけなら「製造する」に当たらないと読めます。自店の商品を瓶詰めして売るなど、製造の実態があるかは産業振興課の判断です。
事業そのものにも条件があります。外部専門家の支援を受けることと、分析機関で成分分析を受けることです。外部専門家はブランディング、マーケティング、食品表示などの分野です。成分分析は、市が同等の根拠があると認めれば免除されます。
いくら補助される?
対象経費の実支出額の半分が補助され、上限は1事業につき100万円です。上限に届くのは、対象経費が200万円以上のときです。
- コンサル料60万円 + 原材料費40万円 + 委託外注費50万円 = 150万円 × 1/2 = 75万円
- 経費が260万円かかった場合:260万円 × 1/2 = 130万円 → 上限の100万円
- 経費が80万円の場合:80万円 × 1/2 = 40万円
税込か税抜かは、公式ページに記載がありません。
何に使える?
公式ページに、対象外の経費を並べた一覧はありません。対象は「新商品の開発に要する経費」だけです。
対象になるもの
- コンサル料(外部専門家への支払い)
- 原材料費
- 委託外注費
- 展示会等の催事出展費
「事業費」の例として挙がっているのは、原材料費、委託外注費、展示会等催事出展費の3つです。「等」とあるので、それ以外の経費が入るかは産業振興課に聞いてください。
申請の流れ
令和7年度の募集で書かれていたのは、応募方法までです。審査以降の手順は、記者発表資料にありません。
- 募集があるかを確かめる(事業者→産業振興課 工業係、電話 083-232-7214)
- 外部専門家と成分分析の機関を決める(事業者。事業の要件になる)
- 必要書類を持参か郵送で出す(事業者→産業振興課。令和7年度は7月18日必着)
- 審査結果の通知、開発後の報告と請求は、募集時の案内で確かめる(市→事業者)
必要な書類
準備できた 0 / 1
書類の内訳は、記者発表資料に書かれていません。募集が始まったら、産業振興課から様式と一覧を受け取ってください。
もらえなくなるのはどんなとき?
- 認定産品になることに同意しない:同意は申請の条件です。補助金だけ受けてブランドには加わらない、という使い方はできません。
- 製造をしていない:仕入れて売るだけの事業者は対象外の見込みです。製造を他者に委託している場合は含まれます。
- 市税の滞納がある:市税に滞納がないことが条件です。納付状況は申請の前に確かめます。
- 外部専門家の支援を受けない:商品開発に対する外部専門家の支援は、事業の要件です。
似た制度との違い・併用
展示会への出展だけが目的なら、市には別の制度があります。出展の費用を補う制度で、新商品の開発を条件にしていません。
この補助金と他の補助金を併用できるかは、公式ページに記載がありません。両方を考えているなら、先に産業振興課へ相談してください。
よくある質問
令和8年度の募集はありましたか?
令和8年度も募集があり、市の審査委員会が7月13日から24日に書面審査を開いています。申請は6事業計画でした。令和7年度は6月2日から7月18日までの募集でした。令和9年度の募集は確認できていないので、時期は産業振興課 工業係(電話 083-232-7214)に聞くのが確実です。募集が出るまでに、外部専門家の候補と開発したい商品の方向を固めておくと動きやすくなります。
個人事業主でも申請できますか?
公式ページには「市内に本社又は主たる事業所を有する中小企業者」とだけ書かれていて、個人事業主を含むかの記載はありません。個人事業主の場合は、主たる事業所が市内にあることに加えて、中小企業者に当たるかを産業振興課に確かめてください。申請を考えた段階で、事業の形態と市税の納付状況を伝えて相談すると、無駄な準備を避けられます。
自社で製造していなくても対象になりますか?
対象になります。公式ページに「他者に委託をして製造する場合を含む」と書かれているためです。自社に工場がなく、委託先で作ってもらっている事業者も申請できます。委託先との契約で、商品の仕様や権利がどちらにあるかは、申請の前に整理しておくと相談しやすくなります。仕入れた商品を売るだけの事業者は、製造する事業者に当たらず、対象外の見込みです。
飲食店は対象になりますか?
公式ページに、飲食店についての記載はありません。対象は「食料品又は飲料を製造するもの」です。調理して客に出すだけの営業は、製造に当たらないと読めます。一方、店の看板商品を製造して販売しているなら、製造の実態があるかを見てもらう余地があります。自店の事業内容を説明したうえで、産業振興課の判断を仰いでください。
「おいしも!たのしも!」認定産品になるとどうなりますか?
補助対象事業で新商品を開発したあと、市長が別に定める手続を経て、その商品が認定産品になります。申請者は、この認定産品化に同意していることが条件です。認定産品になったあとの具体的なPRの内容や義務は、記者発表資料に書かれていません。同意する前に、手続の中身と事業者側の負担を産業振興課に確かめておくと安心です。
ワーキンググループには何をしに参加するのですか?
申請の条件は「ワーキンググループやプロモーションイベント等に積極的に参画する意思があること」です。参加の頻度、時間、費用負担といった具体的な内容は、記者発表資料に書かれていません。プロジェクトに賛同し、市が定める「下関産品事業者ミッション」に基づいて動くことが求められます。負担の大きさは、募集時の案内か産業振興課で確かめてください。
外部専門家とは、どんな人に頼めばよいですか?
公式ページには、ブランディング、マーケティング、食品表示などに関する外部専門家の支援を受ける事業であること、とあります。誰に頼めば要件を満たすのか、資格の指定があるのかは書かれていません。専門家を決める前に、その人の支援内容が要件に合うかを産業振興課に確かめてください。コンサル料は補助対象経費に入ります。
成分分析は必ず受ける必要がありますか?
分析機関で成分分析を受けることが、事業の要件です。ただし、市が同等の根拠があると認める場合は、受けなくてもかまいません。同等の根拠にどんな資料が当たるかは、公式ページに書かれていません。すでに成分表や分析結果を持っている商品なら、申請の前に産業振興課へ見せて、免除になるかを聞いておくとよいです。
展示会の出展費は補助されますか?
補助されます。対象経費の例に「展示会等催事出展費」が挙がっています。ただし、補助の目的は新商品の開発です。展示会に出ること自体が目的の出展は、この補助金の趣旨から外れます。新商品のテストマーケティングとして出る場合は、事業計画の中に位置づけておくと説明しやすくなります。単独の出展には、別の出展支援の制度があります。
補助金はいつ受け取れますか?
公式ページには、交付決定や支払いの時期が書かれていません。補助額は「対象経費の実支出額」の半分なので、先に自社で費用を支払い、あとで補助を受ける流れと読めます。開発の期間中は、コンサル料や原材料費を立て替えられる資金が必要です。支払いの時期と請求の手順は、募集時の案内で確かめてください。
申請書はどこに出しますか?
下関市産業振興部 産業振興課 工業係(下関市南部町21番19号 下関商工会館4階)に、持参か郵送で出します。令和7年度は最終日の7月18日が必着でした。問い合わせは電話 083-232-7214、ファクスは 083-235-0910 です。郵送の場合は、締切の日に届くように、余裕をもって発送してください。
