工場のボイラーや乾燥設備を、エネルギー効率の高い産業ヒートポンプに入れ替えたい。そう考えても、設備費の大きさが導入の壁になります。この壁を下げていたのが、先進的省エネルギー投資促進支援事業費補助金の「産業ヒートポンプ」枠です。この記事で扱う令和4年度分は、2022年7月15日で募集を終了しています。
上限は2,000万円、補助率は定額。国内で事業活動を営む事業者が対象で、省エネルギー性能の高い産業ヒートポンプの導入費用の一部を支援する制度でした。
産業ヒートポンプ補助金(R4)の要点まとめ
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 申請者 | 事業者(法人・個人事業主) |
| 制度名 | 令和4年度 先進的省エネルギー投資促進支援事業費補助金【産業ヒートポンプ】 |
| 対象業種 | 汎用 |
| 利用目的 | 設備投資、脱炭素・省エネ |
| 対象地域 | 全国 |
| 従業員数 | 規定なし |
| 補助上限額 | 上限2,000万円 |
| 補助率 | 定額 |
| 申請受付 | 終了(〜2022年7月15日) |
| 公式サイト | 一般社団法人環境共創イニシアチブ(SII) |

「定額」補助という珍しさ
一般的な設備投資補助金は「投資額の何割」という補助率で計算されますが、この制度はエネルギー消費効率の基準を満たす設備であれば、定額で補助額が決まるという珍しい設計です。導入する設備の性能が、そのまま補助額の算定基準になります。
対象になりやすい設備の例です。
- 工場の熱源設備を高効率な産業ヒートポンプに更新する
- 乾燥・加熱工程の熱源をヒートポンプ化する
補助金の上限・下限に幅がある
この事業は補助金上限が15億円/年度、下限が事業実施年数×100万円という枠組みで運用されていました。産業ヒートポンプ単体の枠では上限2,000万円が目安とされており、事業全体の規模と個別設備の上限を混同しないよう注意が必要です。
今から申請できるか
この記事で扱う令和4年度分は2022年7月15日で終わっています。省エネルギー投資促進支援事業は年度ごとに継続実施されている制度で、SIIまたはヒートポンプ・蓄熱センターのホームページで最新年度の公募状況を確認するという手があります。
よくある質問
今から申請できますか?
できません。この記事で扱う令和4年度分は2022年7月15日で終了しています。最新年度の公募状況はSIIの公式ページで確認してください。
補助率2分の1などではなく「定額」なのはなぜですか?
エネルギー消費効率の基準を満たす設備を対象に、性能に応じて定額の補助額が設定される仕組みだからです。
どんな業種でも申請できますか?
国内で事業活動を営む事業者であれば、業種は限定されない傾向にあります。
